もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

肥後チャボのピヨが生まれた

外出自粛が続いていると、つい後回しにしていた作業に取り掛かる気分になってくる。何時かはやろうと思っていたが、何年も前から我が家の山林の樫の木が、道を挟んで隣の敷地に入り込んでいる。仲の良い知人なので、構わんと言ってくれているが、落ち葉がすごくて大変迷惑をかけている。

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道路端に硬い樫の木が数本あるが、とりあえず試しに、1本倒すことにした。結構幹回りもあるので、木に登り上からある程度小さい枝から切り落とす作戦だ。

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途中の枝にハシゴを掛けて、充電式チェンソーと手ノコを腰にぶら下げ細い枝を切るため、なるべく高いところに登った。

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落ちたら肋骨の2~3本は覚悟しなければならず、年甲斐もなくと笑いものになるのは必至なので、命綱はしっかりつけて上部の枝から切り落とした。この後ロープで引っ張り、一気にチェンソーで切り倒した。この木はしばらく山に放置し、軽くなったころ薪ストーブの燃料としてもって帰ることにした。

ここまでは、順調にいったのだが、翌日しばらく歩くと股関節が痛い。木と木の間を踏ん張っていたからだろうか?なんのこれしきと思っていたが、やはり子供の木登りのようにはいかない。しばらくモーラステープL40mgに世話にならなければならない。

そんな時、かねてから入院していた義母が亡くなったと知らせが届いた。1年半ほど前、脳梗塞により闘病していたが、脳はしっかりしていて、認知もなかった。嫁も随分見舞いに行ったが、ここしばらくはコロナ関係で面会ができなかった。2日前に特別面会が許された。96歳であった。

コロナ事情で葬儀も通常とは違ったが、一通り葬儀関係の行事を終え、遅れている嫁の農作業を手伝う羽目になった。

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畑ではエンドウが最盛期である。嫁はパックに詰め1個100円で直売所へもっていく。わりに合わない仕事だが、完売するので、調子に乗りさらに持っていく。今年は畑でモンシロチョウをあまり見なかったが、最近昆虫が増えてきたようだ。

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アオムシも大根の軟らかい部分をしっかり食っている。懲らしめないとすぐに葉は骨ばかりになってしまう。

本日の作業は甘藷を植えるための下準備であった。しかし肝心の苗が育ってない。

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それでも、畝立てとマルチ張に半日こき使われた。自分は半日が農作業の限度であり、それを超えると集中力が無くなってしまう。

作業を終え、チャボ小屋に行くと、ピヨピヨと声が聞こえる。二十日程前から温めていた白の肥後チャボに、卵すり替え作戦で黒の卵を温めさせていたが、いよいよ孵化したのである。2羽で争って温めていたが、1羽の鳥がピヨを引き連れ温めていた箱から出てきた。

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チョット羽の色が違うんですけどと思ってるかもしれないが、1羽が羽の中に隠れていて、全部で5羽誕生した。最近2割程度の孵化率であるが、今回5割で良い結果がでた。生まれて数時間だがもう餌を拾って食べている。生き物の赤ちゃんはどれもカワイイ。触りたくなるが、嫁がウイルスが付くから手を洗いなさいという。鳥だからコロナは大丈夫でしょう。

もう少し大きくなれば雌雄判別するが、願わくば足の短い男の子が1羽くらいは混ざって育つことを願っている。