お花植え
BS日テレで「小さな村の物語イタリア」が放送されている。この番組の主題歌が映像にとてもマッチしていて好きである。この音楽が流れるとイタリアの田舎の風景が浮かんでくる。オリーブ畑に初老のカルロスとトスカーナが農作業をしている。子供の為に懸命に働き質素でも豊かな生活がある。そんな雰囲気が漂う曲ではあるが、題名は「逢引き」で映像に似つかず、あやしくも切ない歌なのだ。
自分の住んでるところも小さな村ではあるが、高齢化が進み老人は増えるばかりだ。しかし、今年から後継者がいないと老人会が解散しボランティアで行われていたお花の植栽や缶拾いができなくなった。老人を認めたくないのか、老人会という名前がいやなのか、いっそ「偉人会」「 great man club」にすればかっこいいかもしれない。まあどうでもいいのだが、そんなわけで、老人会に代わり、地区の花の植栽に駆り出された。
マリーゴールドとサルビアの花が、約100鉢程で町から頂いたものらしい。とりあえず公民館の前の花壇の草取りを行いそこに植える事となった。高齢者の集まりは時間より早いので、集合時間より15分程早く集まらなければ出遅れてしまう。
こういう時には必ず数学が得意だった者がどういった配列で植えるか計算する。自分なら適当に植えるのだが、縄まで引っ張って位置決めをする。
1時間も掛からず作業は終わった。眺めるものがいればいいが、2回目の作業は秋に訪れる。
ワクチン接種
地方ではワクチン接種の効果が出ているようで、コロナの感染者が随分減ってきた。只、東京においては増加の方向で、若い人達の感染が多いようだ。それもそのはずで、感染しても自覚症状が無かったり、ワクチン接種の重要感も低いようだ。この年代の感染を下げなければ東京のコロナ感染は下がらないだろう。
インドネシアでは、ワクチン接種の特典として、生きたニワトリをプレゼントしていた。晩ご飯のごちそうとなるのは間違いない。フィリピンの一部では、抽選で牛や家が当たったりする。あのドゥテルテ大統領はワクチンを拒むものは刑務所にいれると言っている。多分あの大統領だったらやりかねない。
まあ、そこまでやらなくても良いが、日本ではサプライズで乃木坂46やジャニーズなどのアイドルが接種会場に交代で顔を出してもらえれば若者の接種率は随分と上がりそうなものだ。後に引けないオリンピックを控え、何とか感染を抑え込まなければならない。
驚異のウイルス
倉庫を片付けていたら、1995年の「GEO」という雑誌が出てきた。
「殺人ウイルスの恐怖」という記事で今から26年前の内容のものだ。
様々なウイルスの出現と根絶について特集で書かれているが、ドラゴンボールのフリーザーみたいに強くなって変異するウイルスには結局人の手は及ばず、ウイルスを根絶するのは無理の様だ。そして今のコロナの状況とこれからさらにウイルスの出現は続くような事がのんびりと平和に暮らしていた時代に書かれていたとはびっくりである。この多様なウイルスに対抗するには生活環境の改善とあるが、その意味はよく分からない。
ウイルスは地球最初の生物であり、おそらく地球最後の生物だろうと書かれているのはあながち間違いではなさそうである。