もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

ベビーフェンスを作る

5月末に生まれたチャボのピヨさんが随分大きくなった。

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まだ泊まり板にも満足に登れず、雄雌の判断もつかなかった。

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わずか1ヶ月半くらいで、親の3分の1くらいまでになった。特望のオスも1匹いる。どこかで見たような顔をしていると思ったら、手塚治虫の漫画「火の鳥」に出てくる鳳凰の顔みたいだ。あと4~5か月もすれば、いい大人になり、卵だって持つようになる。鳥類はだいたい他の動物に比べ成長が早いみたいだ。

以前、まだ務めていた頃だが「駝鳥」を飼ってみようと本気で思ったことがある。愛玩用でなく、一つの仕事としてである。ダチョウは、牛や豚に比べ圧倒的に成長が早く、病気やケガにも強い。餌の量に対して、大きくなる比率が高い。基本的に鳴かないようで、我が家のアホチャボみたいに、訳もなくクワックワックワッとうるさくもない。

駝鳥は様々な利用法があり、肉は料理屋さんで使えるし、皮革は知り合にバッグ屋さんがいるので、オーストリッチ製品にすれば高級革製品ができる。巨大な卵は一度に沢山の抗体を作成できる。いい事ばかりである。当時1匹70万円位で買えたと思うが、一つ問題があったのが、運動能力の高さで、飼育場から逃げた時である。ダチョウはかわいそうな程脳みそが小さい。自分の目玉より小さく、脳もつるつるとしていて、本当に頭が悪いのだ。いつも食べる事と、逃げ回る事しか考えてない。何かの拍子に檻の外に出た場合、自足60Kmで1時間連続で走る事ができるため、捕獲する前にニュースで流れてしまう。体重も100Kg以上あるので、背中を見せた時、蹴られでもしたらジャイアント馬場の16文キック位では済まされない。蹴りどころが悪く死にでもしたら、長らく話のネタになってしまう。そんなリスクを考えると、飼育するまでには至らなかった。

我が家のカワイイ孫も、最近毎週遊びに来るようになった。特に2階部屋がお気に入りで、まだ走り回る事はできないが、ハイハイは脱兎のごとく素早い。階段を上がったところが遊び場になるが、下に落ちないか気が気ではない。

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そこで、自由にハイハイができる様に、階段にフェンスを作る事にした。

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材料は、板材と軽天に使う金具、丁番、使わなくなったドアについていたドアノブ位で、サイズはドアの半分くらいの大きさで作った。

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大変な部分は、ドアクローザーの取り付け位で、ドリルとノミで正確に穴を空けないとスムーズにドアの開閉ができなくなる。

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安全の為、自分でドアロックを解除しないように、反対側でロックできるようにした。

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  今回の売りは丁番で、ドアを上にあげれば簡単に取り外しができる。今のサッシドアなんかは、結構取り外しが可能だが、この丁番はなかなか売ってなかった。さすがDIYご用達店「ハンズマン」よりどりみどりだった。

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ドアの真ん中に、のぞき穴を付けて、赤ちゃんが下の様子を見れるようにした。ドアも手前にしか開かないので、寄りかかってドアが開く心配もない。これで、ダチョウのように走りまわっても安心である。