もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

阿蘇大橋が完成したぞー

日本ミツバチ入居募集中

去年から冬眠前のヒグマみたいに毎朝舐めていた日本ミツバチのハチミツも最後の一瓶となった。

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昨年5月頃にはハチマンションにも6群いたのだが、夜逃げしたり自滅したりで、今1群だけ残っている。4月初旬頃から分蜂が始まるので、5月中旬頃までに、あの手この手猫の手までも動員し捕獲しなければならない。

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幸い今の巣群が旺盛で、子育ての為の花粉を両手に蓄え、さかんに運んでいる。しかし蜂の誘引武器となる「キンリョウヘン」が今年も育ってない。

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花芽も小さいので、4月の捕獲開幕には間に合いそうにない。早くからハウスの中に入れておけばよかったのだが、とにかく今までにない寒い日があったので、去年冬を越したパイナップルまでも枯れてしまった。近くのハチ仲間も以前に比べて、巣群が激減しているので、なんとか今年は皆で盛り返さなければならない。

阿蘇大橋開通

熊本地震で南阿蘇に通じる大橋が100m下の川に崩壊した。高森、宮崎方面に主要なルートでもあり、4年11か月も不便な状態だった。

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橋の高さは100m程あり、通行するには少し尻がムズムズしそうな感じではあるが、当初開通予定より1年4か月も工期が短縮されたという。さすが日本である。経費も随分浮いたことだろう。

開通1週間後ではあったが、南阿蘇に用事があったので、初渡りを楽しもうと思ったのだが、橋の手前から渋滞が発生しており、やむなく、別ルートを通行した。それでも渋滞気味で、久しぶりに人出を感じる。

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しばらく走ったら原因が分かった。阿蘇高原の春の行事である「野焼き」が至る所で行われ、道路付近では交通整理がなされていた。阿蘇の野焼きも最近人出が足らず、継続に苦労している様だが、文献によると野焼きも1000年以上続いているらしい。ススキの原野も長くは続かず、阿蘇の原野の風景は、1万年以上変わらず、ギャートルズに聞いてみないと分からないが、縄文人も同じ風景を見ていたとの事である。

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今日の目指す場所は「ランチ&カフェふわら」で、近くに看板が出ている。この付近も野焼きの煙や、枯れ草の燃えた灰が飛んできている。

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お店は民家を一部改造したような作りで、創作料理のお店になる。予約のコース料理がメインでお店で作られるパンやケーキなども大変美味しい。

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この日は「ふわら御前」を頂くが、今が旬のタケノコご飯が美味しい。我が家のタケノコももうすぐ登場する時期なのだが、最近はイノシシさんが先に味見をされて、後で出てくるのを楽しみにしなければならない。

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とりあえず、満腹になり本日の本題であるコーヒーの話である。ここのオーナーさんが、家の親戚の知人と言う事で、我が家の自家焙煎「santoukan珈琲」を置いていいよとの話から、プレゼンにお伺いした次第であった。美味しいケーキを頂いた後、店舗の特等席に置かせてもらった。しばらくお試しではあるが、阿蘇の大橋が開通したおかげで我が家からは30分ほどで行ける。南阿蘇の風景を見ながらときどきドライブができればありがたい。

 

人動肥料散布機「金次郎」を作る

桃の節句を迎え、近くの有機栽培農家Fさんから花と野菜を頂いた。

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Fさんは、もう40年ほど有機栽培でいろいろな作物を作られている。有機栽培を志す、新規就農者の研修生を受け入れておられ、その道の先生である。

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一度キュウリを頂いたときその美味しさにびっくりしたことがある。我が家も無農薬で栽培しているのだが、地力が違うのだろうか、ここの野菜は味がいい。一度害虫で困っていたので対策を聞いたら、手で取っていると言われた。効率しか考えない自分にはとても真似ができない。ハンディ掃除機で吸い込む位しか思いつかない。

それでも今年から、農業にも力を入れる覚悟でいるので、嫁から有機肥料の散布手伝いを命じられた時、「了解しました」と承知したのだが、なんでもザルに肥料を入れて畑に振りまくとの事だ。今までもそうやって来たのかと問うと、そうだといった「オーマイガー」

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肥料の容量が1袋40ℓとある。ザルには1回10ℓ程しか持てないので計算すれば、4回で1袋終了となる。これをすべて振るには、年寄りの健康の為の散歩では済まず、相当歩かなければならない。考えただけで、戦意消失してしまう。もう少し楽な方法があるからと嫁に作業を翌日に延ばしてもらい、すぐに作れる肥料散布機を考える事にした。

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我が家には、小さいが「燃える男の赤いトラクター」がある。こいつを何とか利用し、運搬係をさせる事にした。

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肥料をロータリーの上にのせて、後ろから歩きながら適量を散布する計画である。本当は、手元のレバーで、振る量を調整しながら、落としていくようにしたいのだが、数時間で作らなければならないので、初号機はその辺にあるもので作らなければならない。

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二宮金次郎が背中に薪をおんぶして本を読んでいた銅像を思い出し、トラクターにも、おんぶする部品を付けて、肥料を載せることにした。

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普段取り外せるよう、セッティングは、ボルト2本で出来るようにした。強度もあるので、他にも使い道がありそうだ。木材の部分を塗装し、二宮様の名前を頂き「Kingirou」初号機とした。

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早速畑で使ってみる。オプションで大きめのプラスコップとサイドにはビニールを切るカッターナイフを常備した。このロータリーの上には肥料が別に3袋程乗せれるので、1回の積込みで160ℓの肥料が散布可能となる。手に持つザルに比べ16倍の効率である。

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実際に使ってみた。トラクターは自分でゆっくり真直ぐ動くので、自動運転でもいいのだが、嫁はトラクターの運転はできないので、自分が運転と肥料の補充係を担当した。嫁が歩きながら肥料を振りまいた。

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結構予定より早く終わったらしい。今後もよろしく頼むぞと嫁から言われた。作業終了後の検査は、猫の弥太郎が担当しているが、畑でもあり今回は見慣れぬ鳥が来た。

日本の野鳥図鑑を見ると「セグロセキレイ」が近いみたいだ。トラクターで畑を耕したりすると、大体カラスが千鳥足でやってくる。土壌消毒とかしないから、我が家の畑にはコガネムシの幼虫やミミズ等が住んでいる。本来であれば、落ち葉など腐葉土にして入れればいいのだろうけど、あまりにも手間が掛かるので、とりあえずこれでいってみよう。

パソコンをダイエットする

資金集めの方法として、クラウドファンディングが多流行である。いろいろと問題も出て来てるようだが、アイデアを具現化するには手早いシステムである。いつも愛用していた「岩永醤油」が昨年の水害で被害を受け、この方法で資金調達の募集をした。

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殆どの在庫が流出したらしく、工場再建に、300万円から始めて、すぐに1000万円を超えて終了した。

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自分も応募していたので、しばらくしてお礼のメールが届いた。この後、4月頃ではあるが、小さなボトル3本が送られてくる。少しでも前に進めば、モチベーションも上がってくる。コロナ対策も連日ワクチンの話で何が何だか分からなくなってきているが、それでも少しづつ前に進んでいる。

今我が家に何台かのパソコンがあるが、一番古いディスクトップパソコンが2011年製だから、丁度10年になる。

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仕事用で使っていて、使用頻度はそんなにはないが、画面が大きいので使いやすい。古くても、CPUはインテルのi5で、ストレージも1TBある。しかし、立ち上がりが随分遅くなった。急いでネットを見たい時など、マウスをカチャカチャして催促しながら待たねばならぬ。それに、HDDだから、もういつ壊れてもおかしくない。HDDが壊れたら、ウインドウズも立ち上がらないので、今までのデーターが使えなってしまう。10年も使い、もう元は取れているので、データーを移行して新たに買ってもいいのだが、HDDに変わるSSDが随分お安くなったので、この際ストレージを入れ替える事にした。

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やり方次第では、取返しの付かない事になるので、一番簡単で、失敗のない方法で行うことにした。まずコピー先のSSDが容量1000GB で、11000円。パソコンを介さずにすべてを丸コピーする機器が4,000円で、締めて部品代が15,000円だった。SSDはさすがに小さく中身は半導体なので、石でできているようなものだ。ショック電圧には弱いが耐久性はある。HDDは中に機械式のモーターが入っていて、恐ろしく速い速度で回転しているので、耐用年数は限られている。

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本体を裏返しにして背中から身ぐるみを剥いでいく。たいていカバーは下板とぱっか~んとハマっているので、ネジをはずしてもすぐには外れない。マイナスドライバーを隙間に入れて外していく。外れなくても割れる寸前までは頑張ってドライバーでテンションを掛ける。もし割れても自己責任だから驚くことは無い。

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中は大した部品点数は入って無い。左にエンジン部分であるCPUがあり、その上にメモリーが並んでいる。中央にCPUを冷やすファンが付いているがあまりゴミが痞えてないので、無理はしていないのだろう。上にお目当てのHDDが鉄板の下に取り付けてある。何本かの取付ネジを外せば簡単に取り出すことができる。

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パソコンは東芝製であるが、HDDは中国製の1000GB の容量が付いていた。代替品は同等以上の容量が必要だが、HDDの容量は1,000GB表示でも実装は930GB位しかないから1000GB表示のクラーシャルのSSDにした。アメリカの会社の製品だが、人気のブランドである。

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コピー機にセットして、コーヒーでも飲みながら、3時間程すれば完全なクローンが完成する。あとは静かなところにコピー元は、ないないしておけば、SSDが壊れてもクローンがいくつでも再生できる。これは、人間の場合でも出来るかもしれないが、やはり脳みその中身は年老いたほうがよさそうな気がする。

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大きさからして4分の1くらいになった。だれも中をのぞくものはいないが、何となくお腹周りの脂肪が減って、ウエストが10cmほど縮んだかんじだ。

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元に戻してスイッチを入れてみる。当然何事もなかったようにパソコンが立ち上がる。いままで、最初にウイーンと音がしていたのが、静かにウインドウズの画面が現れた。20秒前後で立ち上がる。以前から比べ相当な時間短縮になった。どこまで使えるか判らないが、新品交換よりはるかによさそうである。

 

 

パンパカパーン100歳の誕生日

今日は、日中の気温が24度程上がったが、3日後の気象予報では最低温度がマイナス7度となっている。それは無いだろうと思うが、驚くほど気象が変化する。それでも、我が家の紅梅は今年も変わらず花を咲かせた。

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普通の梅も負けじと蕾を膨らませているが、よく眺めたら鳥の巣がある。

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まだ卵を孵化する時期ではないので、多分去年のものだろう。結構大きいので山鳩と思われる。同じ巣には入らないので、壊して巣箱を置いてみようかと思う。

それにしても、自然は容赦ない。コロナ渦がやっと下火なりつつあるのに、東北で又地震が起こった。10年前の事が頭をよぎり、被災された方は、生きた心地はしなかっただろう。この寒い中、停電や断水でしばらくは不便な生活が強いられる。早く落ち着くことを願うばかりだ。

昨日まで、テレビのニュースは、森さんと後継者の話題ばかりだった。以前も失言で痛い目にあったのだが、全く学習できてない。不用意な発言と言っていたが、その後適切な発言を用意しておけばよかったのに、火に油までかけてしまい、救いようがなくなってしまった。総理まで上り詰めた人だからよっぽど他に得意技があったのかしれないが、とにかく貝になった方がよさそうである。

それでも、タレントやボランティアの人達の辞退は残念である。森さんがどうであれ、あれだけ喜んだ「東京オリンピック」だから、成功に導くため皆で応援したい。復帰される事を期待したい。

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東京オリンピック開催が決まったのは、2013年だった。母の歳が92歳だったので、7年間長生きすれば、運良く見れるかもしれないと思っていたが、すでにその年を超えて、100歳の誕生日をむかえてしまった。

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この日は、お世話になっているデイサービスセンターから、頭と胸に飾りをつけてご機嫌で帰ってきた。何日か前から百歳のお祝いをして頂くような話は聞いていたが、くすだまを割ったり、紅白饅頭を食べたりとお祝い一色だったらしい。

翌日が誕生日だったので、我が家も身近な家族が集まり、お祝いをした。

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大きな蝋燭が10本並び、一気にはいかなかったが、自分で蝋燭を吹き消した。とにかく胃が丈夫なので、ごちそうがあればご機嫌である。嵐のファンなので、なんちゃってではあるが、推しメンの大野君と記念撮影。

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とりあえず目標である100歳には手が届いた。次はオリンピックまでと、転ばぬ用注意が必要だ。大正、昭和、平成、令和と生きて、戦争、地震、コロナも体験した。父は83歳で亡くなったが、土産話も盛りだくさんである。

 

 

本の断捨離

本の整理

何年か前、倉庫に棚を作り、読み終わって捨てきれない雑誌等を保管していた。特に読み返すわけではないのだが、捨てるには忍びないので、何時か見るかもしれないと取っておいた。とは言えほとんど再読することは無く何年も手つかずで、この際一気に処分することにした。

新聞や雑誌類は地区の子供会などの廃品回収に出しているが、重い本類は有難迷惑されるので、コンテナに入れてリサイクル業者に持ち込んだ。

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丁度軽トラ1台分で、コンテナ21個あった。なつかしい「おれは直角」という漫画本のセット等もあったが、眺めると又保管しそうなので、有無を言わさず詰め込んだ。

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民間のリサイクル場は空いていて、すぐに真ん中の計量器に乗る事が出来た。計量終了のチャイムが鳴ると、雑誌類を降ろす場所へ案内され、そこでさらに仕分けされる。荷下ろしが終わり再度計量すると重量が計算され、いくらかのお金がもらえる。今回の計算では、キロ当たり4円×390キロの1560円だった。さらに5円×50キロの250円が計算されているが、それは引いてあった。伝票を見ると、古紙処理費としてある。つまり再生できない本が混じっているので逆にお金がかかるのだ。差し引き1310円もらったので、コンビニで、飲み物と、嫁にあんまんを買った。しばし笑顔になりお腹はポッテリとなったが、倉庫はスッキリした。

 

熊本弁まっだし

新聞の、読者投稿欄で「熊本弁まっだし」というコーナーがある。60歳以上位の方たちが投稿していて、原稿は勿論熊本弁である。方便だからわかるニュアンスで思わず笑ってしまう。玉名地区では熊本弁に番付して、地域振興に使っている。

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今や、地元であっても絵文字やスタンプで会話する若い人にはハングル語と間違えそうである。昔は高卒で、関東や関西に就職するものが多かった。正月に里帰りして、標準語の後にサーを付けるのが可笑しかったが、小さいうちに少しでも標準語をしゃべれるよう小学生の時、校長先生が「ことば使いの紙」を発明された。ゲーム感覚で標準語がしゃべれるようになる画期的なアイデアであった。

一人に20枚のカードを持たせ、お互いに会話をしている時、方言をしゃべったら相手に1枚やらなければならない。1ヶ月で清算し、カードが多いものはよく標準語が使えたと褒められる。ただし学校内のルールで、学校の校門を出たらルールが解除となり、男気じゃんけんではないが、元の木阿弥となってしまう。半年程続いたが、皆飽きてしまいいつの間にか無くなったが、昔だからできた事で、なんともアナログで面白い。

稲荷祭り

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2月3日は初午で、恒例の稲荷祭りだった。持ち回りで行われていて、今年の担当区がなかなか気合が入っていた。何本かある鉄製の鳥居を全部赤いペンキで塗装してあった。天気も良かったこともあり、最近では一番の賑わいであった。

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小さな祠ではあるが、戦時中の村からの出兵は、ここから送り出されていた。雨が長く降らない時は「雨乞い」もしていたらしい。

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集まるのは、高齢者がほとんどで、ここでは熊本弁が飛び交う。

「どぎゃんな、ちょうしゃヨカかいた?」「なんさま腰もツン曲がってヒザとアドのいとうしてムネコン」「そらーほがくにゃこつ用心しとかにゃばな」と言った調子で、外国に来たようだ。不思議なもんで、歳をとってくると熊本弁がよりスムーズになってくる。

Wi-Fiを移動する

我が家の椿が今年も満開になった。最近出歩くことが減って今何月なのかも気にしなくなってしまった。花が散った山茶花の後を引き受け、今から来るメジロを待っている。しばらくは咲いてくれるだろう。

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今週は、町長と町会議員のW選挙で、本来選挙カーが入れ替わり立ち代わり回って来るところだが、今や町会議員は人気が無く定員割れ寸前となった。戦わなくて勝てるのならと、ラッキー的な人も加わり無投票の全員当選となった。町長選の方は新人2人の一騎打ちとなったが、皆お家に引きこもっているので、選挙カーが来ても遠くの祭りのようである。

スマホ

最近本を読まなくなった。視力が以前より落ちたこともあり、小さな活字に集中しなくなった。それでもベストセラー本になるとやっぱり気になる。毎週熊日新聞に今週のベストセラー10位がのってくる。その中で「スマホ脳」が熊本で1位だった。今までガラケーで良いと言ってた人も知らずと、画面を指でなぞっている。最近は楽天の自社回線まで参入し、4Gやら5GやらそのうちイボGやキレGまで登場しそうである。

本屋さんでこの本が目立つところに置いてあった。その帯に書かれている内容を見て、思わず買ってしまった。

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スティーブ・ジョブズはなぜ我が子にipadを触らせなかったのか?」あんなにアップル商品を売っておいてそれは無いだろう。なんで?と思いつい買ってしまった。

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中を読むと何の事はない「ジョブスは制限しながら我が子に使わせた」と書いてある。批評するわけではないが、中身もくどくど同じような事が書いてあり、要は節度を持って使わないと、依存症になってしまうというようなお話だった。まあこれは何にでもいえる事である。今や、スマホやパソコンはこのコロナ渦では必要不可欠なアイテムになってしまったので、いまや傍にないと不安になり、独りぼっちになってしまうのだ。

今、情報の伝達手段は驚くほど進化し、この後どこまで変わっていくのか想像もつかない。自分たちの子供のころは電話すら自宅になかった。親戚の叔父さんが営む万屋さんに電話があり、区民にかかる電話を一手に引き受けていた。かかってくれば区内に呼び出しの一斉放送が流れる。自分の呼び出しであれば、10分以内に再度かかってくる電話を取るため一目散で電話の前に立たなければならない。だから話すときはぜーぜーと息を切らしながら会話することになる。ところが今ではどこでもつながる事が前提なので、しばらく音信不通になるだけで、「どぎゃんかしとらんどかー」と心配になる。

最近名古屋の義姉がスマホのスクールでLINEを覚えた。まだ所々留学生のような文章になるが、嫁との会話はラインの映像でするようになった。我が家では2個のWi-Fi無線機を備えているが、自宅隣の事務所に置いてるため時々通話が不安定となり画像が固まったりする。夜の暗いときでもスマホを抱え、ベランダをウロウロするので、LANケーブルで延長し自宅内に取り付けることにした。

Wi-Fiの移動

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エアコンの上の柱付近が目立たず部屋中電波が届きそうなので、ここに移動することにした。LANケーブルはエアコンの配管穴から入れて、電源も近くから引けばあまり目立たない。

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Wi-Fi親機2台と電源コンセントが収まる箱を作った。 

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本体と電源部が収まったので、このまま梁の上にのせて、ケーブルをつなげばもう完成である。

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梁の上で少しだけ顔を見せているが、何とか目立たずに移設ができた。おかげで通信の状態は改善され、夜に嫁がベランダでうろつくこともなくなった。

来週から2月である。早く暖かくなって欲しい。去年寒さに耐えたパイナップルもビニールで囲っていたが枯れてしまい。バオバブの木もしおれてしまった。とにかく寒暖の差が激しく植物も生きていくのが大変である。

孫に安心のブランコを作る

内科クリニックに行く

家庭での暖房の主流はエアコンと思うが、昔はコタツが一般的で、家族そろってミカンを剥きながらテレビを見るのが一つの楽しみでもあった。自分の部屋にも電気コタツを置いていて、クッションを背にコタツの中から首だけをだして録画したBS放送の「明蘭」を見るのが今の楽しみである。ところが、コタツの中で丸まっていても、左の足首付近がサロンパスを貼ったような寒さがする。コタツの真ん中においても冷たく感じるのだ。2日しても治らないので、ネットで調べたら恐ろしい事が書いてあった。足の血管に血栓ができて詰まっていて、血流が悪くなっている場合、血栓は頭に飛んだりして、脳梗塞や、心筋梗塞の原因になる事もあるので、早く病院を受診したほうが良いと書いてある。正月からの腰痛が治りかけているのにまた一つ心配事が増えてしまった。でも何かのメッセージだろうし、病気にはなりたくないので、その手の専門の病院で見てもらうことにした。

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熊本市内の内科クリニックではあるが、イケアの展示場みたいである。あまりの外観に入り口を間違え、隣りの薬局に車を止めてしまった。コロナの事もあり、今の時期の病院など出来れば遠慮したいのだが、さすがにコロナ対策は十分にとられているようで、中の待合室はまばらに人が座っていた。お医者様が3人いらっしゃるので、待ち時間は少ないだろうと思ったが、実は大繁盛のクリニックで、車の中の待機組や予約組が潜んでいて、9時受付の12時30分に診察、検査が始まり、終わったのは13時30分だった。検査は両腕と両足首の血圧測定と、血管年齢測定が同時に行われた。腕の圧迫はそうでもないが、足首のほうは、万力で絞めてるかのように痛い。診察台の上で仰向けになり、装置をセットする。干からびたスルメイカみたいにじっと動かず緊張していると、測定途中で看護師の方が「あれーおかしいゾ」と言い出した。こっちはナーバスになっているのに「そんなことを言うか」とびびっていたら、「あっ線が1本外れてるこんなこともあるんだー」「よしOK最初から行きますー」おおお願いしマンモス。

結局検査数値は異常なかったようで、日頃なるべく歩いてください。これ以上の精密検査はいらないでしょうと言われた。ほっとしたのか、病院から帰る時は、足のひえひえは半分以上良くなっていた。

ブランコを作る

1歳7か月になる孫が、最近ブランコに乗りたがる。公園で乗った事があるのか、我が家に気てブリンコ、ブリンコと言う。まだ小さいので、ブランコに一人で乗って後ろにひっくり返りでもしたら心配である。それでも、ジジとしては点数を稼がなければならないので、一人で乗れるブランコを作る事にした。

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軽トラ置き場の横にスペースがあるので、この辺りに取り付けて、いつでも取り外せるようにする。頭の中で完成品をイメージし、ホームセンターで材料を物色した。

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座るところが板では、後ろに落ちるので、体を包むように箱を作ろうと思っていたら、肥料の散布桶が丁度良い大きさと形で売ってあった。強度も20㎏はいけそうだったので、これを上から吊るせばもうできたようなものだ。材料はベルトロープが自宅にあったので、2800円程度で済んだ。

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落ちたら困るので、やや大きめのボルトネジで固定する。鎖はいつでも取外し可能だ。

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上からぶら下げて様子をみる。横にぶれないように、上部を広げて取り付けた。下がコンクリートなので、遊ぶときは、キャンプシートを敷くことにする。

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体が丁度収まるように、前面にしるしをいれて、サンダーで加工する。

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グリーンの綿テープが手元になかったので、ちょっと見苦しいが、茶色のテープで、切り口を滑らかにする。

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ほぼ完成したので、肉球建築士の弥太郎に強度を検査してもらう。検査料はお約束のチュールが待っている。

日曜日にブリンコ、ブリンコを連呼しながら孫が遊びに来た。

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丁度いい塩梅に座れるし、一人で乗っても落ちることは無いだろう。しばらくはご満悦で、遊んでいた。この横に、以前作ったすべり台があり、2つの遊具は完成した。次の遊具は、暖かくなってから、砂場を作る事にしよう。