もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

行かないで If You Go Away

猫の餌が残り少なくなった。猫の弥太郎はもうすぐ10歳になるので、今までのように何時もお腹ペコペコではないが、安いキャットフードに変えると途端に美味しくないふりをする。「明日買いに行くから」と嫁に話していたのを聞いたかどうか分からないが、朝から仕事モード全開でいつもの狩場で獲物を狙っている。

f:id:santoukan8:20191101221627j:plain

そして玄関先の芝生の上には戦利品がさりげなく置いてある。2~3日前は子ネズミだった。まだ生きていたので注意をそらしさりげなく逃がしてやったのだが、もうこの子は天に召されている。

f:id:santoukan8:20191101221439j:plain

なんらかの褒美を期待しているので、今回はシラスと野菜、エビまでミックスしたキャットフードを買ってやった。

昼ごはん食べてくつろいでいたら、嫁が「なにやら蜂の音がすごい」と言ってきた。すぐに、ミツバチの巣箱を見に行くと昼逃げの最中だった。

この箱は、2日前にハチミツを頂いたばかりだった。その際、上から蜂箱2段取ったのだが下の段に蜂の子が少しいたので、上段の1箱を頂いてそのまま巣箱に戻してやった。屋根の部分が壊れていたので、修理してから取付ようと屋根を外していたら、翌朝雨が降って、雨も進入したみたいだ。日本ミツバチは、危険が及んだり食料がなくなったりするとすぐに逃げ出す。

只、今の時期に逃げても食料となる花が少ない時期なので、いずれ消滅してしまう可能性が大きい。昔流行った歌で、スコットウォーカーの「いかないでー」が頭によぎった。ミツバチは上空で8の字飛行を繰返し、庭にある柿の木に集合した。

f:id:santoukan8:20191101231323j:plain

これはチャンスとばかり、落ち着くのを待って捕獲した。

いつもの事で、刺されない装備はするのだが、手袋の柔らかい部分の指を刺されてしまった。毎年3~4か所は刺されるが、手の甲は3回目で、今までの経験から、痛い、かゆい、腫れるの3点セットで5日間は治らない。

f:id:santoukan8:20191101232457j:plain

人差し指の中間あたりを刺されてしまったが、今回はハズキルーペを取り出し、刺された跡を探したのだが、どこだか判明できず、毒の吸い出し器である、ポイゾンリムーバーも不発に終わった。痛いのは、10分位だが、1時間もすれば、チンパンジーのような手になり、翌日にはしわの無い赤ちゃんの手のようになってしまう。我慢できないのが、痒さで、2日間位続く。体の防衛部隊もすぐに緊急体制を敷き、被害を手首までにとどめるよう必死で毒に立ち向かう。今回は、久光製薬の「デコデコクールS」を手の甲に張り冷やしてやったので、痒みを随分抑えられた。

なんとか新しい巣箱に誘導していたら、騒ぎを聞きつけた隣のハチ達が、わたしもわたしもとばかりに飛び出してきた。お約束通り8の字飛行を始めた。あなた達まで私を置いて「いかないでー」と叫んだが、柿の木の高いところに集合した。2段梯子でわさわさと登り、捕獲したが、群が小さいので女王バチが入っているか判らない。

f:id:santoukan8:20191102000115j:plain

すぐに逃げ出さないように、アメを与える。砂糖とハチミツのミックスジュースだ。このまま元通りに活発に活動し、勢力が増える確率は低いと思うが、厳しい世界に旅立つよりもいいだろう。

なんとか盛り返してもらいたい。