もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

この世のシステムは確かに女が創った

普段男が偉そうにしているが、最近この世は女が作ったと思うようになった。身近なところで、今飼っている日本ミツバチがそうである。巣の中のほとんどがメスバチで、女王バチが巣別れの時オスバチを適当な数だけ作ってしまう。種の保存に協力したらお役御免となり、しばらくご飯はもらえるが、働かないのでそのうち巣から追い出されてなにもできず死んでしまう。

女郎蜘蛛もそうである。大きなメスの近くで召使みたいに「すみません 何か御用は?では、住まいにほころびがあるので修理しておきます」と小さくなって暮らしている。カマキリに至っては、産卵しながらメスに食べられてしまうのだ。

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オス蜘蛛も用心しないと、メスの蜘蛛は目が悪いので、うっかり近づくと食べられてしまう。

動物の世界でも、外敵から守るため力だけは強くしてあるが、戦ったり、力仕事をさせられたりで、寿命も短い。

人間も、年を取るにしたがい、嫁のほうが身も心もタフである。男はただ調子に乗るだけである。そんなことを思いながら最後のハチマンションの家賃を頂いた。1年取ってなかったので楽しみにしていたら、蜜は巣の半分位しか溜まっておらず、糖度も低かった。居心地が悪かったのかよくわからないが、やはり野生のハチは難しい。

 

仕事車のNboxにスパナマークが点灯した。何かトラブルだろうか?と思ったが、普通に走っているので、車の説明書をみると、オイル交換時期のメッセージだった。

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以前、車のセルが回らず、バッテリーのマークが点いていたので、バッテリーが上がったと思い、トラクターからブースターケーブルでつないで起こそうとしたが起きなかった。説明書をよく見たら、スマートキーの電池交換だった。今の車は便利ではあるが、用意に使えないことも多い。

オイル交換にしても、ここ何年も自分では交換していない。ボンネットさえほとんど開けることが無い。これでは遺憾と、我が家に5台ある車のうち、3台を交換することにした。

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ホームセンターから10W30の万能オイルを買ってくる。自分の車はターボ車なので、もっと柔らかくていいのだが、どうせ早めに交換するのでこれを入れることにした。このオイルは20リッターで6000円位だった。リッター300円程なので、自分で交換すれば1000円以内なので、随分安上がりだ。

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オイル容量は3ℓとあるので、使わなくなった10ℓのポリ容器をカットしてオイル受けを作る。

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オイルも少なくなっていて結構汚れている。5000キロごとにスパナが出てくるそうだが、知らずにもっと走ったのかもしれない。

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オイルのドレン口はすぐ下にあるので、深く潜る必要はなかった。しかし、ネジが硬く締めてあったので、緩めるときに頭の血管が切れそうになった。

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取り出してみると、すごく汚れていた。今からは自分でメンテしたほうがよさそうである。しかし、この廃油の処理はどうしよう?そのへんにおいてうっかり足でも突っ込んだら大変なことになる。まあそのうち考えよう。

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オイルも奇麗になり、心なしか走りが軽快になった気がする。

この調子で、この後、軽と普通車も交換した。1台15分程度で終わるので、そんなに苦になる作業ではない。人間も新しいオイルと交換できれば、動きも軽快になるのだが。

蛍光灯をLEDに改造する

手紙の挨拶ではないが、朝夕めっきり寒くなった。昼間の日差しもあまり暑く感じられなくなり日中も過ごしやすい。

今日は天皇陛下の即位礼正殿の儀で、学校はお休みである。孫たちも恩恵に預かり、遊びに興じている。

丁度ミツバチの採蜜を予定していたので、中学生になる孫に手伝ってもらった。ミツバチとはいえ、刺されたら大きく腫れたりする。学校で冷やかされたら困るので、完全武装をする。

宇宙家族ロビンソンに出てくるような宇宙服モドキを着せて、巣箱1段を頂いた。

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普通半年くらいで採蜜するが、この巣箱は昨年の4月からの貯蜜で、1年半も経過したハチミツである。今年のハチミツは糖度78%だったが、糖度81.5%もあり、とても甘く美味しい。人に配るのはもったいないので、大事なお客様が来た時に食べてもらうのだ。

 

あまり使う事も無いのだが、甘藷貯蔵庫の照明器が壊れてしまった。湿気が多いので、普通の照明器ではすぐダメになる。しかもこの貯蔵庫の中は、ゲジゲジの楽園で、そこら中の壁に摑まり、とても気持ちが悪い。頭に落ちてハゲでもしたら大変なので、照明だけはいつも明るく点灯しなければならない。

新しく防雨タイプのLEDに交換したのだが、そのまま捨てるのももったいないし、嫁から外の野菜洗い場に照明が欲しいと言われていたので、ここで何とか褒めて貰うためLED照明に改造することにした。

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ラビットスタート用の40W×2灯の蛍光灯である。まず、中を見てみる。

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電子式の安定器が入っている。多分ここが不良個所である。どうせ使わないので、取外して金属と不燃物に分離し、町のゴミ出しに仕分けする。

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新しいランプは片側通電タイプで40Wタイプだが、11Wしか消費しない。両側通電もあるが、改造するなら片側通電タイプが簡単にできる。

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片側は通電しないので電線は切るだけでいい。ソケットはランプを支えるだけで、電気は流れていない。

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ランプの給電側の両端に、100Vの電気をつないでやれば改造終了となる。家庭用100V電源の電源側と接地側が理解できれば簡単に改造できる。

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夜は暗くなる野菜の洗い場である。

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電気を配線し、スイッチを付けて終了した。

お父様のおかげでこんなに明るくなった。助かるわー「今日は銀河高原ビールのサービスよ。あなたの好きな茄子料理も頑張るわ」と言ってくれるだろうか?

掃除用具のひっかけを作る

台風19号が大きな被害をもたらした。台風襲来前にあれだけ注意喚起していたのに多くの犠牲者が出てしまった。

もう、自然相手に防災などと、上から目線では今の災害は容易に防ぐことはできない。考え方を「備災」に切替、日頃の備えと十分な命を守るための方策を考えておくべきである。特に、水害に関するハザードマップ地震予測や火山爆発予測と違い、十分信頼できる。

5年ほど前に防災士の資格を取得した。その資格講習の中で、ハザードマップを使い災害時の優先避難誘導先や避難方法等勉強したが、その通りに避難できれば命まで犠牲になる事は少ない。今回は事情で逃げることができなかった事もあるかもしれないが、やはり「そんなことはないだろう」「自分だけは大丈夫だろう」「えっホンマや」と思った人がいたのではないかと思う。

これから先もこのクラスの台風が次々にくるだろうし、温暖化も簡単には解決しそうにないので、自力で備えるしかない。

 

2回目の日本ミツバチの採蜜をした。普通9月に行っているが、10月のハチミツの糖度や味を試したかったので巣箱の1段を頂いた。この巣箱を取り出す作業時に、いつも結構な数のハチさんが犠牲になる。箱の間に挟まれたり蜜の中に溺れたりする。特に巣の間にいるハチは中途半端にハチミツが体について飛べなくなり、何時間も地面にうろつくか、アリさんから襲われたりする。

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今までブロワーで遠くに飛ばしていたが、今回はいいことを思いついた。

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水を張った容器に飛べなくなったハチさんを優しくつまんで入れる。少しの間であれば溺れることはない。上から水道の水を一気に入れてぐるぐると洗濯機の中の状態にする。ハチは複眼だから目が回るかどうか解らないが、日本ミツバチのハチミツは水に溶けやすいので羽についたハチミツを洗ってくれる。その後すぐに地面に撒いてやると程なくしてミツバチは飛んでいく。必死に働いてくれるミツバチさんには出来るだけ犠牲を払わせたくないのだ。

 

以前から気になっていた。感心の嫁は毎日モップ掛けするのだが、その後の適当な置き場がないのでゴミ分別箱の後ろの壁にもたれている。

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なんか道具が疲れているようで、ゆっくり休める所を作らねばと、適当なかけ金具を買いに行ったら、百均に完成品が売ってあった。

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このままでもいいのだが、これでは芸が無いので、裏板を加工して塗装した。

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なんか今二つ位出来が良くない。やはりアイアンを使った大きめの金具にしようかと思ったのだが、面倒くさくなって、そのまま取り付けた。

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整理はできたが、やはり出来が良くないので、そのうち違ったものに変えることにしよう。

栗の渋皮煮を作る

何やらカメムシのニオイが漂ってきたと思ったら、外の野菜洗い場に沢山のパクチーが水につけてあった。近くの直売所へ出荷する為、嫁が畑から穫ってきたものだ。我が家ではよく食べるが、人により好き嫌いがあるのでいつも売れ残る。ニオイがきついので店舗でもあまり歓迎されてないみたいだ。ベトナム料理のフォーなんかに生で入れると大変美味しいのだが、いつも売れ残ってしまう。やめたほうがいいのではと言うけど、懲りずに思い出したように出荷する。

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今、パンがブームで各地でパン屋さんが増えてるらしい。NHKで放送していたが、こだわって作った6500円の食パンがすぐに売り切れてしまうとの事で一体だれが買うのだろう?それだけの価値があるのだろうかと思ってしまう。我が家も毎朝パン食である。フジパンの本仕込で、6枚入り150円程度。他に野菜類と生協のソーセージ等。パンに付けるものはバター、クリームチーズ、イチゴやブルーベリーのジャムそれに我が家で穫れたハチミツ、自家焙煎コーヒー、たまに肥後チャボの有精卵など、本当に安上がりの朝食になっている。6500円もする食パンで朝食を食べた暁には、昼と夜の食事をカライモとその辺に生えてる雑草にしなければ生きていけない。150円のパンで我慢しよう。

先日娘の義理のお母さんに作ってもらった栗の渋皮煮が大変美味しかったので、レシピを送ってもらい、我が家でも作ってみることにした。

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あまり大きくは無いが、丁度食べごろの栗が残っていたので、ほとんど収穫した。今までは、栗ご飯を1回するくらいで、残りはそのまま土の上に落ちて、食べることもなかった。

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いがいがから実を取り出すと、1.5㎏くらいあった。丸1日水につけて周りの鬼皮を剥く。

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ここで活躍するのが、「栗くり坊主」という便利な皮むき器だ。片方の刃がギザギザでもう片方がストレートの刃が付いている。やや要領もいるが、上手に皮むき作業ができる。それでも半分以上は手で剥くため、沢山剥くとツメの先が痛くなる。

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この後は、嫁にバトンタッチとなる。レシピをみながら何度も煮炊きする。

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重曹を入れてあく抜きし、崩れそうな栗はお茶を入れる袋に入れまたまた煮る。

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水分がだいぶ減ったが、これで完成だ。栗を食べた後の汁は、後でぜんざい等に使えるらしい。

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出来上がりを食べてみた。美味しい。初めてには中々良いできである。1日たてばもう少し甘みが増すと思うが、糖分が結構高いので、食べすぎには注意せねばならぬ。

栗の渋皮煮が大変なことはよくわかったが、今年は上手な栗の消費ができた。来年はもっと美味しい渋皮煮ができそうである。

耕運機を軽トラに乗せる「ラダーレール」を作る

ラグビーのワールドカップが大盛り上がりだ。今日、大男集団のサモアにも勝ち、ますます面白くなってきた。アメリカバイソンみたいな人たちが、相撲の立ち合いのような激しい当たりと、短距離走の走りやパス、キック、攻守入れ替わりと、展開が早くルールがわからなくても十分楽しめる。スクラムで押し込むときには見てるほうも力が入り、とにかくハアハア言いながらの観戦だ。ビールがすすむはずである。おかげで、今カタールで行われている世界陸上も、誰がどう活躍したか情報すらよくわからない。

 

 涼しくなっても台風が行ったり来たりしているが、嫁の秋野菜の植え付けが始まった。整地の為、我が家のトラクター達の出番が多くなった。

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かれこれ20年ほど使っているクボタのタマちゃん号だ。嫁専用に買ったものだが、軽いのでトラックの荷台にも手で持ち上げて乗せることができる。

先日隣のおっさんが借りに来た。「管理機は使えたけど、エンジンスターターの紐がきれてしまった」といい返しに来た。確かに紐が切れているが、「普通修理してもって来るでしょう」と言いたかったが、気が小さい僕は「あぁじゃあ何とかするから」と言って自分で修理をする羽目になった。紐と言っても、パンツの紐やホタテのヒモでは、代用にならないので、同じ大きさの丈夫なひもに交換し、修理は完成した。

大した故障ではないが、年数も古いし、そろそろ買い替えが近いらしい。そんな訳で、新たに嫁専用の耕運機を購入すべくいろいろと物色していたら、中古ではあるが、あまり使った形跡の無い、ホンダのミニ耕運機が手に入った。

クボタのタマちゃん号に比べ、馬力も能力も高い。只、重量が2倍の80K近くあるので軽トラに積み込むためのラダーが必要になった。

早速近くのHCに買いにいったら、1万5千円~3万円の値段が付いている。後すざりしながらも、ラダーを見ると簡単な構造なので、適当な部品を買って作る事にした。

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ラダーが軽トラから外れない事と、100Kg位の重量に耐えればいいので、38mm×2mの足場板と金具を買ってきた。

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軽トラの荷台と後ろのドアの間にうまく入り込むように、金具を斜めに加工する。

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金具の幅が足りないので、スペーサーを両サイドに取りつけて、ぐらつきを抑える。

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耕運機を乗せるとき滑らないよう板材を付け、木部用塗料で雨対策を施す。

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完成したところで、事務所の階段で、使ってみる。なかなかいい塩梅に登っていく。ここまでの部材代金が3千円かかってないので、相当安くできた。軽くて持ち運びも良い。ただ、残念なことにチープ感が漂っていることだ。どこから見ても板材にしか見えない。そこで、せめて遠目からアルミラダーに見えるように塗装することにした。

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ポルシェの荷台にもがっちりかみ合い、耕運機はするすると登って行く。少し離れてみれば、アルミ製に見え、とても3千円の品物には見えないだろう。あとは、機械音痴の嫁に乗せ方を教えるだけだが、これが難航しそうだ。

そよ風パークに昭和が蘇る

今の若者の好きな事は何だろうと、ネット検索すると、「SNSに投稿する」が一番多いみたいだ。自分が若者だった、40年ほど前の男達は車をいじったり遠出したりするのが普通に共通した趣味で、メンテも自分でやったりした。ハイブリッド車が主流になった今は、むやみにバッテリーを外しただけで、動作がおかしくなったりするので、ボンネットを開けることも少ない。

 今年で4回目になる「オールドカーフェスタ」が山都町のそよ風パークで開催されたので、昭和を懐かしむべく、車を1時間程走らせ見に行った。

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会場は200台くらいの展示車と、出店や野菜の朝市で結構にぎわっている。

クラシックカーと違って現役の車がほとんどで、九州管内のナンバーが付いている。

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シルエットが美しい「トヨタ2000GT」 エンジンはヤマハとの共同開発である。この時期のジャガーEタイプも形がよく似ている。

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日産と合併する前のダットサンフェアレディーで、初代はオープンだった。

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いすゞ117クーペ」で、当時人気も高かったが、値段も高かった。今回も多くの117が展示してあり、皆程度も良い。

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いすゞの「ベレット」4ドアモデルだ。ベレGの愛称で呼ばれている2ドアハードトップのベレット1600GTが当時人気があった。

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日産合併前のプリンススカイライン。ケンメリで人気を博したが、この後のモデルが一番多く展示してあり、現役で多く走っている。

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ポルシェの古いタイプだが、グラマラスなバックスタイルがかっこいい。会場外には外車自慢のサークルが沢山来ていた。フェラーリーやランボルギーニ、マセラッティなど、よだれが出る。日頃何の仕事をしているのだろうか。

 

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番外編は古い発動機だ。単気筒の音を楽しむ。さすがにこれは小さいときにしか記憶が無い。エンジンの回転をプーリーに伝え、ベルトをかけて脱穀機などの機械を作動させるのだ。真ん中に冷却用のタンクがあり、卵をこの中に入れゆで卵を作った記憶がある。このコーナーにはマニアが集まり、コーヒーを楽しんでるかのように「排気ガスのニオイがいいですなー」と語っていた。

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ホンダのバモストラックである。今からでも発売してほしい。おしゃれで使い勝手がよさそうだ。これに野菜をのせて売ってみたい。

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ケロヨンみたいな顔つきの「ホンダT360トラック」この車のすごさは、360CCの軽にも関わらず、4キャブDOHCエンジンで、スポトラと呼ばれていた。良く走るが、故障してからどこでも修理できなかった。すごくきれいにしてある。

いやーお腹いっぱいになったが、期待していた自分が乗っていた車は来ていなかった。

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古い写真だが、自分が乗った2台目の車で、ホンダ1300クーペ7Sという車である。エンジンが総アルミだったため、解体屋でも、すぐにスクラップされて現存する車は少ないらしい。当時もあまり売れてなかったが、本田宗一郎が肝いりで売り出した車だった。ジェット機は空冷だからと空冷エンジンを採用したが、丁度マスキー法などの排気ガス規制に対応できず、空冷エンジンと共に、本田宗一郎も「若い人の考えでなければダメだ」と40代ではあったが、社長を代わってしまった。そんないわくつきの車ではあったし、運転するにも大変癖があり、疲れる車ではあったが、一番思い入れがある。今回は残念ながら会場には来てなかった。

時代も令和になり、レシプロエンジンも肩身が狭くなった。そのうち自動運転や空飛ぶ車などさらに開発されるだろうから、将来はドローン運転の免許を取り、道路ではなく川の上を飛んでるかもしれない。でも高いところは嫌だから電動自転車か三輪車が良いところだろう。

 

友よ親戚よもうすぐ蜂蜜が届くバイ

道端に車を止め、クヌギの木の下でトランシーバーを持った老人が上を見上げハアハア言ってる。クワガタの捕獲にしては、時期も遅いし、クワガタで喜ぶ歳ではなかろうと思っていたら、スズメバチを追っていたのだ。ティッシュペーパーでこよりを作り、ハチに結んだあと巣に帰るのを追跡し、巣をごっそり頂く遊び(?)なのだ。遙か高千穂方面からの遠征で、この老人達は毎年見かける。地元の蜂はもう少し巣群が大きくなるのを楽しみに待っていて、その間この辺を責めているらしい。ポケモンGOやゲームで育った今の子供たちにはとても真似ができないだろう。とにかくスズメバチを取ってくれるのはありがたい。

先週ミツバチさんから頂いた蜂蜜を今日は頑張って瓶詰にした。今年はミツバチの逃亡が無かったので、おすそ分けが沢山出来そうだ。

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去年頭を巡らせ蜂蜜絞り機を作った。西洋ミツバチは平型の枠に巣があるので、遠心分離機で蜜が飛び出してくれるが、日本ミツバチは枠が無いため、絞る時はいろいろと手間がかかる。一度巣を細かくして、キャベツの水切り器に入れて、ぐるぐる回したが、子供のよだれ程度しか出てこなかった。ならばと、昼間車の中で、熱でたら~りたら~りと出そうとしたが、これも牛のよだれ程度で、効率が悪い。業務用の椿油を絞る圧搾機ではどうかと思ったが、お値段が高い。仕方なく寸胴鍋を改造して作ろうと、HCの食器売り場を見ていたら、使ってくれと言わんばかりに、パスタ鍋が売ってあった。そこそこ丈夫に出来ていたので、ステンレスのパイプ等を使い上から押さえて下に蜜が流れてくるよう改造した。

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流れ出た蜜は下のハチミツ濾し器で二重に濾されタッパーに溜まっていく。手間いらずの全自動システムだ。

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巣穴に溜まった蜜は、夏の間ミツバチさんがせっせと風を送り、糖度を上げて蜜蝋で蓋をする。絞る際には、この0.5mm位の蜜蝋を剥がねばならない。今までナイフではがしていたが、今回は蜜蝋剥ぎ機をアマゾンから購入した。なんと怖ろしく上手に蜜蝋が剥がれてくる。すばらしい道具だ。中国製とは思われるが、1200円位で買えた気がする。とにかく養蜂道具は安く手に入る。蜂を優しく掃う刷毛は、150円位だった。1回使って壊れても元がとれる。

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蜜蝋をはがした絞る前の蜂巣は、網に入れて絞り機に入れる。

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上から鍋のサイズに合った漬物石を乗せ、車のジャッキで板材と高さを調整しながら、締め上げていく。圧縮された蜂巣は、美味しい蜂蜜のニオイと共に、濾し器へ落ちていく。

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巣箱2段で5リットルを少し切れるくらいの収穫だった。3箱絞ったので、6~7リットルの量だろう。

これで瓶に詰めてもいいのだが、まだ小さな棘みたいなものが、蜜の中に混じっているので、それも取り除く。

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珈琲サーバーに油を濾すフィルターをのせて、すっかりきれいになったハチミツが、たらりたらりと煮沸した瓶に落ちる。満タンになったらすかさず蓋をして天然蜂蜜の完成なり。この作業が一番面倒で時間がかかる。

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瓶に詰めるとこんな感じになった。この時期を待ってる人や、何かのチョットしたお土産には丁度良い。

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最後に頑張ったミツバチさんにも、4cm角位の蜜入り巣をお返しした。すぐに黒山の蜂だかりとなった。それを見た蜂さらいのスズメバチが下に控えている。当然バトミントンラケットの刑に処されあの世に飛んでいくのは言うまでもない。