春の共同作業
恒例の春の区役が100名程の参加で行われた。年2回春と秋に道路端の草刈り作業が実施される。田舎なので、刈払い機を多数持ちより、さらに畜産農家から、フロントローダーや2tダンプも登場する。
年々、参加者の高齢化は進行しているので、皆が集まる共同作業はいつまで出来るきるか分からない。
ここ数年若い方達の転入も多いが、自治会活動や地区行事への参加など、負担に思う人も少なくない。今の社会が新型コロナの事もあり、個の生活にシフトしている事もあり、中山間地帯のコミュニティーの衰退問題はどこも同じだろう。それでもそこそこ歳をとれば、それなりに参加してくると思うので、その時を期待したい。
ついにミツバチ御一行様「マンション入居決定」
分蜂時期本番を迎えたが、蜂仲間の間でも今年は分蜂が少ないみたいだ。捕獲したり逃げたりと、泣き笑い話はいつもの事だが、全体に活気が無い。
1回目の分蜂はとんでとんでとんで回って回って逃げて行ったが、2回目はついに捕獲した。
オスバチを伴いあたり一面蜂三昧で、巣の上をぐるぐると回り始めた。この日は結構風があり、低い所に集合するだろうとは思っていた。
巣から5m程離れた待ち受け箱のキンリョウヘンに集まりだした。このまま巣箱に入ってもらえば非常に助かるのだが、キンリョウヘンを置いている台の下に蜂球ができた。
捕ってくれと言わんばかりの低い所に集まっている。今までハシゴを駆使して取っていたが、今度は膝を立ててからでも取れる位置だ。
もっと上であれば自分達で入居するのだが、このパターンは自分では入らないし、ここに無理して入れても逃げてしまう。とりあえず、お手製のクラゲ型捕獲機ですくい取る。
ほぼ豆腐2丁分くらいである。まだ近くでブンブンしているが、女王バチさえ確保していれば、そのうち付いてくる。
巣箱の下から捕獲したミツバチを移す。蜂は暗くて高い所を目指すので、下から追い放すとハチの滝登りが見られる。安堵する瞬間だ。
毎年手の甲を刺されてしまう。手袋はしているが、隙間からやられる。毒を吸い取るポイズンリムーバーは用意しているのだが、捕獲中は顔を刺されようがそれどころでは無い。その後あわてて吸っても大した効果は無いが一応吸ってみる。もう何回も刺されるので、体の抗体がその都度強力に反応する。ある意味体の防衛部隊はちゃんと仕事をしているので、抗体に感謝しなければならない。この後もう少し手が腫れて、名物綿屋の日吉饅頭みたいになる。
よく嫁が買ってくる。昔ながらの饅頭で大変美味しい。
手が腫れる事より、痒いのが我慢できない。強力ムヒを余分に塗っても痒さは変わらない。最初氷で冷やして熱ピタを張るのが一番いい。
3日後育児担当の女官バチが幼児のご飯になる花粉をわきに抱え帰ってきた。女王バチも健在で、住み着く覚悟である。もう安心である。
今年の9月に家賃を頂くので、雨風暑さの管理をちゃんとしなければならない。順調にいけば、昨年並みには穫れるので、舌を長くして待っている者は楽しみにしておれ。