もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

もだえ苦しむ逆流性食道炎

スマホケースを作る

以前からベルトに付ける横型のスマホケースを探していた。最近のスマホは大型になり、ベルトに付けたらダサくなるので、販売している製品も少ない。しかし、スマホは身に着けてないと、時々行方不明になるので、腰タオルみたいで少々見苦しいが、ベルトに付けたほうが何かと便利がいい。そのうち大分のレザークラフトマンの「どーなんさん」にご教授願い、ケースを作る予定だったが、町の公民館口座で、レザークラフト教室が開催される事を知った。3回コースの材料込みで3500円とお安く、指導も受けられるので、自分が使っているスマホの大きさで作ってみた。

皮を切り出す寸法を型紙で作り、ノリを刷り込んだ革の裏側に銀ペンで型を写し取る。

革の色や厚さは先生が持ち込んだ素材で自由に選ぶことができる。それぞれ違った色にしたのだが、講師の先生がしきりに「あなたの革はいい色ですね」と皆の革を褒めちぎった。

カッターナイフでパーツを切り取り、専用の道具で縫い目を開けていく。

蝋が塗られた専用の糸に両方から針を付け、後はひたすら縫っていく。たびたび糸が針から外れるので、糸通しにイライラする。ハズキルーペが必要になるほどだ。

手縫いが終わり、革の淵にノリを付けタワシでこすって仕上げをする。初めての作品で、手作り感満載になったが、丈夫なスマホケースができた。革が余ったので、紙コップの革ケースをおまけで作った。

とりあえずクラフト教室はこれで終わったのだが、講師の方とも知り合いになれたので、今度何か作る時は材料の調達や、作成アドバイスももらえる事になった。

 

ビートルのドアを修理する

娘が乗っているビートルのドアロックが壊れた。リモコンでロック解除ができなくなり、アナログキーの差し込み口が分からなくて、しばらくロックしないで使っていたみたいだ。ネットで調べてキーの差し込み口はドア引手の横のカバーを外して使えるようにはなったが、やはり不便である。部品交換作業もそんなに大変ではなさそうなので、自分で交換することにした。部品は近くの自動車修理屋さんから手配してもらった。

交換部品は中古でもよかったのだが、ビートルのドアロック故障は定番のようで、すぐに壊れても困るので、純正を取ってもらった。只、部品だけで4万5千円と高く2~3歩後すざりした。日本車であれば1万円位で済むのだが、、、。

正確にはドアアクチュエーターと言う部品らしいが、中には基板とモーター類が入っていてこの中は分解できないようになっている。

裏カバーを外して部品を取り出そうとしたら、見たことが無いようなネジで固定してあり、特殊工具が必要になった。普通大きいプラスドライバーか六角レンチで外れるのだが、ネジ山は12角の星形になっておりホームセンターでも売って無かった。

どうせ1回しか使う事は無いと思うので、アマゾンで中国製の安い製品を注文した。欧州車には良く使うらしいが、千円そこそこの値段で買えたのはありがたい。

何とか組み換えを終え、動作確認をして修理は完了した。助手席側の部品も調子が良くないので、そのうち修理が必要になるだろう。

 

七十肩

四十肩と言うのは良く話に聞くが、うちの嫁も五十過ぎに五十肩?を患い、とにかく痛いようだった。自分は未だ七十手前であるが、どうも4カ月程前から腕を上げると肩が痛い。最近はコロナの注射をしたりするので、どっちからの痛みかよくわからないが、七十前肩を発症したみたいだ。自分の場合そんなに痛くないので、そのうち治ると思うのだが、これは四十肩と言えばいいのだろうか?まあどっちでもいいのだが、最近コロナワクチン接種も4回目が終わりそのたびに何らかの気分悪さに見舞われる。なかなか気分爽快な毎日が送れていない。

 

逆流性食道炎

ある朝早く何とも気持ちが悪く目が覚めた。いつも我が家のチャボが鳴いても起きぬのだが、胸の付近が重苦しくやや冷や汗とともに両腕がだるい感じだ。しばらく経っても治まらないので、心臓か?と思い脈の状態をみると脈が分からない。これはヤバいと嫁を起こし「あのー脈が無いんですけど」と言うと、それは大変と腕を取り、脈を測りだした「安心して下さい。いつもより脈の数は多いけどしっかり動いてますけど」と言った。

その後30分程で痛みは治まったが、1日に3~4回程とても辛い痛みがやってくる。そういえば2月の人間ドックの結果に、食道裂孔ヘルニアと書いてあった。つまり食道が伸びたパンツのゴムみたいに締まりが無く、胃液が逆流してしまうのだ。それまで自覚症状は無かったので気にして無かったが、それに違いない。

掛かりつけの医者に相談すると、ほいほいと薬を出してくれた。いつもゴシップネタが好きで、いろいろな事を聞きたがるのだが、最近コロナの患者が多いらしく、先生は休みたいと疲れ切っていた。

今の薬は良く効くので、2~3日もすれば治るだろうと思っていたが、1週間過ぎても、一向に症状は改善しない。そのうち家族がカメラの検査を受けなさいとうるさく言うようになり、仕方なく熊本市内のヤマサキ胃腸科クリニックでカメラを飲んだ。検診待ちの時、隣に居た五十代位の女性が「喉がヒリヒリしているけど、早く検査をして頂戴」と看護師さんに言っていた。「あなたは眠っていて検査は終了しておりますヒリヒリはカメラのせいです」と説明すると、「いやまだ受けてません」と申し立てておられたが、看護師の方が「もうすぐ結果説明です」と言った。

自分も眠っている間に検査が終了し、説明があった。「あなたは10年前検査に来ております。今回は食道の入り口にびらんがありますがあなたは軽いほうです」と言われた。この先生は聞かれた事にしか答えないので、どのくらいで治りそうか聞いてみると「半年から1年はかかる」と言われた。「えーそんなにですか?じゃー珈琲やビールはダメでしょう」と聞くと「あーよかですよ」とあまり深刻ではないような話しぶりだった。クリニックからは似たような薬をもらいその後服用するのだが、やはり痛みはやってきてニワトリよりも早く起きるため睡眠も不足し、食事も考えて食べなければならないようになった。

出来る事から始めよう

逆流性食道炎の事をネットで調べると、山のように出てくる。そして長く苦しんでいる人が多いのには驚いてしまう。

自分の場合生活習慣で、改善する余地が多々ありそうなので、これを機に実践することにした。まず、よく噛んで食事する。昔は早飯芸のうちと言ってよく噛まずに食べていたが、よく噛む位は簡単に出来る。さらに自分は若いときから猫背、猫舌であり、猫背も矯正すれば効果があるとの事なので、胸を張って食道を長くしながら歩くことにしよう。

その他整体や横隔膜のマッサージなど逆流性食道炎の改善方法が、沢山YouTubeにアップされている。2~3回やったら心なしか良くなった気がする。今の所日に何度か苦しみがやってくるが、短期改善に向け頑張る事にした。

本屋さんに行ったら、丁度ぴったりの本があった。これは渡りに船と思い読んでみた。中身はあまり大したこと無かったが、いろいろな事を意識するきっかけにはなった。

自分の体の中の事ではあるが、自律神経の立場で、長年落ちてくる食物を一生懸命分解しようとする胃酸製造部隊に感謝しながらも、胃酸分泌の出量制限と噴門付近の収縮力のアップを薬と整体のセルフケアで早期改善するのだ。