もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

だごバチほいほいの効果があった。

スズメバチの事を我々の地区ではだごバチと呼ぶ。スズメバチより二回り程大きいオオスズメバチの事は、クマバチと呼んでいた。熊本弁で大きいことを「だごんごつ」とも言うので、それからきたのかもしれない。

毎年5月頃「ホイホイ」を作りその辺にぶら下げる。作り方はいたって簡単で、この時期飛び交うのは殆ど女王ダゴバチなので、1匹捕まえるだけで、巣1個駆除したことになる。

まず、大きめのペットボトルを用意する。

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サイダーかコーラの入ったボトルが中に入ったハチが逃げにくい。中には必死で這い上がり、入ったところから外へ出ていく根性バチもいるのだ。

蓋にぶら下げる穴を空け、紐や針金等を通す。蜂の入り口を1.5㎝程縦横に切り、下だけ残して入り口の足場を作ると本体の出来上がり。

中に入れる液体はコバエが寄ってきそうなアルコール系のモノを適当に入れればよい。

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焼酎と酢、余ったワインがあったのでおまけに入れる。ファンタなどの炭酸系もハチを寄せる効果がある。最後に砂糖で誘因材は完成。砂糖はハチが中に落ちて羽にかかると飛べなくなるので、大目に入れておく。

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適当にブレンドし、飲みかけのサイダーもついでに容器に入れると特製「だごバチほいほい」が完成。

早速家の周りの木の枝に吊るしてみる。

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中々おいしそうである。

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このようにコバエと共に、ハチさんもかわいそうだが、ワラにすがっても、抜け出すことができなくなる。

日本ミツバチ仲間のK氏はこの蜂でエキスまで活用している。以前遊びに行ったら1瓶くれた。

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35度の焼酎に沢山のスズメバチが入っている。生きた状態で捕まえ、よく水洗いしたあと焼酎に漬け、元気のエキスを取り出す。疲労回復、滋養強壮に大変いいとの事で、ちょっと飲んでみようかと思ったんだが、夜鼻血でもでたら困るので、とりあえずストックしている。

日本ミツバチを飼ってる仲間は、大体ハチトラップを3~4個ぶら下げている。その効果だろうか、今年はスズメバチが少ない。

我が家には、芭蕉の木が植わっており、バナナに似た実が生る。スズメバチが大好物で、毎日何匹か蜜を吸いに来た虫を捕るため?来ているが、今年は全然見ない。

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この花に虫がついて受粉すれば、後でバナナみたいな実に変化していく。

バナナに似ているので、一度食べてみた。硬くて苦いとても食べられるものでは無かった。この調子で、夏場も「だごバチ」の飛来が無ければありがたい。