もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

災害備品庫を作る

 ここ最近阿蘇山の煙がいつもより多い。だからと言って大掛かりに噴火する事はないだろうが、今は何があっても不思議な事ではない。

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 東日本大震災は3月だった。熊本では、九州新幹線開通を祝って、歓迎ムードの矢先だったが、あまりの大災害に意気消沈した。

 その後の熊本地震は、4月だったが、車の中でも夜は寒い思いをした。東北の3月と言えば、まだまだ寒い時期だったろうに、それを考えると本当につらい日々だったと思う。

 大きな地震を体験して思うことは、揺れが来たら何もすることができない。歩いて逃げたり、ヘルメットをかぶったり、懐中電灯を探したりできるのは小さな地震で、震度7程の地震であれば、立つこともままならず、地球が割れるかの恐怖心を負い、その時の運で、ケガがなければよかったと思うしかない。

 まあそんなわけで、防災などと自然災害を防げるような力を、人間は到底持っていないので、3日間くらいの食料や水を備蓄し、もしもの時にしばらく自力で暮らせるよう備えるのだ。

 実際にいくつかの災害用品や水の備えはあるが、置き場所がバラバラで、枕元に置いていた懐中電灯も、あっちこっちに出張し、今おおきな地震がきたら、ばっ・ば・ば・ばっとうろたえてしまうだろう。

 このような事から、早く備品庫を作りたいと思っていたので、まずは備品庫を設置し、必要と思われるものを、順次そろえていくのだ。

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今回は、ちょうど遊んでいるロッカーがあったので、手っ取り早くこれを利用することにした。事務用品は飾りは無いが、しっかりしているので、ちょっと手を加えるだけでいい。

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 ロッカーの中は、何もなく、上と下に簡単な棚があるだけだ。

とりあえず、真ん中あたりに取り外し可能な棚をつけた。

左側にヘルメットや懐中電灯、マスク救急箱などの小物用品を入れる。

真ん中が、食料品のアルファー米、カップ麺、水等をいれる。そして、左側に、シート、卓上コンロ、など大きいものを収納する。棚は、必要に応じて、付け加える。

 

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表面は、ドア部分を塗装し、他の人でもわかりやすいように、ステッカーをはった。

本体が倒れて中のものが飛び出さないよう閂をつけた。

 実際、震度6強地震を経験したが、災害後はしばらく何もできなかった。身内の安全確認後しばらく落ち着いてからやっと次の行動ができた。とにかく安全の確保と落ち着くことが大事だ。

 いつもと違い、災害時は、白いおにぎりや、インスタントラーメンでも大変美味しいし、蛇口からの水が使えるだけでもありがたい。まして暖かい布団に寝るなんぞ、それはそれは至福でござりまする。

 出来れば、大災害なんか起きてほしくないが、いつどこで起こっても不思議ではない世の中になった。いまのうちにいろいろ工夫し、自分のことはできるだけ自分で守らなければならないのだ。