もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

刈払い機を考えた人よありがとう

巷では10連休の恩恵にあずかるものが、行楽地へと車の行列が続く。日本ミツバチの分蜂が最盛期を迎え、趣味の養蜂家は右往左往の毎日である。この時期になると毎年恒例の「春の区役」が行われる。各家庭から1名づつ参加し、草刈りの共同作業を行うものだ。

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わが地区も年々高齢化がすすみ、ほぼ爺さんたちが刈払い機を背負って作業を行う。以前は80歳以上は区役免除であったが、作業人員が段々不足するので、元気な方はなるべく参加となった。

作業休憩での情報交換が地区のコミュニティ発展に一役買っているのだが、必ず刈払い機の品評会となる。

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以前は、農機具メーカーの5万円前後の商品が主流であったが、最近は1万5千円位で買えるホームセンター仕様が多くなった。小排気量で小型の軽い2サイクル仕様のものだ、長時間使わなければ、取り回しも良く体の負担も少ない。

作業終了後、最後に地区からの燃料補給で解散となるが、自分だけが補給できない。自分の機械は4サイクルガソリン仕様なので、皆が使う混合油では使えないのだ。

皆が使っている様々な刈り払い機を見るが、4サイクルエンジン使用は皆無である。販売機種もそう多くはないが、比率は1%程度だろう。

今、我が家には4台の刈払い機がある。20年ほど前から全て4サイクルに換えた。

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初号機が、ホンダの25ccで、今も現役で使える。現在、ナイロンの紐専用で使っていて、小さな草や、石、木回わりの担当となっている。以前は刈刃を交換して使っていたが、交換作業が面倒な事と、新しい機種に交換したかったので、予備機となっている。

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2号機もホンダの25CCで背負い式になっている。刈先の動きが広範囲になるため、高い場所や、側溝の中などの作業に適している。ただ、硬い木等の反動で、自分に跳ね返ったりするので、慎重に扱わないと大けがをする。肩掛け式に比べ腕がだるくなるので、出番は年間5~6回しか使わない。

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3号機は1年ほど前に買ったもので、メイン機種となる。ホンダの25ccで農機具店仕様の少しお高い品となる。ホームセンター仕様と違って、振動軽減と、重量が少し軽い。ホンダの刈払い機は、最初パワー不足だが、慣らしが運転が過ぎたころから調子が出てくる。

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このGX25というホンダのエンジンは、ほんとに長く使われているし、ほとんど完成されたエンジンと思われる。オイル管理をちゃんとしていけば、トラブルも皆無だ。

4号機はマキタの4サイクルで、たぶんロビンのエンジンを積んでると思う。ホンダとの比較の為と、嫁専用の道具として買ったものだ。

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嫁が自分もやってみたいというので、最初紐をつけて刈っていたのだが、もどかしいということで、普通の刈刃を使っている。結構作業がはかどるので、刈払いが面白いらしく、農作業時には、いつも軽トラに積んである。

刈払い機対決はホンダ機が圧勝だった。パワー、燃費、始動性、エンジン音などどれを比べてもホンダが優れている。マキタの良いところはわずかに軽いことぐらいだ。

以前2サイクルを使っていた時は、しばらく使わないでいると、中々始動しなくて、スターターの紐がちぎれるほどひっぱり、作業前にくたくたになることもあった。4サイクルは燃料を入れっぱなしで長時間使わなくても、何時も一発始動だ。

それにしても、この刈払い機は誰が発明したのだろうか?草刈りが必要な者にとってこれ程便利なものはない。今、この雑草林を大きな鎌で刈りなさいと言われても、鎌の研ぎ方さえ分からない。一度刈払い機の考案者や特許関係をネットで調べたが、詳細はわからなかった。便利で、丈夫な刈払い機はとてもエライ。