もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

いったいどうなってしまうのか

おいでおいで

長年飼っている日本ミツバチが、2月末頃よりだんだんと勢力が落ちて、3月中旬には3群いたハチ達も逃亡や消滅でいなくなってしまった。賑わっていた蜂アパートも、もぬけの空となり、付近は閑散としている。分蜂期であるこの4月中に何とか新しく入居頂かないと、令和5年産のハチミツは絶望となる。自前の巣箱からの分蜂ハチであれば捕獲もある程度見込めるが、待箱とキンリョウヘンでの捕獲作戦は確率30%程度なので、今年は1群でも入居すれば良しとしなければならない。

とりあえずキンリョウヘンの花が咲いたらミツバチアパートの掃除でもして、花飾りの一つも置いておこうと思っていたら、突然ブーンという大きな羽音と共に、ミツバチの大群が巣箱周辺に降り注いできた。

予期せぬ事で、以前の古巣が残ったままの昭和ハチアパートに、我先にと言わんばかりに入居しだした。強制的に入居させる場合は、1~2ヵ所刺されてしまうのだが、自分で入居するときは殆ど見てるだけで20分もあれば中に納まってしまう。何はともあれ、あれよあれよと入居してくれたので、早くも1群確保してしまった。

それでも、半分位は荷物をまとめて逃げてしまうので、ハチミツヨーグルトやハチミツ生姜を源泉かけ流しで食べるには、あと一つか二つ蜂群を確保しなければならない。

そんなわけで、キレイに掃除した巣箱をキンリョウヘンと4セット用意し、入居宣伝を行った。そのかいあってか、新規3団体様の入居を契約いただいた。結局昨年飼っていた4群が逃げて今年4群入ったので今年も昨年同様の家賃が期待でき、夏場のスズメバチとの戦いなど、1年間遊んでもらえることとなった。

アーモンド

昨年植えたアーモンドの木に、3月花を付けた。桜の花に似たようなピンクの花で初めて見る。

アーモンドと言えば、ロッテのアーモンドチョコレートのCMで、上からチョコレートが降りかかるシーンがすぐに浮かんでくる。この辺りに実際に収穫している人は見たこと無いので、この先実が付くことは無いだろうと思っていた。

葉が付き、久しぶりに近くで眺めたら、知らぬ間に実が大きくなりやや色付いていた。嫁にみせたら「あら梅が生っている」と言っていた。ネットで調べると、食べるには中に殻があり、その殻をさらに割るとアーモンドが出てくるらしい。つい先日、畑にある南高梅の生を食べたら口の中がヒリヒリとなり夕食時に沁みて大変な思いをした。子供のころは新聞紙に塩を包み、歯がうきあがる程食べた事もあるが、今は免疫が落ちてしまってるので、なんでも慎重に食せねば泣くはめになってしまう。とにかく結構いい実が付いているので食べれるようになるか楽しみである。

手作り木型電動給油機

浪速のエジソンと呼ばれる木原健次さんが発明した「おちゃっぱー」の動画が超面白い。急須を使わずお茶が飲める機械を発明し、何度も失敗を重ねた動画がYouTubeにアップされている。その他さまざまな物を作っていて、以前マツコの番組でも紹介された。おちゃっぱーの改良版もあるが、何度見ても腹を抱えて笑ってしまう。

別の用事で友人宅へ行った時、数ある作品の中からそれを思わせるようなモノを作っていて思わず笑ってしまった。

ドラムから油を容器に移す際、ポンプの上下作業が面倒だから作ってみたとの事で、電ドラをセットして電源を入れれば軸の回転がピストン運動に変換され油が出てくる仕組みになっている。回転ギアの部分がブラックボックスになっているので、どんな部品で作っているか判らないが、随分試行錯誤した事だろう。木原健次氏の発明品と違ってちゃんと使えるし、動作が面白く使うたびに笑ってしまう。

甘藷の植え付け

3月以降病院通いが多く、新たなクリニックへ行く羽目となった。足や体に湿疹ができどこそこ体が痒いので、草むらに居るダニにでも食われたのかと皮膚科へ行った。皮膚科の先生には珍しく、どこそこ観察して「年齢によるカサカサ肌です」と言われた。しばらくかかりますと言われ、茶飲み茶碗1杯ほどの塗り薬が与えられ朝晩塗り続け、1ヶ月程してようやく跡形が消えた。その数日後、口の中にぶつぶつができて、耳鼻咽喉科を受診した、ややお高い薬をもらい食べる時痛くて涙を流しながら、3週間程完治にかかった。釈迦の四苦八苦の、生老病死を感じらずにいられなくなる。なんの自慢にもならないが、病院の診察カードだけが増えていく。

今年から、子供達が計画しているカフェの隣に無農薬野菜を作っている。10a程ではあるが、15年間何も作ってないので、土地はやせていて雑草がすぐに生えてくる。甘藷の植え付けが終わるまで、我が家は農繁期なのだ。

そんな猫の手も借りたい時期に、嫁が腕を怪我した。古い竹の支柱が割れて腕に刺さってしまった。夕方だったので、病院に連れて行ったのだが、内科の先生しかいなく、それでもその先生が、7針程優しく縫ってくれた。嫁は、内科の先生だったが痛くなく上手でよかったと言っていたが、その後回復が怪しく、3日後外科の先生が縫合した糸を取外し、縫い直したらしい。七五三の着物じゃないんだから、縫い直しはいかがなものかと思ったが、やっと10日程で腕が使えるようになった。その間ありがたい事に、お料理、洗濯、婆さんの部屋掃除などいくつもお仕事を経験させてもらった。

やや遅くなったが、甘藷の苗も十分伸びてきたので、紅ハルカ、紅あずま、シルクスイートの3種類の植え付けが終了した。昨年のイモは珍しく美味しかったので、今年も期待して、今のうちに石焼き芋機でも作っておこうかと思っている。

どうなるのか

ウクライナ侵攻から1年以上過ぎて、未だに悲惨な戦いが続いている。今度のG7で西側諸国からの支援がますます幅を広げ、ウクライナとしては反撃体制が整ってきた。どうみてもこれからの戦いは、ロシアのジリ貧に見えてしまうが、奥の手の核兵器を持ってらっしゃるので、不用意に踏み込事が出来ない。戦争に勝者はいないと言われるように、これ以上犠牲者を増やさない様、とりあえず一度停戦を実現し、若い人たちの殺し合いを止めて欲しい。未来があるのに可愛そうである。

平和ボケしている我々は、朝から大谷さんの野球試合や、藤井翔太の名人戦など、ソファーに転がりながらの観戦で、危険とは程遠く生活していて申し訳ない気がする。

国益より、人の幸せを優先し、足るを知り、欲を少しばかり抑えのんびり過ごした方が良いと思うのだが。人の智慧はここまでなのか。