防風ネットを張る
毎年植えているズッキーニが収穫直近となった。ズッキーニは比較的栽培しやすく成長も早い。ただ、風に弱く強風でも吹いた上がりには根元から折れてしまい、西部劇の風に転がるサボテンのように何処かへ飛んで行く。
今年は黄色と緑を植えており、風で根元から飛んでいく前に防風対策をすることにした。
1m程の高さでネットを張っていく。支柱を打ち込みハウス資材でパッカンパッカンと止めていく。
我が家ではオリーブ炒めや、漬物にしてよく食べるが、それ自体に味がそれほどなく、隣近所におすそ分けしても、喜ばれたりそうでなかったりする。直売所に自家焙煎珈琲を出荷しているので、生りだしたら直売所行になる。あまり売れないけど。
甥の結婚里帰り
東京に住む甥が結婚し、里帰りを兼ね奥さんを連れて訪ねてきた。甥とは自分がまだ勤めていた頃、出張で東京に行った際会ったきり20年ぶりである。
背が高くてかわいい奥さんとは違って、久しぶりに会う甥は、顔と体に栄養がいきわたり、七福神の恵比須天が来たかと思った。逆にガリガリなら心配してしまうが、それなりに食べて幸せに暮らしているのだろう。
暗くなりかけて、家の周りの緑がきれいからと散歩に行った。自分たちは家の周りの緑と言えば、雑草しか気にならないが、都会に住む人たちにとって、この風景でも癒しになるのだろうか?
花博とチャボ展
毎年今の時期は、熊本動植物園で肥後チャボの展示と品評会が開催されている。今年、動植物園は熊本開催の、花の博覧会々場の一つの場所でもある。
入り口には「トニートニーチョッパー」像があり、ヒトヒトの実を食べた人間トナカイが出迎えてくれる。熊本地震後に設置されたもので、被害が大きかった地区にワンピースの仲間の銅像がある。
ちなみに我が町には、「ロロノア・ゾロ」が町の中心部の公園に居る。
中々格好良くできており、オオタニさーんよりすごい三刀流の使い手である。その隣におまけみたいに。我が町のキャラクターも負けていない。
迫力には欠けるが、ワンピースのファンがついでに写真に収めていく。
開催中の熊本花博は、広大な敷地の植物園側で、終了間近な事もあり沢山の人が訪れていた。
ボランティアスタッフの方が大勢で植え替え作業や草取りを行っていた。大きなイベントは主催者側も大変である。
チャボの恩返し
春先に、鳥インフルの予防接種がある。その時にチャボの品評会に出してくれと依頼があった。自分は鳥の良しあしも良く解からず、出品したことは一度も無かったが、頭と足が付いていれば参加賞位もらえるからと言われ、それならばと「黒の達磨種」を出すことにしていた。その後品評会の案内も無く、蜂の分蜂も始まったので、チャボの事は忘れていた。
出品者の人達は、品評会前になると馬刺しを食べさせたり、オロナインをトサカに塗ったりしてお手入れが大変らしい。自分の場合は、開催当日「すぐにチャボを持ってきて下さい」と連絡があり、あわてて持って行ったような事で、チャボの顔も洗っておらず、食事前にコンテナに入れたため、非常に不機嫌であった。只、そこは鳥の神経である。会場に着くなり専用のケージに入れ餌を与えると今までの事はすっかり忘れて恥ずかしい位に食べだした。出来れば、頬紅の一つでも塗ってあげたかったが、時間に追われ、寝起きのスッピンで出てしまった。
会場には絶滅寸前の「久連子鳥」も展示されていた。
熊本県泉村の久連子踊りの笠飾りに羽を使われていたことから、この村で古くから飼育されていたものだ。現在地元では1名しか飼育している人がおらず、絶滅に瀕しており、動物園や肥後チャボ会員が繁殖に協力している。
品評会のほうは、出品鳥の身長、体重、トサカの長さ、全体のバランス等計測され、翌日に結果発表があった。61の出展があったので何も期待していなかったが、静岡県の保存会賞が与えられていた。なぜ静岡かわからないが、一応全国大会なので、他に2県からも賞が与えてあった。
最後に表彰式があり、入賞者は賞状と何かしら商品があった。農林大臣賞は森のくまさんのお米だった。自分は静岡県からの賞なので、ウナギ煎餅でも頂けるのかと思ったら、キリンの一番搾りだった。満足な身支度もしてやれなかったが、チャボから思わぬ恩返しが届いた。