仕事中、眼にゴミが入ったのか、左眼がチクチクして痛くなった。眼を洗ったりこすったりしても一向に良くならないので、嫁に見てもらった。昔は口をあーんとしながら喜んでみてくれていたのだが、ちょっと見ただけで「よーわからん眼は大事だから早く病院に行きましょう」と言う。まあ、眼のゴミ取りなので、たいして怖がることもないから、とりあえず土曜の午後やってる近くの医院を受診する事にした。
初診なので、問診票を書かされ、医師からも眼にゴミが入った状況やら、思われるゴミの種類等問われた。少し自信を持ったように「古いアンテナ線のボロボロになったものが入ってる」と答えた。
眼の検査をする装置に顎をのせ、医師が眼を見て1分もかからなかった「原因は取り除きました」「これで大丈夫まつげが刺さっておりました2~3日で完治するでしょう」
いやはやまつ毛なんぞ数本しか生えてないし、ためになっているかどうか判らないような毛が凶器になるとはちょっと恥ずかしかったが、非常に快適になった。
眼の治療と薬で2500円程の支払いだったが、日本の国保制度はありがたい。
隣の庭にある、あんずの実が収穫時期になった。地震で自宅はないが、地主の方が、毎年あんず梅酒を作るため、ちぎりに来られている。今年は高いところに実が生っており、ちぎらないから何か使うなら自由にどうぞとの事だった。
確かに実は少ないが大きいものが高いところにある。特に使うつもりはなかったが、このまま実が落ちるのももったいないので、頂くお礼に上に伸びる枝を切ってあげて、そこの実を使う事にした。
先月樫の木を切るため木に登ったとき、股関節を痛めたばかりだが、すっかりそのことは忘れ、高く伸びた枝は、実の付いたまま切り落とした。
なかなか良質なあんずの実が付いている。
ベランダにある猫の蚊取り線香入れと比べても大きさがわかる。
2キロ以上あったが、あんず酒のレシピで、1Kを使う事にした。
ホワイトリカー1.8ℓに氷砂糖300グラム、あんず1Kgそれに、レモン2個を4ℓ瓶に詰め込んだ。
これだけでも美味しそうに見えてくるが、飲めるようになるまで最低3か月はかかるのだ。以前に我が家の梅で梅酒を2回程作った事がある。しかし飲むのは、2割程度でほとんど飲まずに長期間過ぎ、すててしまった。
あんず酒は普通の梅酒より美味しいと聞くので、今年の9月過ぎにお月さんでも眺めながら出来栄えを見ることにしよう。