車の純正ナビ用スピーカーがあまりにも音が悪いので、交換することにした。以前のカーステレオなるものは純粋に音楽を聴くための商品だったため、それなりの音が出ていたが、今のナビはあまりにも多機能の為、スピーカーまで金を掛けたくないらしく、ラジオに毛が生えたくらいの音なのだ。
今までも、最初から車についていたスピーカーは殆ど交換した。劇的とまではいかなくても、はっきりと音の違いが判り、ご機嫌になれる。
まず、ドアパネルの内張外しからだ。
一見難しそうだが、外すにはコツがあり、ものの5分ほどで裸になる。
但し注意と順番がある。
1、カバーの下にネジが隠れている「隠しネジ」がある場合が多い(確実に外す)
2、ほとんどドア上部からひっかけてカバーの周辺のプラスチックの突起でカパカパと固定してあるのでカバーの下から外して上部へ持ち上げる。
3、ドアカバー外し機なるものがあればよいが、平型の金具や、マイナスドライバーなどでもなんとかなる。できれば幅の広いものがよい。
ドアの内カバーの下側を片手で引っ張り金具を忍ばせる。外す側から見えないが、緑色が固定場所なので、その辺で外側にこねればよい。金具はその辺にあったもので、マイナスドライバーで隙間をあけてもよいが、キズに注意だ。
最初の1個目が若干勇気がいる。もしかすると内張が割れるのではと思うくらいのところでパカンと外れる。1個外れれば、後は簡単だ素手で引っ張ればパカパカと子気味よい音で外れてしまう。
右側が純正のスピーカーで磁石の大きさが3cmくらいしかない。おそらく原価500円位だろう。左側が今回の交換品でパイオノアのTS-1720ウーファーとツィーターの2ウエイになる。本当は、フルレンジがよかったのだが、今一つだったのでこれにした。マグネットも比較すれば5~6倍はある。値段はもっと差があり、この商品定価は28000円位だから、音がよくなって当然だ。
最初にネットワークを埋め込む。このときしっかり防音対策をしておかないと、配線などが変な異音として出ることがある。
ツイターは適当に削って、インナーピラーに取り付けた。
ちょうど雨が降り出したので、この辺は雑な加工になっている。
作業は1時間30分くらいで終わった。さあ視聴である。一番のわくわくタイムである。
何枚かのCDの中で、CCRの「雨をみたかい」を聞いてみる。この曲はバンドを初めて最初のレパートリーになる曲で、時を告げるニワトリのような声を張り上げ歌ったものだ。
さあ音楽スタート、ん、ん、何・?あの流れるようなベースの音がまるで響いてこない。
あれ感動がないぞーこれはいかん。そうだ録音が悪いのだ。次に「柳ジョージ」に登場してもらい「青い瞳のステラ」を聞いてみる。
ここで本領発揮。おーこるこるこっでなからんと。
しっかりとした音でドラムのトップシンバルもシャーンと程よく聞こえる。
スピーカー変えてよかった。ハズキルーペだぁ~い好きと言いたい。