もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

雨あがる草生える

やっと梅雨が明けたかと思ったら、待ってましたと猛暑がやってきた。年々暑さが増していくような気がする。子供のころエアコンも無く、夜は窓を開け蚊帳の中で寝ていた。何年か前までは、今より過ごしやすかったような気がする。

嫁が、畑の雑草が生い茂り草刈りを手伝ってほしいという。今の時期だから長い時間は作業できないので、刈払い機といつもより多めの麦茶を持ち、畑に出かけた。

畑の脇にすももの木を植えている。赤い果肉が好みなので、植木市から念をおして買ったのだが、実をつけてみるとイエローだった。今は、ほとんど食べることなくセミの憩いの場所となっている。

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人一倍うるさいのが、クマゼミで、ワシワシワシと鳴いている。谷岡ヤスジの漫画は、ガシガシガシ、アサーと鳴くが、それを彷彿させる。

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声はするが見つけにくいのがニイニイゼミだ。とろいのですぐ摑まる。

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中には、八日目の蝉も地面に転がっている。実際には地上に出て30日程生きるらしいが長い間穴の中に住んでいたので、熱中症かも知れない。

で、本日の作業場所はどこですか?と嫁に尋ねると、甘藷の周りの雑草刈との事。見渡すといつの間にか甘藷畑が消えていた。

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恐ろしいことにこの1週間くらいで、雑草に隠れてしまったそうだ。プロの甘藷農家ではあり得ぬ事だ。本来なら、苗を植えた後、苗の列間に除草剤をまいておく。その後も定期的に除草剤をまけば草が生えることはない。イモ苗の間なので、食品の安全には影響ないが、畑の中にはどこも農薬を使いたくないというので、このように恐ろしい雑草畑になってしまう。テレビの一人農業のようにはいかない。

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とりあえず、甘藷が分かる程度に周りを退治した、後は得意の平グモ戦術で、地べたにはいつくばって中の雑草を取るしかない。

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隣にオクラの花が咲いていた。1週間程前から収穫している。オクラは大変エライ野菜で、少しずつ苗が大きくなりながら、10月頃まで収穫可能だ。天ぷらや胡麻和え、味噌汁に入れると中々美味しい。

ここしばらくは、雨ニモマケズ、夏のアツサニモマケズ、時間を見つけては、雑草との格闘がしばらくは続く。