もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

パソコンをダイエットする

資金集めの方法として、クラウドファンディングが多流行である。いろいろと問題も出て来てるようだが、アイデアを具現化するには手早いシステムである。いつも愛用していた「岩永醤油」が昨年の水害で被害を受け、この方法で資金調達の募集をした。

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殆どの在庫が流出したらしく、工場再建に、300万円から始めて、すぐに1000万円を超えて終了した。

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自分も応募していたので、しばらくしてお礼のメールが届いた。この後、4月頃ではあるが、小さなボトル3本が送られてくる。少しでも前に進めば、モチベーションも上がってくる。コロナ対策も連日ワクチンの話で何が何だか分からなくなってきているが、それでも少しづつ前に進んでいる。

今我が家に何台かのパソコンがあるが、一番古いディスクトップパソコンが2011年製だから、丁度10年になる。

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仕事用で使っていて、使用頻度はそんなにはないが、画面が大きいので使いやすい。古くても、CPUはインテルのi5で、ストレージも1TBある。しかし、立ち上がりが随分遅くなった。急いでネットを見たい時など、マウスをカチャカチャして催促しながら待たねばならぬ。それに、HDDだから、もういつ壊れてもおかしくない。HDDが壊れたら、ウインドウズも立ち上がらないので、今までのデーターが使えなってしまう。10年も使い、もう元は取れているので、データーを移行して新たに買ってもいいのだが、HDDに変わるSSDが随分お安くなったので、この際ストレージを入れ替える事にした。

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やり方次第では、取返しの付かない事になるので、一番簡単で、失敗のない方法で行うことにした。まずコピー先のSSDが容量1000GB で、11000円。パソコンを介さずにすべてを丸コピーする機器が4,000円で、締めて部品代が15,000円だった。SSDはさすがに小さく中身は半導体なので、石でできているようなものだ。ショック電圧には弱いが耐久性はある。HDDは中に機械式のモーターが入っていて、恐ろしく速い速度で回転しているので、耐用年数は限られている。

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本体を裏返しにして背中から身ぐるみを剥いでいく。たいていカバーは下板とぱっか~んとハマっているので、ネジをはずしてもすぐには外れない。マイナスドライバーを隙間に入れて外していく。外れなくても割れる寸前までは頑張ってドライバーでテンションを掛ける。もし割れても自己責任だから驚くことは無い。

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中は大した部品点数は入って無い。左にエンジン部分であるCPUがあり、その上にメモリーが並んでいる。中央にCPUを冷やすファンが付いているがあまりゴミが痞えてないので、無理はしていないのだろう。上にお目当てのHDDが鉄板の下に取り付けてある。何本かの取付ネジを外せば簡単に取り出すことができる。

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パソコンは東芝製であるが、HDDは中国製の1000GB の容量が付いていた。代替品は同等以上の容量が必要だが、HDDの容量は1,000GB表示でも実装は930GB位しかないから1000GB表示のクラーシャルのSSDにした。アメリカの会社の製品だが、人気のブランドである。

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コピー機にセットして、コーヒーでも飲みながら、3時間程すれば完全なクローンが完成する。あとは静かなところにコピー元は、ないないしておけば、SSDが壊れてもクローンがいくつでも再生できる。これは、人間の場合でも出来るかもしれないが、やはり脳みその中身は年老いたほうがよさそうな気がする。

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大きさからして4分の1くらいになった。だれも中をのぞくものはいないが、何となくお腹周りの脂肪が減って、ウエストが10cmほど縮んだかんじだ。

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元に戻してスイッチを入れてみる。当然何事もなかったようにパソコンが立ち上がる。いままで、最初にウイーンと音がしていたのが、静かにウインドウズの画面が現れた。20秒前後で立ち上がる。以前から比べ相当な時間短縮になった。どこまで使えるか判らないが、新品交換よりはるかによさそうである。