もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

「風に吹かれて」出来たぞー

からいもの収穫

遅ればせながら我が家でも甘藷の収穫をした。最近では「甘藷の基腐病」が流行し、鹿児島や宮崎でも収量が減っているとの事だ。我が家は無農薬栽培なのでこのような病気にかかったら両手を上げるしか無い。それに加え山に住むイノシシ軍団も各地で出没している。今年は害獣予防システムのトラの置物「ハリマ王」も出勤しなかったので、イノシシの被害も心配したが、小動物が少しかじった程度で無事収穫に至った。

今年もほくほくの「高系14号」とねっとり甘い「紅はるか」を半分ずつ植えたのだが、毎年お約束のようにどっちがどっちか分らなくなってしまう。食べてからのお楽しみだ。

我が家ではプロの農家さんみたいに「掘り取り機」を持ってないから、ほとんどハンドメイドの手作業になる。

予想以上に根が多く、型が大きい。Lが多くて2Ⅼ、3Ⅼまである。嫁に尻を叩かれ夏と秋の暑い日に草取りしたのが功を奏したと思われる。

様々な形のイモがあるので、絵心のある僕はアート作品がすぐに出来上がった。

2日がかりで収穫を終え、自宅裏の貯蔵庫へ搬入した。貯蔵庫はコンクリートでできており、一年中18度位の室温をキープできる。2か月程すれば甘さが増して美味しくなる。

野菜保管庫を作る

夏場の野菜は冷蔵庫でなければ痛んでしまうが、冬場になればそこそこ常温で保管しても鮮度は落ちない。そんなわけで、今から使える野菜達の保管庫を作る事にした。

ロシアの戦争を機に様々な物が値上がりしているが、木材も以前と比べ、2倍近く上がっている。木材のストックはそこそこあるので、この程度の造作物は何とか手持ちで行けそうと部材を物色していたら、以前作ったゴミ箱置き兼レンジ台が埃をかぶって倉庫にあった。

サイズも丁度よく設計図を書くほども無いので、ダウンサイジングでアレンジすればすぐに出来そうだ。

棚の構造を4段とし、下に重さのあるジュース類の飲み物を置き、2段、3段目を4つの籠で仕切り、野菜やミカン類を置き、上段のペントハウスをネギ、ゴボウなどの長物を置くようにする。前の形を少し残して結局は分解してしまった。

板の厚みがあるので、補強もそんなに必要なく、ほぼ外観が完成した。新しい板と古い板が混じって色合いがおかしいが、そんなのは気にしない。

全体を塗装して、カゴと木箱をセットした。見た目はワイルドだが丈夫に出来た。使わなくなったら、他の用途に変身させるか薪ストーブの燃料行となる。骨までしゃぶるSDGsなのだ。

 

日本ミツバチから家賃を頂く

ウクライナのインフラが毎日のように攻撃を受け、今現在50%程度の電力しか使えないそうである。これからの季節ウクライナは氷点下以下に寒くなる。本当につらいだろうと思う。そんな時にミツバチやダゴバチをのんきに追いかけている場合じゃ無い所だが、巣箱の管理、周辺の草取りやスズメバチ対策等、1年間の住居費用を頂くことにする。

蜂蜜摂取七つ道具をリヤカーに積んで年貢の取り立てに各家庭を巡回する。今年は4群残っており、その中の1群は4年目になる。

重箱の屋根を取り、上から1段か2段頂く。全部取るとキリギリスみたいに冬場の食料がなくなるので、蜜のたまり具合で決める。今年の蜜は採蜜が遅かったせいか糖度が79~82%といつもより高い。

垂れ蜜方式で2日間かけて蜜を巣から落とし、ハチミツこしフィルターにかけ最後に油濾し紙を通過し完成品となる。この作業が一番手間が掛かる。今年もお約束で採蜜中に右手親指の付け根を刺されてしまった。3日程痒みと闘わなければならない。

 

風にふかれて( Blowin' in the Wind)

2022年のハチミツのタイトルは「風にふかれて」とした。50年以上前にボブディランが歌ってヒットしアメリカの公民権運動や反戦集会などで良く歌われた。

歌の歌詞が、今のウクライナとロシアの戦争に重なるところもあり、早く戦いが終わる事を願ってこれにした。

少し前にNHKの番組で、桑田佳祐と桑子アナが「風に吹かれて」をハモっていた。NHKから怒られるかもしれないが、映像を張り付けておこう。受診料を支払っているからこれ位こらえてもらおう。

 

瓶詰めが終わったのでハチミツを待ちわびてるクマさんたちに届けなければならない。そして来年の3月までミツバチとの遊びはしばらくお休みとなる。