もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

日本ミツバチも冬に備えるのだ

 現在我が家の蜂マンション「ハニーヒル」には4つのグループに入居いただいてる。11月の中頃なのに、今年は暖かい。ハチさんは、春に2~4つ程巣分かれし、子孫を増やしながら、1年を生き長らえ、翌春を迎える。その間、スムシやスズメバチの攻撃、大雨、台風などの災害を乗り越えなければならない。つまずいた巣群は逃げたり消滅したりする。

 そんな過酷な蜂生も、冬から春にかけて、食べ物がなくなる大変な時期に差し掛かる。キリギリスみたいな生活では到底冬は越せない。そんなわけで今はしっかりと蜜をためている。悪い人達に貴重なハチミツをとられることがあるが、本当は、自分たちの備蓄食料なのだ。

f:id:santoukan8:20181113201234j:plain

 これは4号棟になる。人の好いご主人さまが、蜂さんのために、快適設計し、防犯防災、地震にも強い。実際熊本地震でも、蜂マンションは無事だった。

 4階建ての上から2段が蜜が蓄えられていて、その下に、食料の花粉があり、一番下に、子供たちの部屋がある。ハチさんたちは一番下に群がっていて、女王バチが1匹で子供を量産している。

f:id:santoukan8:20181113211548j:plain

 入り口には門番が居て、不審者には攻撃を仕掛ける。外回りの蜂は担当があり、花粉係と花蜜収集係に分かれている。内勤は、子育て係や、掃除係、女王様の世話係と、辞令もないのに上手に分かれて働く。

f:id:santoukan8:20181113212214j:plain

 その汗水たらして集めた蜜を家賃として人間が頂く。この頂き方で、来期のミツバチの運命が決まる。欲張って蜜をとると、冬場の食料が不足し、蜂さんたちは死んでしまう。飼い主は優しさが必要なのだ。

 今年はスムシの攻撃も少なく。おいしい蜜が採れた。蜂群も元気である。

花の少しでも咲いてるうちに食料をいっぱい貯めておいてもらいたい。