もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

明日天気になあ~れ

各地で大きな災害をもたらした豪雨も、未だ下火にならない。大きな被害をもたらした球磨川水系では、いまだに避難勧告や避難指示が出されたりしている。娘の婿さんも、今日で3回目の災害ボランティアで人吉まででかけた。コロナの影響で、県内からしかボランティアの受け入れをしないので、人手が足りず、後片付けが一向に進んでいない。被災者インタビューの中で、「大雨がきても、もう流れるものは何もなくなった。また一からの出発ではなく、マイナスからの出直しになる」と途方に暮れていた。

災害後すぐに、嫁たちのグループはタオル類を集めて被災地へ送っていたが、自分達も地震での被災経験があり、日本人であったことのありがたさは身に染みている。できるだけ協力したいものである。

巷ではコロナの影響がさらに大きくなっている。政府の、GO TOトラベルもGO TOトラブルになってしまった。小池知事の「ブレーキとアクセルを同時に踏むような」という表現が妙に意を得ている。今はどこも歯車がかみ合っていない。

そんな中、藤井聡太棋士の活躍が世の中明るくしている。普通なら藤井君と呼ばれる年齢だが、藤井棋聖である。自分も少しは将棋をやるので、先日の対局は後半ネットでライブ中継をみたが、すごい切れ味だった。自分たちのヘボ将棋とは異次元で、守りに使う「金」を攻めに使ったり、一番仕事をする飛車を取られそうなっても逃がさずに戦う。会社や、戦場で軍師として傍に置くなら、諸葛孔明も勝てぬだろう。

1月末に肩の骨を折り、さらに4月に腰の骨を折って入院中の婆さん(母)がやっと退院のめどがついた。病院から介護保険の申請をして下さいと言われ、役場に手続きに行ったのだが、99歳になる今まで介護保険を使った事も無かったので、しくみすらよくわかってなかった。介護度の状態で保険の利用度合いが決まるようで、今回要介護3と認定された。我が家で介護する場合、介護に必要なリフォームについても保険適用となるらしい。早速、病院とケアマネージャーなる人達が、我が家を訪問しいろいろと改善ヶ所を指摘頂いた。

それによると、1、車いすスロープの車幅拡張 2、トイレの手すり取付 3、ドア開閉の変更 4、照明スイッチの変更 5、部屋に手すりの追加

とりあえず、以上の事は退院まで、整備したほうが良いとの事だった。大工さんに頼めば1割の費用負担でできるが、時間もないし、ほとんど自前でできそうなので、私がやりますと言ったら、大工さんですか?と言われた。

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車いすの進入路はツーバイフォーの板材で9cm程拡張した。少し狭かったので、らくらく通るようになった。入り口からトイレまでの手すりは、3㎝×4.5㎝の角材を取り付けた。

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握りがサンダーをかけたため、するするしていたので、ウレタンの滑り止めを付けた。

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ドアが右開きの為、左開きに変更と、照明も左側に、つけるようにした。

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柱の反対側に、換気扇のスイッチがあったので、配線を後ろ側から通し、今までのスイッチに並列でつないだ。

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ドアを反対に付けたのでドアノブも反対に動くようにしなければならないが、ドアクローザーはどちらからでも使えるようになっているので、分解して使えるようにした。スイッチは露出ではあるが、暗闇でもわかりやすいように薄型のホタルスイッチを付けた。

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室内にもベッドサイドに手すりを付けた。これで、手すりを伝ってトイレまで一人で行ければ随分手がかからない。

ケアマネージャーさんの指摘は一応終わったが、家の中もソファーの配置やテレビの位置などいくつか変更しなければならない。病院に見舞いに行くと「早く帰りたい」と言っていたので、とりあえず、準備はできた。あとは実際にどう動けるかであるが、あとは退院してから考えることにしよう。