もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

刈払い機を修理する

梅雨入りが遅かったせいか、未だに雨の空模様が続いている。隣りの奥さんが、それはそれは美味しいエダマメですと、金沢の旅行先から持ち帰ったという種を少しばかり頂いたので、プランターに植えていたら、そこそこ実がなった。食べるにはもう少しだが、それはそれは美味しいエダマメを「銀河高原ビール」で梅雨明けに早く飲みたいものだが、そのプランターの脇に、食べた後の茎を植えていたパイナップルが、芽をだした。

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沖縄産の美味しいパイナップルで、半ばあきらめていたが、中心から新しい芽が出ているので、しばらくは期待できるだろう。

先日、和歌山から桃太郎が入ってそうな、大きなモモが送られてきた。食べた後の種を取ってあるので、この調子で適当な時期を見て植えてみたい。

雨の合間をみて、嫁が畑の草刈りに出かけた。すぐに帰ってきて、「刈払い機が動かんどぎゃんかして」と言ってきた。

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嫁専用のマキタ「刈るんです号」で、エンジンはかかるが刈刃が回転しないとの事だ。嫁はひどい機械音痴でスマホも満足に使えない。何度教えても忘れたと言って、機械に対しての学習能力は小学生レベルなのだ。仕方がないので、自分が使っているホンダの「刈るロスドーン号」を貸し与え、修理を兼ねてメンテナンスををすることにした。

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確かに回転部分が、相当力を入れても回らない。分解は大好物なので、フロントののギアと指示パイプを外してみる。

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芯棒も硬くて回らない、さらにエンジンから動力を伝えるクラッチ部分を外す。

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ここで故障原因が判明した。クラッチ側のベアリングが錆びて硬くなっている。しばらく使わなかった事と、雨の侵入によるものだろう。本来なら部品交換となるが、ここでベアリング修理3点セットが登場する。

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錆び取り、潤滑のクレ5-56で錆びを落とし、パーツクリーナーでジュージューと錆と共に汚れを落とす。仕上げはベアリンググリースで滑りを復活させる。このグリースが優れモノで、珈琲焙煎機のベアリングメンテナンスに使っているものだが、耐熱耐水に加え、食品機械用に使える。そしてお値段が千円しないとってもお得な商品である。普通の潤滑剤ではベアリングは復活しないが、このグリースをひとたび吹きかければ、あれよあれよとベアリングが滑り出す。

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調子が良くなったところで、色あせたマキタブルーのカバーをオリーブ色でペイントする。

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今一つ色合いがしっくりこないので、ちょっと濃ゆめのグリーンで塗り替えオイル交換等のメンテナンスを終え修理が完了した。

運転は絶好調で、雨で相当伸びた雑草も、これで嫁が退治してくれる。

それにしてもいつになったら梅雨は開けるのだろうか?お呼びでないのに、台風まで来ている。災害が無いことを祈るばかりだ。