最近あおり運転が問題になり、人気のドラレコが品切れ状態だ。穏やかな日本人も、運転中に、クラクションを鳴らされたりすると、すぐ切れる人が多い。東南アジアの混雑したところでは、しょっちゅうクラクションをビービー鳴らすがあまり怒った様子はない。慣れてる事もあるかもしれないが、音自体が小さいし、少し間抜けな音がする。日本も少しばかりホーンの音を絞って、チャルメラや、ご当地の方便で「すんまっせーん」とかしゃべるホーンにしたら少しはあおり運転も減るかもしれない。
ドラレコは、早くからつけようと思っていたが、新型Nボックスは、ホンダセンシングというドライブ安全機能が豊富についている。自分のNボックスは前期モデルの為、そういった機能はついていない。最近はドライブレコーダーにある程度の運転支援機能がついている物があるので、前後録画できるドラレコをつけることにした。
いまドラレコは多くの機種が販売されている。価格もピンキリで、同等品と思われても日本製と中国製では3~5倍の差がある。はっきり言って何を買えばいいかわからない状態だ。
今回は、日本製、前後カメラ、運転支援機能付で機種を選定し、今一番人気のコムテックZDR-015(2万5千円位)を買おうと思ったのだが、ワーテックスのDASTDVR-ADASTにした。機能は殆ど変わらず、1万5千円あればおつりがくる。それに日本製だから、不具合があってもなにかしら対応もいいだろうと思い、ネットでぽちった。
注文して1週間ほどして届いたので早速取り付けてみた。
前面ガラスのGPSアンテナの隣に仲良く付ける。
配線は、電源線と後方カメラの2本になるが、フロントの屋根カバーに入れて窓側に配線していく。
窓側のカバーを外して、線からの異音が出ないように、ガムテープで固定する。こちらは、電源線で、ACCからの供給が必要。バッテリーに直結したら、四六時中録画するからだ。
配線はグローブボックスの中にした。配線も見えないし、どうせ空いているから丁度いいのだ。
後ろのドアガラスに後方カメラは取り付けて、配線はカバーの隙間に入れ込んだ、今回平型のバールが活躍した。幅広く力がかかるため、作業がスムーズにいった。しかしこういう道具は、力が入りやすいので、調子に乗るとパキッと相手が壊れたりする。
最後に録画中のステッカーを張って作業終了した。1時間30分程だった。
実際乗ってみていろいろな機能の使い具合と、録画画質をパソコンで確認した。
まず、前方カメラは素晴らしい。さすがソニーのカメラセンサーである。ハイビジョン画質で、普通のテレビ放送並みにきれいに映った。
ところが、後方カメラは残念なもので、極端に画質が悪い。おまけみたいなものだ。
それに、期待していた運転支援機能はまるで使えない。車線を逸脱すると変な音のブザーが鳴り、やかましくてたまらない。もともと対向車がないときは、人の飛び出しの危険を避けて中央線よりに運転するのだが、この機械は走行車線の真ん中をはしらないと警告を出してくる。車間接近警告や青信号通知などもしょっちゅうなにかしら音が出ている感じで、ストレス気味になるので、支援機能はすべてOFFにした。
とりあえず、何かの時に役立てばいいのだから、これで満足することにした。