もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

薪ストーブ煙突を取り付ける

 いよいよ煙突工事だ。設計した煙突部材も到着。足場も知り合いから借りてきた。

思い起こせば、煙突にはいろいろ泣かされた。今回のストーブは2台目で、最初はキッチンにつけていた。何も分からず、単純に、煙を外に出せば何とかなると思っていた。 壁出し方式で、2m程横引きしたため、排煙が悪く、さらに嫁が、換気扇を回すものだから、煙が逆流し、火災報知器まで作動「火事です!火事です!」と連呼した。これではヤバすぎると思い、いろいろと調べてみると、燃焼した煙の排煙には上昇気流を作り出し、良く乾燥した薪を燃やし、ストーブ内への空気の量を、上手にコントロールしなければならないようだ。

それならばと天井と屋根を打ち抜き垂直に煙突を立てた。それからは恐ろしいほど燃え、そこそこ使えるようになったのだが、熊本地震で、崩壊してしまった。

 というわけで、今回はちゃんと設計し、室外は二重煙突にした。

 

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まず室内側から煙突の取り出し口をパッカーンと開ける。

外壁も負けずにパッカーンと開ける。

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この四角い穴にメガネ石をはめ込むのだが、メガネ石の値段が結構高い。あんなもの石膏かセメントで作れば簡単に、10分の1くらいの値段でできるのだが、地震で頭の上にでも落ちたら大変なので、重量の軽いホンマのメガネ石を使った。

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足場を組んで、煙突の外側を組んでいく。一人での作業なので、垂直が取れているか心配だ。

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そんなこんなで1日半程かかり、なんとか完成した。

最初、煙突を設計していたらエライ高額になった。なんとか費用を抑えるため、ホンマと熊本の「ノザキ産業」の煙突を混合したのだが、ノザキ産業の煙突は意外と使えた。ホンマと同程度の製品で、価格も3割以上安い。大変助かった。

 さあ次回はいよいよ燃焼テストだ。