もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

茹でガニになり横歩きする

スズメバチロシア軍を磔にする

日本蜜蜂のハチミツ収穫の時期が来た。今年は勢の良い巣箱が1群あって、昨年より家賃の増産が見込まれている。今の時期気温も高いので巣箱の入り口には沢山のミツバチが涼んでいる。しかし、勢のいい群の巣箱入り口に数匹しかいない。もしかして荷物をまとめ出て行ったのかと思ったのだが、様子を見ていると、オオスズメバチが巣箱の周りにいて、巣箱をガリガリとかじっている。ミツバチは恐れをなして中で潜んでいるのだ。このまましていると中に浸入し、働きバチを全てかみ殺し幼虫を持っていかれてしまう。このスズメバチロシア軍に対抗する為、バトミントンラケットで応戦していたが、効率よく捕獲する為ネズミ捕りを100均に買いに行った。

入り口に金網を貼り、巣箱の横にネズミ捕りのペタペタを置いた。おとりに1匹オオスズメバチを張り付ける。捕まったハチは助けて信号を出すので、仲間がミイラ取りになる。

1日で結構捕獲したのだが、ミツバチウクライナ軍も同等以上の犠牲が出てしまった。ミツバチの犠牲を避けるため、置き場所を巣箱から離して応戦しているが、3~4日位の間隔でやってくる。

新たに火炎バーナーを兵器として加え、反撃に応じている。侵略者には負けてはならぬ。ミツバチと蜂蜜は最後まで守り抜くのだ。

テレビを壁に掛ける

娘夫婦の新築がほぼ完成した。付帯工事や外構工事が残っているが、近いうちに引っ越しとなる。

自宅と併設して店舗があり、珈琲の焙煎所とちょっとしたカフェを出す予定だ。営業は今年の年末か来年になる見込みで、自分たちは裏の畑で野菜を作り無農薬野菜の販売で一儲けしようとたくらんでいる。

まだ設備の必要な場所が多く、焙煎機の煙突工事やエアコン、防犯カメラなど暇を見つけては自分が取付工事をやる事になっている。そんなわけで早速テレビの壁掛け工事がやってきた。

リビングの階段横にテレビの配線がきており、壁の補強もしてある。そんなに難しい工事ではない。

テレビ本体は東芝の65インチで、純正の取り付け部品は25000円と高く在庫も切れていた。純正品は取付も面倒で、スペーサーも別部品として要る事から、丈夫な背板の付いた汎用取付品とスペーサーは木材で作って取り付ける事にした。

スペーサーの板を黒く塗装してテレビから隠れるように引掛け金具を取り付ける。

テレビの重さが32Kgで、背板は100Kgの耐荷重があるので、昼寝していて頭に落ちる事は無い。後ろの配線が隠れるように壁に大きめのボルトネジで取り付け、あとはランドセルを掛けるように引掛けるだけである。

液晶パネルを傷つけないように注意しながら、比較的スムーズに作業は終了した。量販店の取り付け見積もり料5万円プラス部品代からすれば、部材代で5千円程で済んでしまった。

蟹を食いに行く

ここしばらくはコロナの関係で旅行らしきものは控ていた。県民割も復活し、娘夫婦が佐賀県に、蟹食いにつれて行ってくれた。割引の条件はあるものの、お一人様5千円の割引は大きい。

佐賀県は、あまり行く機会が無く高速でも無理する距離では無いのだが、孫をフェリーに乗せるため、玉名の長洲港から長崎の雲仙行きフェリーに乗り込んだ。

フェリーも空いていて、雲仙の普賢岳を目の前に有明海を進んでいく。途中イルカ(スナメリ)が何匹も現れ、さながらイルカウォッチングも楽しめた。あいにくの曇り空であったが、30年ほど前に噴火した普賢岳がさらに大きくなったように鎮座している。

今回唯一車で走ってみたいと思っていたのが諫早湾干拓の「雲仙多良シーライン」と呼ばれている堤防道路である。

長い間、災害防止と環境保全で裁判していたが、現在は堤防の門は閉められておりその上を通る堤防道路は諫早湾のショートカットとして車両が行きかっている。有明海のムツゴロウや海苔・アサリへの影響も今でもよくわからないようだ。

本日の宿泊先は「蟹御殿」と言うホテルで、いかにもそこらへんのカニが、蟹蟹蟹とぞろぞろ迎えてくれそうである。

丁度3時のチェックインに到着で、駐車場に車が少ないのでやや心配したが、旅ログで従業員の対応がとても良いと評価してあったように、施設も対応もとても良かった。

県民割を適用してもらうために、コロナの接種証明や身分証明など提示したところさらに地元で使える2千円のクーポンまで頂いてしまった。お土産代には丁度良かった。

茹でガニになる

本日のメインイは夕食の蟹であるが、ここ1ヶ月半程逆流性胃炎に悩まされている身分としては満腹の腹を横たえるわけにはいかない。しかし冷えた生ビールと茹で上がった蟹を前にするとそういうわけもいかなくなった。

タラバガニに比べれば足の細さが目立ってしまうが、それでも有明海で育った竹崎ガニはそれなりに美味しい。この宿自慢の佐賀牛溶岩プレート焼きや、追加の蟹もほぼ平らげ、胃炎の心配などどうでも良くなってしまった。満腹のお腹をさすりながら、皆で「カニー」と記念撮影し横歩きしながらお部屋に帰った。

30分も経過しただろうか?強力な胃酸の逆流が発生し、身動きもできずに45分間じっとムカムカと痛みに耐えていた。今まで食べ物の制限などしたこと無かったので、食事制限のつらさを改めて知ってしまった。それでものど元過ぎれば同じことを繰り返してしまうのだ。