もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

Sakurayama Coffee Roaster プレオープン

半年点検

昨年12月に人間ドックに行ったばかりだが、昨年8月に済生会で2度目の心臓カテーテルを行い、その後の心臓6ケ月点検がやってきた。人間ドックで肺活量を検査するパートの「プーさん」は仕事をやめたようで「ハイ吸って吸って」の掛け声もノリが今一つで、楽しみが一つ減ってしまった。それでも検査の数値は去年より明らかによくなっていた。この調子で、心臓のエコー検査も良好な結果がでればこの後の活動範囲や運動量を増やすことができるのだ。血液を採り心電図の検査を待っていると音を鳴らしながら配達人がやってきた。

「世界に一つの花」を流しながら上手にカーブを曲がってくる。眺めるだけで、ひと時のリラックスになる。配達から帰る時も同じ曲であったが、選曲も難しいだろう。深刻な病状を告げられた時、ベートーベンの「運命」とか流れたら目の前が真っ暗になる。かといって「チャンチキおけさ」の音楽で踊りながらやって来れば、足蹴では済まなくなる。それでは配達場所により、どんな音楽が一番合うだろうか?などと考えていたら、検査の順番がきて機械のあるベッドに案内された。いつも思うが心電図のタコの吸盤みたいなやつをつける時、いつも冷たい。肋骨の下あたりにつける時は「ひゃっ」と声が出てしまう。今回はつけ直しがあったので、2回ほど「ひやっひやっ」と言わされた。なんか温かいウォーマーみたいなものの上にタコの吸盤を置いておくとか工夫が欲しい。

いつもより心電図の時間がかかったが、心エコーも終わり1時間ほどで検査結果がでた。担当の美歌先生より説明があり、数値の結果もよく「だいぶ回復しています」といわれた。一昨年からの縛りが一つが取れたような気分で目の前が明るくなった。

 

植木市にサクラを見に行く

毎年開催されているJAの植木市に雨模様ではあったが久しぶりに出かけた。

新しいお店用にと寒緋桜(カンヒザクラ)を見に行った。カンヒ桜は1月の後半頃に咲き始めるので、一足早い春がみられる。会場は平日の雨模様で人出は少なかった。ここには毎年友達が植木市の手伝いに来ているので、とりあえず元気にしているか様子を見に行った。何年振りかではあったが、劣化した様子もなく、ほぼ見た目変わらなかった。多分楽しく暮らしているのだろう。

会場を一回りして、お目当ての寒緋桜を探すのだが、似たよう品種ばかりで寒緋桜は置いてなかった。以前この会場で「アーモンド」と言われて買ってきた木は、その後すくすくと我が家の庭で育ち大きな「モモ」の実をつけてしまった。なんとかなるだろうと思って買ってはいけないのだ。それにしても商品は、基本持ち帰りだからずいぶんと安く買うことができる。眺めているとついつい買ってしまう。

お目当ての サクラはなかったが、前から気になっていたミツマタの木が売ってあった。以前友人を訪ねた時、庭の片隅に黄色い花が咲き誇っていた。和紙の原料になったりする木であるが、アシナガバチのような花が付き春には黄色い花が咲く。大きなものではなかったが2,000円でお買い求め。ややガニマタになりながら持って帰った。

自家焙煎珈琲豆店プレオープン

ずいぶん前からお店の準備をしてきたが、オープンには時間がかかってしまった。知人友人にはオオカミが出るぞーを言い続けてきたが、オオカミも建物の隙間から覗くだけで一向に姿を見せない。それでも少しずつ準備が整いプレオープンの運びとなった。店は娘の婿さんが経営するもので、嫁は野菜を出荷したりするが、自分はできる範囲のDIYや孫のお守をするくらいで、為にはならない。自宅ではほぼ毎日珈琲を入れているので、腕のほうは上がっていると思われるが、嫁がやめちハイヨというので営業時には、様子をうかがう程度である。将来店の傍らで、薪をくべながらサツマイモやナンをタンドール窯で焼いているかもしれない。

まだ植栽等が間に合っておらず、もうしばらく手がかかる。店名は「Sakurayama Coffee Roaster」で通称「桜山珈琲」である。あれこれしゃれた名前を考えていたのだが、長く愛してもらえるにはと、この店名になった。この近くの地名が桜山で、昔の参勤交代の往還として殿様の往来があった。現在はその北側に新しい道路ができて、桜並木が1Kmほど続く。近くの中学校の卒業式頃には、遠山の金さんもびっくりするような桜吹雪がみられる。そんな桜街道とこの付近の地名から店の名を頂いた。

お店は、珈琲豆の販売がメインで、厳選した生豆を丁寧に選別、焙煎し提供するもので、もちろん店の中で好みの珈琲やちょっとした焼き菓子程度は提供できるものの、カフェ的なメニューは徐々に増やしていくつもりである。

店は金土日の週末だけの営業で、店のPRもインスタや知り合いにちょっとした位で、ぼちぼちとお客様に来店いただいている。看板娘もまだ保育園なのでご挨拶くらいしかできない。それでもたくさんのお花を頂いたり、近所の方々も来店いただいた。

この店舗のもう一つの目的で、取れたての無農薬野菜を販売している。隣の畑や我が家の畑で、私をドレイのように使い、土まみれになり作った嫁の野菜だ。

お試し期間でとりあえず100円で売ってみたが、売れ付きは上々である。

とにかく構想はたくさんあるが、やはり美味しいと思ってもらえる珈琲豆を販売したいのが一番で、ぶれずに「Sakurayama Coffee Roaster」が長く愛されるように頑張っていきたい。

世の中、何かとゆとりがなくなってきているような気がします。好きな音楽を聴きながら珈琲でひと時過ごすのはいかがなものでせう。

グランドオープンは3月15日。木曜日以外毎日営業の予定。