もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

ハチよお前は何処へ

生姜を植える

10年以上前から毎朝生姜を食べている。血行を良くし、血管を強くしてくれるので、食べるようになってから血圧が安定した。スーパーに行けばいつでも買えるのだが、今年は畑の隅に無農薬で作ってみる事にした。

生姜の産地といえば八代市東陽村は全国2位の実績を誇る。石工の里としても有名で、通潤橋や東京の浅草橋等建設した橋本勘五郎の生家の近くに直売所がある。我が家から高速でなくても1時間20分ほどで行けるので、産地の種生姜を買いに行った。

2Kgで1,500円だったので、4㎏買ってしまった。考えてみると自分の年間消費量がこの位だと思うので、わざわざ植える事も無い気がするが、とりあえず初めての事なので、植えてみることにする。

植え付けは簡単で、管理機でダーッと溝を掘り、30㎝感覚で種を埋けてダーッと土を被せダーッと終わった。かなり歪んでいるがそうゆう事は気にしない。とりあえず種は植えたので、後はお楽しみ。

ハチの捕獲作戦

日本ミツバチ愛好家が1年で最もソワソワする分蜂の時期がやってきた。分蜂した蜂群は、2km近辺までの範囲に新しい住居を構える。我が家ではすぐ近くに無料アパートを備え入居に備えた。

入り口にはミツバチが泣いて喜ぶ「キンリョウヘン」を置いておく。キンリョウヘンの花からはとてもステキな香りが漂っているはずであるが、受粉したら匂いもでなくなりミツバチも見向きもしなくなる。その為、タマネギのネットを被せて花を長持ちさせる。

最初の分蜂ハチはすぐ上の高い木に蜂球を作った。

一旦集合し、ハチ添乗員が前から下見していた新たな巣箱へと誘導する。

30分程でハチ添乗員は、回ったり、動いたりして行先を伝える「あぎゃーん行て、こぎゃん行て、そぎゃん行た所タイ」さあ出発。ブーーン🐝

我がアパートに降りて入居する可能性もあるので、口をあんぐりしながらわくわくして待っていると、頭の上をあざ笑うかのように西へ飛んで行った。

行かないで~

この後別棟のアパートからも分蜂した。いつもより多く出ている気がしたが、お約束の高い木に集合した。

大きすぎて2個分に分かれている。これもしばらく経ったあと何処かに飛んで行った。この木さえなければ、ハシゴで手が届く柿の木にぶら下がるのだが、何分隣の敷地から伸びている楠木なので、切る訳にもいかない。結局我が家の蜂さんは皆巣立って行った。

そんな空騒ぎをしていたら、待ち受け蜂アパートを置かせてもらっていた、陣内地区に住む友達から入居の知らせが来た。僅か1週間で入居した。初めはハエ1匹来なかったので、入居には驚いた様子だった。

我が家の待ち受け2号棟にもどこからか団体様が飛んできた。

しかしキンリョウヘンにぶら下がるだけで、一向に巣箱に入らない。アパートが気に入らないのだろうか?それならばと、別の巣箱と挟み撃ちにした。「お客さんみるだけダメネ、Wi-Fi完備早い者勝ちダヨ」

一度巣箱に入りだしたが、又出てきた。このパターンはしまいに他の所に逃げていってしまう。仕方なく、近くに住むハチ仲間の「ハチ名人」にヘルプをかけた。

名人は羊の群れを追い込むように、あれよあれよという間に箱の中に誘導した。どうなるかと思ったが、おかげさんで入居完成した。

今年は2群の入居が目標だったので、目標達成する事ができた。日本ミツバチは居心地が悪くなると逃亡するので、一つ二つ逃げても、今年は安心して百花蜜が収穫できる。

興味のない人達から見れば滑稽な話だが、この1か月間ミツバチを追って、わくわく出来る事は楽しいものだ。

しばらくは、調子を上げてきた「オオタニさ~ん」の活躍でわくわくする事にしよう。