もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

やっと地鎮祭

コソリをこそりと買う

朝の珈琲は自分の担当であり、ここ3年程毎日淹れてきた。自家焙煎の新しいコーヒーをドリップする。カリタのガラス製コーヒーサーバーを使っているが、お約束のように、1年ほどで嫁が割ってしまう。記憶しているだけで、4個は買い換えた。注ぎ口が割れる程度だが、危なくて使えないので、今回も近くのナフコに買いに行った。何種類かの商品が並んでいるが、割れないサーバーを発見した。耐熱2重プラスチック製で、見た目はチープ感が漂っているが、値段は意外とこちらが高い。早速のお買い上げで、すぐに使ってみたが、サーバーの内側が曇ってしまう。まあ少々手荒に扱っても割れない事を考えるとガラスよりはいいだろう。

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ついでにだが、コーヒーのお湯を沸かす電気ケトルも不満がたまっている。調子は悪くないが、BALMUDA製で3年程使っている。お湯が早く沸き、注ぎ口が細いので結構愛用している人は多い。ただ、容量が600㎜で少し少なめに水を入れないと蓋から思い切り溢れ出す。注ぎ口からも汽車ポッポのように蒸気がでるので、毎回布きんが必要になる。そんな訳で、容量大きめで、温度調整ができる電気ケトルに交換することにした。

コーヒーを淹れる際の、お湯の温度次第では、素人でもわかる程味が変わる。以前は沸騰したらすぐに入れていたが、今はコーヒーカップで一度熱を逃がし少し冷めたころで入れている。文献にも最適温度は90℃~95℃位が良いとされている。しかし、毎度カップで調整するのは面倒なので沸きあがりの温度が調整できれば非常にありがたい。

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最近いろいろな商品が出ていて目移りするところだが、COSORIはアメリカのメーカーで、キッチン用品を作っているらしい。しかし、製造はどう見ても中国製である。グースネックと呼ばれる注ぎ口はお湯が後引きもせず、バルミューダより良い。容量が800㎜と余裕があり何といっても珈琲専用の温度設定があり、1時間はその温度で保温ができる。味も心なしか美味しくなった。価格もバルミューダより3割程安く、言う事なし。ただし玉露でお茶を淹れたら飲めたもんじゃなかった。他の設定も中国茶が主流で中国向けの製品かもしれない。

農地転用

娘夫婦が以前から新築を計画していた。子供の学校の事や将来の事も考え、自分が所有している畑を宅地に転用し新しいお家を建てる事になった。農地は農地法により厳しく守られていて、地主と言えども簡単に転用できないことは分かっていた。行政や農業委員会等にひたすらヒンコツ(ジョウビタキ)のように頭を下げ、理屈をこねまくり許可がおりるのに2年ほどかかった。

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地鎮祭

畑の面積が広いので、3分の一程の面積を分筆し、宅地として許可が下りた。そんな訳でやっと地鎮祭の運びとなった。施工会社に神社の手配もお願いしていたら、熊本市内の「加藤神社」から出張祭典にこられた。加藤神社といえば、熊本城本丸にあり、主祭神が「加藤清正公」で、熊本城を作った人だ。他にも水路工事や土木工事、なんと🐯まで退治している。熊本城のようにそこまで頑丈でなくてもいいけど、なにかしらご利益がありそうだ。

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式次第により、儀式が行われていく。神職のウォーと言う声で、神様が降臨される。何度か地鎮祭も経験したが、昔のお昼のサイレンみたいに自分が言うのもなんだが中々上手だった。

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晴天に恵まれ、お祭りは滞りなく無事に終了した。今回のお供え物はお酒以外神社で準備頂いた。祭終了後は当然持って帰られるだろうと思っていたら、すべての食材を「食べて下さい」と頂いてしまった。

ありがたい事ではあるが、野菜と共に立派な鯛がいらっしゃる。塩焼きで食べてはいけませんとの注意があったので、捌かなければならない。

鯛のジジ解体

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以前孫の誕生祝いに婿殿のお兄ちゃんから、大きな鯛を頂いた。YouTubeでさばき方を見て事にあたったのだが、ほとんど失敗に終わった経験がある。その時の鯛に比べれば随分小さいが、刺身の部分をなるべく多くとらなければならない。

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今回も、使えそうな道具と、パソコンを見ながら鯛の解体ショーを行った。初心者向けの三枚おろしの映像にもあったが、最初にヒレと名の付く部位をニッパとハサミで切り落とした。背ビレなど広げるとカッコいいのだが、調理中に指に刺さったりして結構厄介である。これらが無いと鯛としての見た目は情けないが、非常に調理しやすくなる。

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前回と比べると、段違いに上手に刺身が取れた。骨や頭もぶつ切りにして余すとこ無く解体が終わった。夕食は、刺身に荒汁が添えられた。

念願の家づくりはやっとスタートした。畑地だったので、盛り土したりブロックを築いたりと、完成までにはまだまだ時間が掛かる。まぁ今まで待たされたので、この先のんびり行こう。