もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

耕運機を軽トラに乗せる「ラダーレール」を作る

ラグビーのワールドカップが大盛り上がりだ。今日、大男集団のサモアにも勝ち、ますます面白くなってきた。アメリカバイソンみたいな人たちが、相撲の立ち合いのような激しい当たりと、短距離走の走りやパス、キック、攻守入れ替わりと、展開が早くルールがわからなくても十分楽しめる。スクラムで押し込むときには見てるほうも力が入り、とにかくハアハア言いながらの観戦だ。ビールがすすむはずである。おかげで、今カタールで行われている世界陸上も、誰がどう活躍したか情報すらよくわからない。

 

 涼しくなっても台風が行ったり来たりしているが、嫁の秋野菜の植え付けが始まった。整地の為、我が家のトラクター達の出番が多くなった。

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かれこれ20年ほど使っているクボタのタマちゃん号だ。嫁専用に買ったものだが、軽いのでトラックの荷台にも手で持ち上げて乗せることができる。

先日隣のおっさんが借りに来た。「管理機は使えたけど、エンジンスターターの紐がきれてしまった」といい返しに来た。確かに紐が切れているが、「普通修理してもって来るでしょう」と言いたかったが、気が小さい僕は「あぁじゃあ何とかするから」と言って自分で修理をする羽目になった。紐と言っても、パンツの紐やホタテのヒモでは、代用にならないので、同じ大きさの丈夫なひもに交換し、修理は完成した。

大した故障ではないが、年数も古いし、そろそろ買い替えが近いらしい。そんな訳で、新たに嫁専用の耕運機を購入すべくいろいろと物色していたら、中古ではあるが、あまり使った形跡の無い、ホンダのミニ耕運機が手に入った。

クボタのタマちゃん号に比べ、馬力も能力も高い。只、重量が2倍の80K近くあるので軽トラに積み込むためのラダーが必要になった。

早速近くのHCに買いにいったら、1万5千円~3万円の値段が付いている。後すざりしながらも、ラダーを見ると簡単な構造なので、適当な部品を買って作る事にした。

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ラダーが軽トラから外れない事と、100Kg位の重量に耐えればいいので、38mm×2mの足場板と金具を買ってきた。

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軽トラの荷台と後ろのドアの間にうまく入り込むように、金具を斜めに加工する。

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金具の幅が足りないので、スペーサーを両サイドに取りつけて、ぐらつきを抑える。

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耕運機を乗せるとき滑らないよう板材を付け、木部用塗料で雨対策を施す。

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完成したところで、事務所の階段で、使ってみる。なかなかいい塩梅に登っていく。ここまでの部材代金が3千円かかってないので、相当安くできた。軽くて持ち運びも良い。ただ、残念なことにチープ感が漂っていることだ。どこから見ても板材にしか見えない。そこで、せめて遠目からアルミラダーに見えるように塗装することにした。

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ポルシェの荷台にもがっちりかみ合い、耕運機はするすると登って行く。少し離れてみれば、アルミ製に見え、とても3千円の品物には見えないだろう。あとは、機械音痴の嫁に乗せ方を教えるだけだが、これが難航しそうだ。