土落とし系の掃除に重宝するのが高圧洗浄機だ。ひとたび高圧水を吹きかけると、汚れの下から真新しい素肌が出てくる。面白くて、使いだしたらやめられないが、動力は電気と水が必要で、どこでもすぐ使えるものではない。それなりの準備がいる。
最初ケルヒャーを買った。水圧は強かったが、3年くらいで高圧タンクから水漏れが始まった。ちょっと重症なので、修理せず、マキタの業務用「MHW710」を買った。
この機種は水圧も高く、水道直結でもタンクからでも使えた。しかしほどなくして高圧ホースから水漏れした。一度は交換したが、しばらくして高圧ノズルが壊れた。
もうこの道具買っちゃいけないのねと思いながらも、今度はタンク式の洗浄機を見つけた。アイリスオーヤマPTK55だ。
電気さえあれば好きなところで使える。これはいい。買った人のレビューをみるとパワーは無く、とにかくうるさいらしい。でも安い。ダメでも高圧ホースやノズルはマキタに使えるだろうと、購入決定。
ダメもとで買ったが、このポテンシャルの低さがちょうどよかった。
力がないので、消費電力も少なく、遠くまで延長コードが使える。
力がないので、水の消費も少なく、1回満タンで5分以上使える。
音がうるさいので、一生懸命仕事しているように見える。
一番の使いどころは、コンテナの洗浄だ。マキタではコンテナが吹き飛んでいたが、これは力がないので、程よく洗える。
洗いだしたら楽しくて、いくつもいける。この機種は、高圧洗浄機よりも「コンテナ洗浄機」にしたほうが良いかもしれない。2年ほど使うが意外と故障はなく、嫁が使える少ない道具の一つだ。