もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

サクラの花びらのようにコロナも散ってくれー

大型店舗オープンのチラシが新聞に入っていた。いつもなら見開きの派手なチラシで買い物客を呼びよせる手はずなのだろうが、ペラペラのおとなしい宣伝チラシだった。コロナのせいで、特売も控え気味で、静かなグランドオープンになる事だろう。

熊本でも徐々に感染者が増えており、不急の出歩きは控ていた。急用ではないので、床屋を控えていたら、髪の毛がちゅるちゅるに伸びて頭がコロナウイルスみたいになってしまった。歳をとってくると髪の毛が細くなり、そのまま伸ばすと養老孟子みたいな頭になってしまう。頭の中身が養老孟子になればいいのだが、コロナヘアーでは恥ずかしい。そんな訳で大型店舗に髪切りに出かけたのだが、どこか活気が無く、寂しく静かな雰囲気に包まれていた。

毎朝役場の放送で、コロナウイルスに関しての自粛要請アナウンスが聞こえてくる。そんな中でも、区の総会が開催された。周りの地区は書面決議で済ませているのに、我が区の執行部は全く意に関してない。お前は昭恵夫人か?と言いたくなる。そればかりか総会の途中で、50過ぎのおばさんが、寒いから窓を閉めてくれと言い出した。皆から一斉に「コロナ対策だから」と罵声を浴びたが、ひるまず「じゃぁ窓はいいから暖房を入れて欲しい、とにかく寒い」と言う。わがままな女に、後ろから真空飛膝蹴りを浴びせたくなったが、とにかく都会と比べ意識が低い。

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裏山にタケノコを見に行ったらいくつも地面から顔を出していた。すぐそばに山椒の木もあるので、もう混ぜご飯ができたも同然である。ここしばらくはタケノコに不自由しないが、その後は食べ飽きるので、伸びたタケノコは親になる前、足で踏み倒すことになる。

今、熊本のサクラは一番きれいな時期になってきた。我が町の本田技研工場近くにある桜並木も満開状態である。

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IPS細胞で有名な山中教授が、コロナウイルスの事で情報発信しているHPが話題になっている。その中で、サクラに例えてメッセージを送っている。

「サクラは来年も必ず帰って来るが、亡くなった人は二度と帰って来ない」

「日本全国、ここは我慢すべきで、最低1年は皆で頑張りましょう」と。

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今の状態は、まるでSF映画のシナリオが現実になったわけで、映画は何とかうまい具合に解決するが、ウイルス感染の早い段階の収束と、安全確保を、人類の英知で、乗り越えなければならない。

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貧弱なサクラであるが、2011年の東日本の大地震の時に、忘れちゃならぬと我が家に植えたサクラである。もうすぐ熊本地震から4年目を迎えるが、この季節になると体が思いだしてしまう。このコロナウイルスにも、大きな犠牲を払い、戦いが続いているが、早く思いでになって欲しい。