もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

トイレの自動ドアを作る

熊本地震の時、ライオンが動物園から逃げ出したとデマが流れた。地震震源地から動物園までさほど離れておらず、逃げ出すことも十分考えられることなので、周辺住民の方は本当に心配された事だろう。

先日、一人暮らしの姉からLINEが送られてきた。例の、コロナウイルスの情報で、友人の薬剤師の娘さんからのだから間違いないと言っていた。文章もおかしいし「怪しいね」と言ったら、絶対間違いないとシャカリキになった。翌日すぐにデマが発覚した。次はオレオレ詐欺にかかるかもと嘆いていた。非常事態に面白半分でこのような事をする奴は本当にタチが悪い。最初にやった人間は捕まえてテレビで公開し「二度といたしません」と謝らせてもらいたい。

 有効な手段が中々見つからない、コロナウイルス対策も、新たな局面を迎えた。日本政府が反撃したのだ。「国民なるだけ皆で引きこもり作戦」である。おかげで、来週から同居している孫3人が自宅待機となる。薪を負ぶって勉強するような子供達ならばいいが、ヘッドホン被ってゲームを楽しむ子供達なので、いかにしてゲームから遠ざけるかが大変だ。せめて昼飯くらいは自分で作らせねばならぬ。

この子供達がトイレを使った後、入り口のドアをいつも中途半端に締める。何度注意しても、締めてくれないので、強制的に閉まる自動ドアを作った。

自動と言っても思い切り原始的な方法で、製作時間も30分程でできた。

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材料はこんなもので、滑車と百均で買ったミニバケツ、テグス、石ころなど我が家にあったものだ。使う道具は千枚通しとペンチだけで済む。

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ドアの内側と、入り口の壁にテグスを通すフック金具を取り付ける。

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真後ろの壁に八幡金具に滑車をぶら下げる。

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滑車の真下にミニバケツをぶら下げる。テグスは4号の透明なので、ほとんど見えない。バケツの中には重りの石を入れる。ドアの閉まり具合はこ゚の重りで調整する。

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ドアを開けると重りが上がり、手を放せば重りが下がりテグスに引かれてドアが閉まる。電子部品は一切ないが、シンプルな仕組みなので壊れずに、よく働く。滑車の音が少しうるさいが、これで小言を言わずにすむのだ。

自動ドアというより、人動ドアのほうが近いかもしれない。