もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

お爺さんは山に柴刈りに行きました

二年ほど前、薪ストーブの燃料として、知人から檜と杉の間伐材を頂いていた。生木は重いので、乾燥して軽くなるよう山中に置いていたのだ。

雪が降る前に回収に行かねばと、お爺さんは、山に柴刈りに行った。

今は、ガスや電気がほとんどなので、柴刈りに行く人は少ないだろう。柴刈りと言えば、昔話の「桃太郎」が頭に浮かぶ。人の良いお爺さんとお婆さんが山と川に行くところから始まる。

桃から生まれた桃太郎は家来を連れ、悪い鬼を退治してやさしいお爺さんととお婆さんに孝行するお話である。この話はいろいろアレンジした話がある。三遊亭歌之助(園歌)の落語も面白いが、芥川龍之介の桃太郎が好きである。

桃太郎は乱暴者で、お爺さんとお婆さんは手を焼いていた。桃太郎は仕事がいやで鬼ヶ島へ行くという。お爺さんとお婆さんは喜んで送り出す。

途中犬や猿を家来にするが、足元をみて、黍団子は半分しか与えない。

鬼が住む鬼ヶ島は、風光明媚なところで、平和を好む鬼ばかりだ。恐ろしい人間がくるというので、皆がおびえている。

逆の立場から見た桃太郎で、今どきの漫才より面白い。

 

さて、軽トラ3台を連ね、御船町の山の中に取りに行ったのだが、山の中の間伐材は日当たりが悪かったので、乾燥より腐れが進んでいて、半分位しか使えそうになかった。仕方なく、他に乾燥した材木があるというので、そちらへ移動する

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山の上だったので、積込みは楽に出来た。この山の下付近は、地層が大変古く、9000万年前の、白亜紀の地層があり、恐竜の化石も多く出土している。

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この町の「御船恐竜博物館」には多くの恐竜達が展示されている。もしかすると「プテラノドン」の巣がこの辺りにあったかもしれない。

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木の扱いにはこの「鳶口」や「クジラ鉤」が活躍する。日頃クジラを取ったりしないから、道具もその辺のホームセンターでは中々取り扱っていない。

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家に持ち帰り愛用のチェンソー「ハクスバーナ」で玉切りする。以前プロ用のハクスバーナーにあこがれ何時かは手にしたいと思っていた。スェーデン製で、15万~20万位する。これは、日本のゼノアが中国で生産しているDIY用ハクスバーナである。3万位で買える。なんちゃってとはいえ、調子も良くパワーもある。

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結構な量ができた。今年はできるだけ斧で割ることにしたのだが、今の斧は、我が家に伝わるすごく古い「和斧」なので、最近人気の「フィスカース 7854 X25 ガーデンアックス」という強そうなフィンランド製の斧を買って、薪を割りまくる。そしてダイエットを図るのだ。