もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

栗の渋皮煮を作る

何やらカメムシのニオイが漂ってきたと思ったら、外の野菜洗い場に沢山のパクチーが水につけてあった。近くの直売所へ出荷する為、嫁が畑から穫ってきたものだ。我が家ではよく食べるが、人により好き嫌いがあるのでいつも売れ残る。ニオイがきついので店舗でもあまり歓迎されてないみたいだ。ベトナム料理のフォーなんかに生で入れると大変美味しいのだが、いつも売れ残ってしまう。やめたほうがいいのではと言うけど、懲りずに思い出したように出荷する。

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今、パンがブームで各地でパン屋さんが増えてるらしい。NHKで放送していたが、こだわって作った6500円の食パンがすぐに売り切れてしまうとの事で一体だれが買うのだろう?それだけの価値があるのだろうかと思ってしまう。我が家も毎朝パン食である。フジパンの本仕込で、6枚入り150円程度。他に野菜類と生協のソーセージ等。パンに付けるものはバター、クリームチーズ、イチゴやブルーベリーのジャムそれに我が家で穫れたハチミツ、自家焙煎コーヒー、たまに肥後チャボの有精卵など、本当に安上がりの朝食になっている。6500円もする食パンで朝食を食べた暁には、昼と夜の食事をカライモとその辺に生えてる雑草にしなければ生きていけない。150円のパンで我慢しよう。

先日娘の義理のお母さんに作ってもらった栗の渋皮煮が大変美味しかったので、レシピを送ってもらい、我が家でも作ってみることにした。

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あまり大きくは無いが、丁度食べごろの栗が残っていたので、ほとんど収穫した。今までは、栗ご飯を1回するくらいで、残りはそのまま土の上に落ちて、食べることもなかった。

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いがいがから実を取り出すと、1.5㎏くらいあった。丸1日水につけて周りの鬼皮を剥く。

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ここで活躍するのが、「栗くり坊主」という便利な皮むき器だ。片方の刃がギザギザでもう片方がストレートの刃が付いている。やや要領もいるが、上手に皮むき作業ができる。それでも半分以上は手で剥くため、沢山剥くとツメの先が痛くなる。

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この後は、嫁にバトンタッチとなる。レシピをみながら何度も煮炊きする。

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重曹を入れてあく抜きし、崩れそうな栗はお茶を入れる袋に入れまたまた煮る。

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水分がだいぶ減ったが、これで完成だ。栗を食べた後の汁は、後でぜんざい等に使えるらしい。

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出来上がりを食べてみた。美味しい。初めてには中々良いできである。1日たてばもう少し甘みが増すと思うが、糖分が結構高いので、食べすぎには注意せねばならぬ。

栗の渋皮煮が大変なことはよくわかったが、今年は上手な栗の消費ができた。来年はもっと美味しい渋皮煮ができそうである。