早く寒くならないかなと待っていたが、まだまだ暖房機はお呼びでない天気が続いている。飾りじゃないのだから、とりあえず慣らし運転をしてみる。場合によっては何かしらの対策が必要になるかもしれないから。
嫁は、「えっ燃やすの?消化器はどこにあるの?なければ買ってきておいて、家は燃やさんでね」と、上手にいくのかあまり信用していない。
木くずと灯油で作った特製の着火剤に木工で出た板材などをてんこ盛りにして、着火してみる。
このストーブは、3か所の空気取り入れ口がある。下のレバーと灰だし扉のツマミからそして、上部のツマミからだ。まずは全開した状態で点火した。
静かに立ち上がった炎は、着火剤が必要ない程メラメラとすぐに燃え上がった。まったく手前に煙が出てくることなくぐんぐん空気を吸い込んでいく。「おーやったバイ、やりばなし燃えだした」
煙も最初出ていたが、程なくして、ほとんど出なくなった。
運転に関しても、燃焼のコントロールが驚くほど、細やかに調整できる。
燃焼室が大きいので、しばらく燃やした後では、大きな薪も難なく燃やすことができ、燃焼の微調整により、細く長く燃やせる。
前に使っていたホンマMS406TXにくらべると月とすっぽん、車とリヤカーくらいの差がかんじられる。
特筆なのは、扉の上にある空気取り入れ口の効果だ。空気がエアーカーテンみたいにガラスドアを掃除しながら、薪へ降り注ぐ。おかげで、全面ガラスにつくはずのススが極端に抑えられる。
2回目の慣らし運転をした。薪作りが間に合ってないので、燻製を作るためにストックしていた桜の木やモチノキ、杉などを燃やしたが、よく燃えた。
昨年もらった雑木が、長いまま保存してあり、寒くなる前に早く薪の作成にかからなければならぬ。