もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

鯛のジジを食べつくす

娘が出産し、我が家に里帰り中である。女の子の赤ちゃんは、生まれて二十日あまりだが、皆が赤ちゃん言葉となり、入れ替わり立ち代わり話しかけ一喜一憂の毎日である。

そんな折、旦那さんのお兄ちゃんから、お祝いの「鯛」が届いた。

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すごく大きい天然鯛と、家来の鯛2匹、ガラカブにしては大きいサイズがこれまた2匹と、船からの釣りだったのか、さすがお兄ちゃん。

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鯛さんには悪いが、料理する前に、赤ちゃんと記念撮影。大きな鯛は50cmもあった。

問題はこの後である。大きな鯛はもちろん刺身で食べたいとの皆の要望であったが、誰も三枚におろせないのだ。大根おろしや、荷物の積み下ろしとはわけが違う。今までも自分で釣った魚を調理したことはあるが、塩焼きか南蛮漬けサイズの魚がほとんどで、こんな大きな魚は初めてである。

とりあえずYouTubeで、鯛のお造り方法を検索すると、いっぱい出てきた。映像で見ると、何となく出来そうである。さっそく近くのホームセンターに包丁を買いに行き、小回りの利きそうな、小出刃を仕入れてくる。

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鱗はがしから始まり、表、裏、真ん中と、いわゆる3枚におろした。真ん中のお頭と、背骨のある部分は、大根や串を使って生き造りみたいにしようと思ったが、皮ハギや内臓処理などで、すでに疲れてしまい。ぶつ切りにして荒汁の材料となった。

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なんとか刺身は確保したが、自分には料理のセンスが備わってない事を悟り、他の料理は嫁に任せることにした。

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刺身のほかに、カルパッチョ、塩焼き、アラカブの煮つけ、その他料理が出来上がり、夕食の準備が整った。

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赤ちゃんは未だお乳しか飲めないので、お祝いのお魚は、我々が美味しくいただいた。

何時も電気製品や機械の分解は得意なので、短時間で作業はこなせるが、こと魚となると、ネジや部品の組み合わせではないので、解体も用意にはいかない。もっと修行を積まなければならぬ。