もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

こるこる「こるまめ」星みっつー。

 留守中に玄関ドアに新聞紙でくるんだものが置いてあった。花かなと思い開けてみると藁に包んだ納豆だった。程なくして友人のY君から「置いとったバイ」とラインが入った。

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 出来たばかりの「ねば納豆」で、毎年作っているみたいだが、自家製の大豆を五右衛門風呂みたいな大きな鍋で軟らかく煮て、手作りの藁苞にあつあつの豆を入れ、電気コタツか何かで、温めて、ねばーる君に仕上げたのだ。

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 われわれ昭和中期生まれの農家では、どこの家庭にも手作り納豆があった。呼び方もスーパーで買うようになり納豆と言うが、ほとんど「こるまめ」又は「ねば納豆」と呼んでいた。さらにこの納豆に塩を多く振り、天日干しにしたものが「ほしこるまめ」とよび、お菓子代わりに、手に握りしめ少しずつ食べた記憶がある。その後喉が渇いて仕方ないのは言うまでもない。

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 ずいぶん昔だが、大きな箱に電気コタツと温度調整用のサーモを入れ「納豆マシーン」を作ったことがある。結構重宝したが、もっと制度を挙げるため2号機を作ろうとしたが、結局制作までには至らなかった。

 自家製の藁苞納豆は手間が大変だが、市販の商品にない独特の香りがある。農家直売所で売ってあるのをたまに見かけるが、価格も高い。何より、保健所の販売許可が結構厳しい。

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 結構ねばってます。いつもよりたくさんねばっておりま~す。

今年の出来は大変美味で、星みっつーです。来年もお願いします。