まだ1月と言うのに台風並みの風が吹いた。それも1日中である。農家のビニールハウスは悲惨な状態で、ビニールが破れて飛んだり、ハウスが潰れたりと、まさかこれ程の強風が吹き荒れるとは皆思っていなかったのだろう。
そんな荒れ狂った天候でも、我が家の庭の季節の木々達は花をつけた。
品種はわからないが、色のきれいな紅梅である。もうすぐメジロが遊びに来る。
ロウバイは、花が無いときは葉っぱだけ生い茂り、今年はうっとおしかったので、随分枝を落とした。しかし、花が咲くといい香りがして、長い期間咲いてくれる
去年から咲いているから、随分花持ちがいい。なんか美味しい実でもなってくれればいいのだが、いつの間にか葉だらけになってしまう。
これは普通の梅の木であるが、よく見ると我が家のミツバチが食事をしている。体の色が黒くなっているので、年老いた蜂である。去年6群いた日本ミツバチも、逃亡や消滅で現在1群しか残っていない。今の異常気象の中生き抜くにはハチさんも大変なのだ。
大変といえば、同居している婆さん(母)が散歩中に、マンホールの蓋で滑り、横向きに転んでしまった。左肩を強く打ち、うずくまっていたところを近所のオバさんが、つれてきてくれた。
これは一大事と、病院に連れて行こうとしたが、すぐ直るから大丈夫と言っていこうとしない。しばらく様子をみて体を点検したら、左肩が随分腫れてきた。2月で99歳になる母は、病院に行けば入院を宣告され、もう家に帰れないと思っているのか、行くのを抵抗し続けたが、痛みには勝てないらしくやっと、いうことを聞いてくれた。夜も遅かったし、土曜日でもあったので、熊本の日赤病院救急外来に連れて行った。
診察の結果、肩の下の上腕骨が折れていた。ギブスでも巻けないので、今できることは、三角巾で吊る事位しかできなかった。足の骨は無事だったので、不幸中の幸いである。
後日専門の先生から診察を受けたが、早く治すなら、手術の選択もあるが、高齢でもありリスクがあるので、現状での回復と、リハビリで治療を進めることになった。
今まで、自分の事は自分でできていたのが不思議なくらいだから、できるだけ我が家で介護するようにした。
嫁は、スマホも満足に使えないが、元看護士なので、このような時の体の扱いや、色々な事が手際が良い。自分も初めての体験で、随分気づかされることがいくつもあった。今週からは「肥後チャボ」さんの新築計画があったが、こちらが急を要するので、介護に向けていくつかの便利グッツを作らねばならぬ。