雨の日も困らない洗濯物干し場を作るため、部材の調達にと菊陽町のハンズマンへ行った。金物を買う予定だったが、セールのワゴンの中に、水平器が山積されていた。
水平器と言えども、垂直も測れるので、アナログ式水泡水平垂直計測器が本来の呼び名と思えるのだが、言いにくいので、レベルと呼ぶらしい。
誰が考えたか知らないが、とても便利な道具で、実は道具の中でも水平器は大好物で、変わったデザインがあると、すぐに触手が伸びていく。
10cm程の小型の物であるが、アルミ製のしっかりとしたもので、デザインも良く、しかも、500円にも満たない値段で売っている。このすぐれた道具をこんな低価格で売るなんて、水平器がかわいそうである。この状況から一人でも助け出さねばと、おっちゃんは500円玉を握りしめお買い上げしたのだ。
長さが短いので、精度的にどうかと思うが、我が家には用途に応じて何本も水平器が控えている。自己紹介と共に、早速仲間に加えよう。
小型で軽いML230、型番通り23cmで高いところの作業やパイプの垂直立ちを見るのに便利だ。
一番使うのが35cmタイプのレーザーレベルだ。大工仕事や、ブロック工事などDIYには最適である。この機種は、横方向にピユーとレーザーを照射できる技を持っているが、実用には大してためにならず、ほとんどこの機能は使うことがない。
もっとも愛してやまないのが、勾配用レベルで長さ30cm大型の水管に精度の高い水疱が入っている。我が家の排水管工事には大変活躍した。普通勾配を計算して排水管を設置するのは面倒な作業だが、これは、配管の上に乗せて移動するだけで正確な勾配がとれてしまう。例えば、メモリの1で合わせると100分の1の勾配で、10mの配管長で10cmの勾配になる。ブロック積も威力を発揮する。
一番長いのがボッシュの距離計のアタッチメントで60cmもある。距離計を本体にパコンとセットすれば、デジタル表示で角度が表示される。傾きの測定にも使用できる。実際には重たいので、出番はすくない。
それより、本体の距離計が活躍する。最長80mまで測定できるというが、とても赤色のレーザーポイントがどこにあるか判別できない。せいぜい15mくらいまでが実用範囲である。便利なのは、距離以外に面積、体積、3角関数などが使える。ほとんど距離の実測が主で、スケールより、正確にmm単位で表示できる。
このほかに、金属製のブロック積専用が2個ほどあり、室内のクロス張りに使ったりする。レーザーの水平垂直同時照射の電子レベルもある。
それぞれ偶にしか使わない道具であるが、段々と、ハズキルーペが必要な視力になってきているので、大型のデジタル表示のレベルがそろそろ欲しいと思っている。