もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

金の斧?銀の斧?えっ二つの斧

今年の正月は暖かい日が続いた。絶好のDIY日和だったが、正月からトントン音を立てるわけにはいかないので、おとなしくしていた。

今年最初に届く年賀状も年々少しずつ減っていく。今年は思い切って親戚以外の方々には、年賀状仕舞いの賀状を送った。高齢であきらかに、無理して出されている感があったので、失礼な事とは思ったが、来年は、賀状も半減するだろう。

 

恒例のお宮参りは2日の日に出かけた。

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もう何十年とここ「阿蘇神社」に参拝している。相変わらず人が多いが、ここの楽しみは、甘酒がふるまわれる事だ。境内の火にあたりながら体もあったまる。ただし午後3時頃には品切れとなる。

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阿蘇神社は、先の熊本地震で大きな被害を受け、現在修復中である。2023年末に完成というから、もうしばらくはかかってしまう。それより今年は甘酒にありつけなかったのが残念である。

 

最近、我が家の正月は、子供たちが集まり御節を食べた後、ババ抜き「最弱王決定戦」が始まる。

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この2月で99歳になる本物の婆さんも負けずに参加する。

一番負けたものが賞金を手にするゲームで、皆必死になりババを自分の手に守ろうとする。

一通り盛り上がったところで、娘の婿さんがここぞとばかり、何やら隠し持ち「お父さんの探していた斧は金の斧ですか?銀の斧ですか?」と聞いてきた。新たな余興かと思い、ここで一つボケをかまさなければ思ったのだが、とっさの事で、頭に浮かんだのは、「小野妹子」か「オノヨーコ」だった。

すると「この斧ではないでしょうか」と高々とビニールに入った斧を持ち上げた。中には自分が年末に買ったフィスカースのX25という斧が何故か入っている。

まだ余興の意味が理解できずにいたが、婿殿は、お父さんが欲しがっていた「フィスカースの斧」をひそかに購入し、すでに持っているとは知らず、サプライズで新たに購入しプレゼントしたのだ。ここは飛び上がって喜び斧に頬ずりし、幸せを噛みしめるところだが、頭が回らず「えっ何?」サプライズを台無しにしてしまった。「オーノー」

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今まで使っていた斧は、あの「足柄山の金太郎」モデルみたいで、あまりにも古く、節の多いいびつな木材には太刀打ちできない。今度のヤツは、ネットでいろいろ検索し、昨年の暮れに仕入れたものだ。商品レビューはあまり当てにはならぬが、うわさに違わずトテモ割れ味がいい。

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いままでの斧と比べ、柄が随分短くもう少し長いのがよかったと思ったが、意外に使いやすく、何より木に刺さりにくいので、作業がしやすい。見た目も、カーボンの柄がハイテク商品みたいだ。

古い斧は、立木を切り倒す目的も含まれているため、よく切れるが、薪が割れない時は刺さってしまって、抜く作業に一苦労する。

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このようなヘンテコな木でも、このフィスカースは難なく割る事ができる。

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以前は親の仇みたいに振りかざしていたが、今はネコの仇程度で面白いように割れるので、今年の薪割り機の出番はなくなるだろう。