もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

新しい歯医者

雨あがらず

この夏はもう後半に入ろうとするのに毎日雨ばかりである。オリンピックの閉会式を待ってたかの様に雨が降り出した。梅雨ですらこんな長雨、大雨は記憶に無い。山本周五郎原作の映画「雨あがる」を思い出す。長雨で川を渡れず安宿で雨が上がるのを待つ大勢の客の心境だ。いいかげん上がって欲しい。黄門さまの印籠を出して「もういいでしょう」といってやりたい。

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嫁の野菜畑も雨が降る前は、河童がまたいで通る程キュウリやニガウリができていたのに、長雨でツルが腐れてしまいすっかりなくなった。

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直売所に出して売れ残ったコリンキーだけが食べてハイヨと待っている。

賛否あった東京オリンピックも見れば面白く手に汗握ってしまった。観客がいないので、映像からはノンアルコールで宴会しているみたいだったが、今のコロナ感染の状況を見れば観客無しで正解だった。今も深刻だが、観客を入れていれば想像つかぬ程深刻になったような気がする。

そんなオリンピックとオオタニさんの試合観戦で頭の中は金銀銅がちらついていたので、5年に一度受けねばならぬ法定講習を忘れていた。本来なら熊本で受けれるのだが、すでに申し込みは終了していた。仕事上必要で、仕事を辞めればどうってことは無いのだが、何かの時に困るので、近場を探したら宮崎の延岡で受けれる事が分かった。越県はしたくないが人目を忍ぶように出かけた。

延岡駅

延岡までは高規格道路が整備中であり以前より時間はかからない。久しぶりに高千穂ルートで車を走らせる。

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高千穂の入り口には神様が迎えてくれた。なんとも迫力に欠けるが、中々会えない神様もここにくれば至る所にいらっしゃる。

延岡駅近くにホテルを予約したが、駅がすごく新しく何ともステキである。

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スッキリとスマートである。熊本駅も最近新しくなり、設計者は安藤忠雄さんだった。お城の石垣をモチーフにしたらしく、結構重圧的である。それに比べてすごく街にマッチした素晴らしいデザインである。翌朝少し早起きして構内を見に行った。

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乾久美子氏がデザインの監修で、2020年の日本建築学会賞を受賞されている。構内も素晴らしかったのでもっとゆっくり見たかったのだが、時間がなかったので、構内のお店でお茶を買いそこを後にした。

本来ならば、ここ宮崎の海の幸を堪能したいのだが、どこの食事場所も名前、連絡先は必須で人目を盗むように飲み食いしなければならない。コロナが食の楽しみを随分うばっている。

そんなこんなで、無事講習もすませ、いよいよ去年から行こう行こうと思っていた歯の治療を開始した。

新しい歯医者

もう1年以上前になるが、糸切り歯のお隣さんの差し歯が抜けてしまった。差し歯したあとすぐに抜けたので、一度入れてもらったが、3日と持たなかった。なんか又行くのも気が引けるし、しばらく経ってから行こうと思っていてずるずる日が経っていた。すると、その歯医者から500m程離れたところに新しい歯医者ができた。しばらく様子を見ると、日に日に駐車場の車が増えていく。

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新しい歯医者には新しい機械も入っているし、何よりスタッフも多そうなので、決心して通院することにした。

予想通り、映画に出てくるような顔周りを360度スキャンする機械が登場し、歯の骨格からくまなく写真を撮られた。その後口の実写写真撮影は大変だった。野菜の皮むき器の刃を外したような道具を両方の頬の中に入れられ左右に引っ張られた。ちぎれるかと思ったが、痛くないですかと問われてもウガウガとしか答えられず、まるで拷問のようだ。その後も全ての歯の検査があり、もう涙がでる寸前だった。

口の中のまぬけな写真を見せられた後先生が登場した。40過ぎ位の先生で、しっかり撮られた口の中の丸裸にされたデーターを元にせっせと治療計画を洗脳された。結構時間が掛かるようだが、この際思い切ってすべて治療することにした。週1回程度ウガウガしなければならないが、まだまだ珍しい機械が登場しそうなので、涙をこらえて完治まで頑張る事にする。