年の瀬に近づくと、どのテレビ局でも、今年話題になったニュースを番付して放送してる。今や誰でもどこにでもカメラがあるから、たちまちニュース映像として流れてくる。
今年多かった異常気象も、日常気象となりつつあり、最近の出来事でも少し日がたつと、ひと昔前のような気がする。
泉谷しげるの曲で「里帰り」というのがある。歌詞の中で「あたたかな日が来れば、また一つ年をとってく 忘れたいことは山ほどあるし 忘れたくないことも多い」
熊本地震後3回目の正月を迎えるが、震災後最初の正月を思い出してもあまり記憶にない。仮住まいだったため、不便で寒かったが、なんとか暮らしたのだろう。
ちょうど30日の今日、熊本城を見に行った。行くつもりはなかったが、近くを通った際、本丸の屋根が白く塗られていて、白鷺城みたいになっていたからだ。
右が本丸で、真ん中に見えてないが、小丸がある。どちらも修復真っ最中で、前の塀もすべて倒れている。本丸の屋根が以前とは違う白色に塗られていた。
すごいのは、左の宇土櫓で、1600年に清正公さんが、建設し、今回の地震でも倒れていない。本丸や小丸は西南戦争で西郷どんがせめて来た時火事になり、昭和30年代に再建されている。
角度を変えると小丸は瀕死の重傷で、手前の塀の石垣も手つかずの状態だ。
まだまだ復興には時間がかかる。
毎年年末になると、大きな孟宗竹を切ってきて、門松を作っていた。今年はやめようかとも思ったが、幸せの神様や宝くじの神様が、迷うと困るので、小ぶりではあるが、玄関口の両サイドに置いた。
来年は、平穏で穏やかな年であることを願って。