もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

エミュー園の近くで地鶏を食う

珈琲移動販売車を作る

我が家の自家焙煎珈琲の販売先の一つである農産物直売所の「きくちのまんま菊陽店」で19年誕生祭が行われた。今回初めて出店依頼があり、どんな感じかよくわからなかったが、試飲してもらって、商品を販売できる様、珈琲と機材の準備が必要になった。テーブルはお店で用意するとの事だったが、何か作らないと気が済まない僕は販売用の移動型テーブルを作る事にした。

 

以前から移動作業台として使っているリアカーがあるので、これを展示台に改造すれば短期間で出来てしまう。嫁はやめてくれと言ったが、イベントが終われば又すぐ元に戻せるので、身ぐるみ剥いで改造に取り掛かる。

中の枠は孫が生まれたときにお昼寝用ベッドとして以前に作ったもので、寸法はリアカーサイズにぴったり合うようになっている。あまり使った記憶は無いが、どうせもう使えないので、この際これを再利用する。

上から蓋をするように、檜のフローリング材で天板を作る。ほぼ骨組みが完成したので、隙間を板材でふさいで塗装を施す。

タイヤをキレイキレイにして、いざ出陣。

当日は天気に恵まれ、野菜や加工品の販売に加え、肉や米なども特価販売された。PRチラシも事前に配布されたようで、お客さんも結構多かった。

我が家の場所は、婦人部のぜんざいとモリンガ茶の販売ブースの間だった。モリンガ茶のブースでは、若い嫁さんがホットパンツで元気に呼び込みをされていた。我が家の嫁があと50年程若ければパンツが見えそうな短いスカートをはいて声掛けするのだが、なんせ我々はシャイなので、蚊の鳴くような声でしか呼び込みでがきない。ここは婿さんに任せるしかない。

イベントは午前中で終了したが、そこそこの売り上げと、お客さんと対面でコーヒーの宣伝ができた。店長から来年は20周年だからぜひ参加して下さいとの事だった。

 

刈払い機の修理

愛機のホンダ刈払い機の調子が悪い。パワーを上げるとエンジン本体がブレだして、まるで両手にハンドマッサージ機を握ったようになる。まだそんなに古くはないので、なんとか修理せねばと思い、原因を調べることにした。

まず、エンジンだけにして動かしてみる。やっぱり回転を上げるとぶれだすので、エンジン内部のベアリングかと思い、分解してみることにした。分解は大好物なので、そこまでしなくてもと言う位バラしてしまった。

本体は小さくても確かなOHCエンジンでかわいいピストンもついている。エンジン内部は極めてキレイで、結局エンジン側のベアリングに異状なく、クラッチケースの方に大きなガタがあった。この機種はプロ用で、ホームセンター用よりも1万円位値段が高い。その代わり振動防止の部品が入っており、長時間疲れにくい設計になっている。

振動を防止するはずの機構が逆に振動を助長して10分も使うと手がパーキンソンのようになってしまう。たぶん不揃いで長めのナイロンロープで長時間雑草を切ったためであろう。ホンダのカタログをみると、ナイロンロープ用の機種はクラッチケース周りが金属でできており、バーの大きさも少しだけ大きい。いろいろと勉強にはなったが、とりあえず使えるようにしなければ、草を刈る度に嫁に頭を下げ「あなたの専用機を使わせて頂きます」とお断わりしなければならなくなる。それでもエンジンは取り返しのつかない状態になっておるので、以前使っていたキャブレターの調子が悪い刈払い機が遊んでいるので、後家合わせで組み立てることにした。

余分な手間だったが、一応問題なく使えるようになった。今度買うときはシャフトの軸受けが金属でできている機種を買う事にしよう。

 

地鶏のご褒美

2回目の心臓カテーテルが無事終わり、次回の点検は半年後となった。機械はエンジンを載せ替えればまた最高のポテンシャルを手にすることができるが、人の場合は自己再生と病院の手助けで、健康状態を頑張って維持するしかない。治療前日に、術後のご褒美に美味しい地鶏の店に連れて行ってくれると子供達と約束していた。

菊池の「竜門ダム」の近くにある「森の味処なかむら」という人気のお店らしい。地鶏屋さんと言えば、山鹿の鹿北にあるお店が有名で、以前菊鹿ワイナリーに行った時、ついでに食べに行ったのだが、あいにくのお休みで仕方なく近くの地鶏屋さんに入った。ところが、これがハズレの店で、ワニの肉を食ってるようで半分くらい食べて店を出てしまった。その時のトラウマもあったが、「地鶏のなかむら」は以前テレビでも紹介されていたのでそこそこ期待して出かけた。

エミューが出そうな山の中

我が家から40分ほどの距離だが、結構山の中である。近くに「エミュー観光牧場」があり、何年か前エミューが逃げ出し「捕まえるのに何日も大事した」というニュースを思い出した。多分このあたりの草むらにエミューは潜んでいたのだろう。

噂に違わず、駐車場は満杯で入り口には「本日予約で満席です」の看板があった。丁度雨が降っていたがそれなりの雰囲気があり、紅葉時もなかなか良さそうである。

中に入り一瞬メガネが曇ったと思ったら、煙が充満していた。なんと換気扇らしいものが見当たらず、屋根の天井サイドから自然に抜けるだけである。お客さんは早く食おうと炭火でバリバリ焼くので、天井付近はスモークがかっている。吐ききれない煙と匂いはお客様のお土産となってしまう。

地鶏となめこ汁のセットを注文した。さすがに肉が柔らかく味も良い。昔子供のころ我が家に居た地鶏は顎がだるくなるほど咬んでいたが、その日の朝に調理するのだろう不思議な位柔らかった。ただ、地鶏の追加メニューが無かったのは残念であった。

お腹も少し余裕があり、帰りに安くて美味しい「ReyMo」というパン屋さんに立ち寄った。おすすめの林檎と紅茶のパンを買い、サービスでもらった珈琲を階段で滑ってひっくり返し、皆から「なんばしよっと」と言われてしまった。済生会退院のご褒美の「地鶏とパンコース」はこれにて終了した。

 

平凡な毎日こそ幸せなのだ

そろそろ家賃を下さい

未だに日中は暑く秋の気配すら感じられない。今年は柿が不作で庭の柿の木は寂しいものである。いつもなら熟した柿を狙ってスズメバチがやってくるのだが、今年は静かでいい。近くに日本ミツバチの巣箱が有るので、毎年今の時期は虫網とバトミントンのラケットでミツバチを誘拐するスズメバチを遠くへ飛ばさなければならぬのだ。

今攻めて来ているのはキイロスズメバチで、この蜂はホバリングしながらミツバチを掴まえるという効率の悪い狩り方である。巣箱の入り口に金網でガードしておけば犠牲になるミツバチはわずかなものである。今年は外敵も少なく、ミツバチの皆さんもストレスが少なく元気に暮らしていらっしゃるから、そろそろ家賃を請求しなければならない。

庭の柿はダメだったが、畑の脇に植えていたナシが数個大きくなった。

品種は定かでないが、そこそこ大きく見た目も美味しそうだったので、一つかじってみたら歯が折れそうになった。カラスに食われる前にと思ったのだが少し早かったみたいだ。

甘藷畑でイノシシとのバトルがしばらく続いたが、ついにイノシシのほうが白旗を上げた。

電気牧柵を設置した後は畑の中に浸入した形跡は無く、電気柵から数メートル離れた所に足跡があり、すぐ下の畑で右往左往している。

結構大きめのイノシシみたいで「いやーまいったなー隣の甘藷畑は電気ビリビリで長靴でも履かなければ感電してしまう」「ナフコにシシ用ゴム長売ってあるかな?4足いるなーブヒブヒ」「仕方がない山に帰ってイベリコ豚君みたいにどんぐりでも食べようブヒブヒ」

テーブルを作る

風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがあるが、寝室のテレビが故障した為、他の部屋のテレビとの入れ替えをした結果、今置いてるテーブルの幅がじゃまになった。つまり巡り巡って、代わりのテーブルを作る事になった。新しく買えばいいのだが、また巡り巡って違ったテーブルを買うのも大変だから、冷蔵庫の食材の残りでおかずをつくるように、板材の残りで小ぶりのテーブルを作る事にした。

以前作ったテーブルが3台ほどあるのだが、普段使いは小さいほうが何かと邪魔にならない。今回のテーブルサイズは90cm×40cmで、コーヒーとアイスクリームそれにテレビのリモコンと足が乗せられれば十分である。

部材を切り出しサンダーで表面を削る。不燃物に出そうと思っていた古いテレビ台のガラス板が2枚あったので、ついでに使う事にした。

所々金釘の跡があるがダボで隠すのも面倒だからそのまま使ってしまう。ガラス板のサイズが小さいので、天板の足りない部分は、板材とのハイブリッドだ。

周りを水性ニスで塗装して出来上がり。インダストリアル風の0円テーブルの完成です。

2回目の心臓カテーテル

去年の12月心筋梗塞が見つかり、とても怖い思いして冠動脈にステントを入れた。あれから8か月経過し、治療後の心臓の状況について検査にいった。車であれば半年点検か1年点検など区切りが解りやすいのだが、なぜか8か月後の点検である。とにかくこの検査結果で、今後の活動目安が判るので、良い返事を期待しながら済生会病院へ出かけた。

主治医の先生は40歳前後の女医さんで、セーラー服のダンスユニット新しい学校のリーダーズ」のヴォーカルみたいな感じの人である。首を振って踊ったりはしないが、質問は端的にしなければならず、多くの質問には答えてくれない。その先生に、心エコーの画像を見ながら「うーーん、もうちょっと検査を増やしましょう来週来て下さい」といわれた。言われた通り翌週いくつかの違った検査をうけたら、どうも2回目のカテーテルが必要らしい。

結局次の週に2泊3日で済生会へ治療入院となった。

前日、治療方法の説明が別の先生からあった。2回目なのでおおよその流れは判っている。しかし、説明された先生がまだ若くまじめな方で「可能性は低いけどこういう事もあります」とエクモの話まで登場した。ただでさえビビッているのに、聞いてるだけで治療前からハアハアと息遣いが荒くなってしまった。前回足の付け根からカテーテルを入れたので、今回はできれば手首からお願いしますと小さな声で要望だけはしておいた。

翌日あのグワングワンと音がするロボットやモニターいっぱいの手術室でカテーテル治療を行った。今回は前回入れたステントの先を何種類かのワイヤーみたいなものを入れて治療した。前回こんな思いは2度としたくないと思ったが、2回目になると心なしか慣れたような気がして、怖さより尿をこらえる事に必死にだった。1時間30分程で無事終了し、スムーズに流れる血流も画像で確認できた。手術室の先生方に深々と頭を下げ、病室に帰った。やっと安眠できる。

ここしばらくは近い間隔で、検査に行かなければならないが、病院まで1時間以上かかるし、検査次第では運転手まで必要になる。大きな病院は年に1度の人間ドック位だったのが、病院通いが一つの予定として入ってしまった。同じ飲み仲間の話を聞くとそれぞれ至る所の病院に通っている。老いるとはこういう事なのか。珍しく元気にしている者は「オレは頭が悪いだけだ」と言っていた。

こんな目に合うと派手な事はどうでもよくなり「平凡な毎日こそ幸せ」と思えるようになってくる。今年は畑の草刈りに嫁や娘婿さんに随分世話になった。早く愛用のホンダ草刈り機をブンブン言わせたいものだ。

 

 

 

 

焙煎室をバリ風カフェテラスに変身

ウクライナ問題

ウクライナとロシアの戦争も効果的な打開策が無いまま膠着状態となり、犠牲者だけが増えている。負けるわけにいかないウクライナと今更引っ込みがつかないプーチンとの戦いに無残にヒトやモノが消費しているだけである。仕掛けたプーチンは沢山の人達を不幸にし、世界に多大な迷惑をかけてしまった。そんな時、テレビ解説で頻繁にメディアに登場している小泉さんが熊本で講演することになった。熊本学園大学熊日新聞の共催によるものだが、さすがに知名度の高い小泉さんの講演と会って予約チケットもすぐに埋まったそうである。

これ以上自分の頭が賢くなっても困るのだが、テレビで言えないここだけの話や最新の戦いの状況を聞きたくて、嫁を連れ話を聞きに行った。開演前に近くのショッピングモールにご飯を食べに行ったのだが、久しぶりの熊本市内とあって、嫁がテンパってしまい日傘や帽子、食料品まで買い込む始末である。参加者は自分の年代位の人が8割程来ていて、この「Do学問」の主旨からして大成功だったのだろう。

講演自体は、あの口調でわかりやすく結構おもしろかった。只、ウクライナを支援する多くの人達の思いに反して、現状は戦争が長引けばロシアが軍事的に優勢となるらしく、早期に決着する決定的な手段は今の所見当たらないようだ。

イノシシとの戦い

ロシアとの戦いも大変だが、我が家ではイノシシとの戦いが勃発してしまった。今まで我が家の畑だけはイノシシから被害を受けるような事は無かった。昨年の甘藷は草取りの手間をかけたので、そこそこ美味しいサツマイモが収穫できた。今年は甘藷で一儲けをたくらんでいたので、イノシシ対策には「ハリマ王」と「魔胃食トラウト」の2匹の猛獣で警備をさせていた。ところが、畑周りの草刈で甘藷畑を見に行ったところ、畑の半分近くをイノシシが食い荒らしていた。番虎のトラウトもイノシシからやられたのか、空気が半分程抜けていて、弱弱しくぶら下がっていた。

傷ついたトラウトは完全に故障者リスト入りとなってしまった。このままでは芋畑は全滅してしまうので、何か対策を打たねばならぬが、周りを柵で囲むか、落とし穴を掘るか、電気牧柵を設置するしか方法がない。電気牧柵は町の害獣対策で設備の半額又は5万円までの補助金がでるらしい。しかし、見積申請~補助金決定~購入設置と使えるまで時間がかかるため、その間に再度攻撃を受けてしまう。イノシシのせせら笑う姿は頭に来るので、設置が早い電気牧柵をネットですぐにポチった。

イノシシ軍団は翌日も現れており、設置する前にさらに食い荒らされていた。電気柵の設置は1時間30分程で終わり設置は楽だが、下からの雑草等が電線に触れると高圧の電気がそれを通して地面にアースする為、時々電線の下の草取りが必要になってくる。

折角取付たので、一度はイノシシに触れてもらい目の玉を飛び出し慌てて逃げる様子を見てみたいのだが、機械の設置後は足跡すら見ていない。いずれにせよ3割程しか残ってないので何とか収穫まで無事でいたいものだ。

珈琲焙煎機の移動

2018年から稼働している珈琲の焙煎機も新しく始めるお店の方に移動する事になった。

もともと仮に作った小屋みたいなものだから、一坪程度の狭い所に200kg位の焙煎機が入っている。

運ぶ際になるべく軽くなるよう、分解はしたものの、本体は大人3人でも持ち上げる事はできず、ピラミッドの石積みのようにパレットで少しずつ高さを上げて軽トラに積込み運んだ。

新しい場所はゆったりとスペースはあるが、狭いドアからの搬入で毛布で引きずり込むようにして、何とか設置することができた。大事な煙突工事も我が家の薪ストーブで経験があるので、事前に高さを計算し、設置に必要な部材を取りそろえた。薪ストーブは煙突の直径が150mmと二重煙突の200mmが主力ではあるが、焙煎機は180mmと中途半端な大きさで、煙突部材はホンマ製作所での受注生産品だった。

焙煎時の煙突の温度は薪ストーブに比べそんなに高温にはならず、煙も少ないので壁から横に出して一気に上に立ち上げた。新たな焙煎室はエアコンも完備しているので、これからは快適に作業が出来るようになった。

焙煎室の改造

前の焙煎室は利用法がなくなったので、壊そうか物置にしようか迷ったのだが、物置にすれば使わない物が増えていくばかりなので、休憩場所として珈琲が飲めるような場所として改造する事にした。

広さが2畳しかないので、3人くらいが涼みながらスタバで流れるような音楽を聴き、我が家の珈琲でゆっくり休憩できるような場所にしたい。材料は取り外した板材が使えるので、DIYにはほぼお金が掛からない。ただ見た目掘っ立て小屋風になるかも知れないのだ。

以前ハンズマンのガラクタ市で1枚300円で買ったラティスが3枚ほどあったので、塗装して前面と左サイドに取り付けた。全体を塗装して椅子テーブルを置いてひとまず完成した。

音響製品は何セットもあるので、ビクターの業務用スピーカーを両サイドに取り付けた。アンプも10年ほど使っていなかったヤマハのアンプが使えたのでタブレット端末を接続し、音源はYouTubeからとる事にした。このスピーカーはパチンコ店などの中ホールでよく使われる物で、ボーズやJBLの小型の物より箱自体が大きいのではるかにいい音がする。ただ西日が強力で、すだれを前面に付けたが午後3時頃の暑さにはとても太刀打ちできない。

それでも暑が弱まり中秋の名月が拝める頃には快適になる。菊陽にある「資さんうどん」の美味しいおはぎでも食べながら珈琲と夜Jazzを楽しむことにしよう。

 

 

草取り応援車(こらヨカbay)を作る

ビッグモーターの闇

毎朝の日課である目覚まし用チャボの餌やりに行ったら、顔色の悪い蝉が巣箱にへばり付いていた。近くに穴ゼミの抜け殻があり、今羽化したばかりである。

そろそろ盆が近づくと、シャーシャー、ガシガシ、ワシワシとうるさく泣きだす。ただでさえ暑いのに蝉時雨を聞くと2~3度さらに暑く感じてしまう。この蝉もあと数時間すれば、濃い茶色の正しいアブラゼミが完成し、樹液を求めて飛び立って行く。

ここ数年で業績は何倍もアップし、知らず知らずCMソングを口ずさんでしまうビッグモーター。今、毎日のように職場のパワハラや保険請求の不正事件がニュースで取り上げられている。経営者側や保険会社など、しばらくは羽化した蝉のように顔が青ざめたままだろう。勤めていた頃、コンプライアンス順守の話はことあるごとに言われてきた。不祥事が世にでると、大きな会社でも簡単に経営危機となってしまうからだ。このようにお客さんと直接かかわりあっている会社ならなおさらの事で、信頼回復には相当時間がかかる。首をかしげたのは社長の記者会見で、受け答えからして、イメージはさらに地に落ちてしまった。しばらくは多方面に影響がでるだろう。

この問題が出る前に似たような会社で中古車を買った。もし、ここで買っていたなら、しばらくは騙されたような気がして面白くなかっただろう。まあ、それでも車には罪はないので、買ってしまえば車の過去の事など考えないようにしたほうが、その後楽しく乗れてしまう。

ホンダNーVANを買う

買い物の中でも「車」を買うとなると納品までの楽しみが長く続いて、車好きにはたまらない。自分用に軽のN-BOXが1台あるので、移動や買い物には困らないがもう1台便利に使える車をそのうち買いたいと思っていた。以前から次に買う車は決めていて、スズキジムニールノーカングー、ホンダNーVANが候補であった。スバルのレヴォーグかアウトバックも一度乗りたかったが、利用が限られており、最終的に農作業やマルチに活躍出来る事と、車のオプションを自分で工夫できそうなことからN-VANを買うことにした。

車は使用状況に合わせ、穴をあけたり器具を付けたりカスタム化するので、年式のやや新しい中古車で十分である。只、軽のバンでも坂道で青筋立てて登っていくのは好きでなく、スイスイと走れるよう、馬力の高いターボエンジン車を探していた。中古車屋さんには、新古車が結構並べてあったが、ターボ車が中々見つからず、毎日ネットで探していた。1ヶ月程経って、やっと島根県で希望に沿った車が見つかった。輸送に7万程かかったが、寒い所から、暖かい熊本に来てくれた。

丁度車を買う前に、ホンダの試乗キャンペーンがあっていて、近くのデーラーで試乗をしてみた。ノンターボ車ではあったが、軽快に走りそこそこ使える感触を得た。売り出し中だから、少しは歓迎されるかと思いきや、貧乏な爺さんに見えたのだろうとても冷たい対応だった。帰る時にカタログもくれようとせず、名刺もくれなかった。むきになって「この車を包んでくれ」と言いたかったが、これでは本田宗一郎も嘆くだろう。

車が届いたので、便利に使えるように、なるべくあるもので、ルーフキャリア、助手席の板張り、荷室の棚づくり等暇を見て取り付ける事にした。

もともとNボックスの方に取り付けていたルーフキャリアだが、屋根の部分の取り付けが合わなかったので、金具を屋根の形状に合わせ、作って乗せ換えた。

長梯子や長い材木を積むときに便利がいいのだが、屋根までの高さが結構あるので、モノを積む時に苦労する。

助手席の上の棚幅が狭いので、取外し可能な大好物の木製棚を作った。

荷室の上にはこちらも取外し可能なマルチ棚を付け、サイドには道具掛けを配置した。

床を板張りしたので、小型耕運機や小さいリヤカーまで乗せられるようになった。何といっても刈払い機が余裕で乗るのはありがたい。

もう1台のNボックスに比べると静粛性や乗り心地など劣る部分は多々あるが、使い勝手や利用頻度からすれば十分楽しい車である。いざ地震があっても2人くらいなら余裕で寝れるし、今流行りのオートキャンプや魚釣りもいい。まだまだ工夫するところはいくらでもあり、オーディオの音を良くすため、スピーカーの交換や防音対策などしばらくは遊べる事だろう。

草取りロボットが欲しい

今年買おうかどうか迷っている家電でシロカの扇風機がある。扇風機の機能だけなら倉庫から持ってくればしまってあるのだが、この扇風機はポチ、タマ扇と言って扇風機に向かって「暑い」と言えば、犬のポチか猫のタマがスイッチを入れてくれる。おやすみと言えば、「いい夢見てね」と言ってタイマーに切り替わる。アマゾンのアレクサみたいに音声を認識できるのだ。エアコンがあるので特に必要とはしないが、このようなお利巧家電は大好きでそのうち買いたいと思っている。

今はいろんな分野でロボットが活躍するようになったが、農業分野では中々ロボット化が進まない。これだけセンサーが発達してきたので、作物と雑草、害虫の見分け方など簡単なものだと思う。夏の暑いときでも背中に扇風機の一つでも背負わせれば熱中症の心配なく働くだろう。誰か草取りロボット「草取マサオ」を開発して欲しいものだ。

昨年は甘藷の草取りを行ったので、結構根がよく入った。今年もこのくそ熱い中、何とかせねばと畑を見に行ったら、甘藷の根元を掘った後があった。シカみたいな足跡で、イモの根は未だ入って無いので荒らされてはいなかったが、緊急に対策をせねばならず、見張りロボットを置くことにした。一昨年活躍した「ハリマ王」がまだ使えそうだが、新しく700円で「魔胃食トラウト号」を導入した。

今一つ気合が入ってないが、シカ、イノシシ、カラスなどの害獣撃退に、11月頃まで頑張ってもらわなければならない。

草取り応援車(こらヨカbay)を作る

嫁に尻を叩かれ、甘藷の中の草取りに行ったのだが、すぐに腰が痛くなりこの暑さの中での作業は2時間が限度である。今時畑に這いつくばって草を取るのは我が家くらいだろう。除草剤をまけば楽に終わるのだが、近くを通る農家さんからは「昭和か?」と突っこみがきそうである。それでも嫁は小さな鎌をガザミのように振りかざし前に進んでいく。楽をしたい僕は、楽に草取りができる「草取り応援車」を作る事にした。

まず、暑さと腰が痛くなる対策をすれば作業的には花歌の一つも口ずさみながら辛い草取り作業が苦にならなくなる。

我が家にあまり使っていない、4輪の台車があったので、これに手を加え、利用する事にした。真ん中にパラソルを差し込む水道の塩ビ管を取り付け、自由に取り外しが可能とした。荷台には厚手の板で蓋をして、クッションの座布団を敷く。使い方は、真ん中に腰かけて、草を取りながら両足で進む人力駆動となっている。

現場で早速使ってみたのだが、問題がいくつも発生した。太陽の位置次第では日蔭にならず、風がやや強いとパラソルが飛んで行ってしまう。座っての草取りは、さらに腰が痛くなり、作業が中々はかどらない。遠くから見るとアイスクリーム屋さんに間違えられてしまう。いわゆるほとんどためにならないのだ。

仕方が無いので、少しばかり目線を変え「こらヨカbay]弐号機にマイナーチェンジをすることにした。

まず、荷台は抜いた草を乗せる場所とし、正面にはソニーBluetoothスピーカーを設置し、ウォークマンで好きな音楽が良い音で聴けるようにした。パラソルは風に弱いので、マキタの充電式扇風機を仕入れてパイプにひっかけ前面から高原の風を送る。荷台の後ろに背の低いコロコロ作業車を置いてそれに座りながら草を取り前に進んで行く。これで草取りが待ち遠しくなり、辛い作業もアッと言う間に終わるだろう。

あれこれ考えているうちに、嫁の鎌の手がうなりを上げ、甘藷の中の草取りがいつの間にか終わってしまった。草に隠れていた生姜の中も草取りが終了し「草取り応援車」の出番がなくなってしまった。さらに這いつくばって取った方が随分効率が良い事も解った。折角考えた「こらヨカbay弐号機」もこの先お蔵入りになりそうである。

 

 

久しぶりの宮崎旅行

雨水タンク(鉢)の交換

今流行りのSDGsでは無いが、雨水の有効利用目的で、玄関の屋根から落ちる雨水を大きなテラコッタの植木鉢に受け、中に貯めていた。もともと、植木鉢の下に大きな穴があったので、コーキングで防水し花や樹木の水やりとして使っていた。ところが季節により、2つの問題が発生した。

夏場はすぐにボウフラが発生するので、時折中の様子を見ながらゴロンとひっくり返し水を空にしなければならない。鉢自体が結構重いので手間と、体力がいるのである。それでもボウフラの時期が過ぎ、しばらくは良かったのだが、冬になり、すごく寒い日が何日が続いた後、蓄積された氷の力で、鉢が割れてしまった。その後中途半端に水が貯まり、当初の目的が果たせなくなった。このままでは五右衛門風呂としても使えそうに無く、瓦礫の山にしかならないので、弥生式土器を組み立てるようにコーキング材とステン線で修理をした。

この状態で6年ほど使ったのだが、そろそろ新しいモノに交換しようと物色していたら、いい具合に使えそうな珈琲樽が出てきた。

外材で出来ていて、しっかりしたものではないが形を整えれば何とか使えそうである。上の金具を外し蓋を開けているので、樽が広がっていて、金具をもとに戻すのに無い知恵を絞り、苦労した。

夏場のボウフラの問題があったので、底に穴を空け何時でも水抜きが出来るよう栓を付けた。これで中の水の量が調整できる。何分材質は木でできているので、いつまで使えるか判らないが、透明の野外塗料を滴るように塗ってやった。

雨が降った時、玄関屋根の樋を伝って樽の中に水が落ちるようになっている。一雨降ればすぐに満杯になってしまうので、今は垂れ流しにしている。もう少し樽が大きければ他に利用価値は有るかもしれないが、SDGsには程遠く、メダカでも飼った方がいいのかも知れない。

しぶとい

買い物に行くたびに、モノの値段が上がっていて、何かしら暮らしが窮屈になった。チャボの餌でさえ150%程値上がりした。その分1.5倍くらい大きい卵を産んでもらえればありがたいのだが、これから暑くなると卵もさえも産まなってしまう。ペットだから仕方が無いのだが、肝心の年金の類も物価スライドで高いほうに高いほうにスライドするかと思ったのだが、大谷さんのホームランの用にはいかず、目測では分からい程わずかな上昇にとどまった。昔の話をしてもしょうがないのだが、業績アップのため、ご無理ごもっともで務めていた頃は、定年後の晴耕雨読の生活にあこがれていた。実際先輩方の話で「こんなにもらっていいの」と言うほど余裕があったらしい。今の温暖化では晴れの日に耕していると熱中症に襲われ、雨の日は油断してると洪水に巻き込まれる。若いときのように無理な仕事もできなくなった今、時代にあった生活の工夫をしていかねばならぬようだ。

我々生き物に比べ、植物の強さにはあきれ返る。倉庫の裏に古木があった。台風か何かで倒れてしまい枯れる寸前ではあったのだが、いつしか新しい芽が出て復活している。

上に伸びた枝をよく見ると木の間にいくつかの赤い実を付けている。以前サクランボを2本植えており沢山の実を付けたことがあるので、多分それだろうと思ったのだがどうも実が大きい。

なんとスモモだった。量は少なかったが、スーパーの物と比べると感動の美味しさで、いくつも食べてしまった。倒れてほぼ枯れる寸前だったのだが、植物のしぶとさと生命力には驚き、桃ノ木、スモモの木である。

鹿目の滝

喜寿の祝いにと、子供たちが旅行に連れて行くことになった。場所のリクエストが来たので「宮古島に架かる三つの橋が見たい」と言ったら、すぐに旅行の予約を始めようとした。考えてみると、102歳の婆さんが居るのでショートステイにお願いするのも2泊くらいが限度である。仕方なく今回は近場の宮崎で手を打つ事にした。旅行のコースを頼まれたので、人吉~宮崎~延岡を巡る「自然満喫シーガイアリゾート2日間」となった。

人吉も見るべきところは沢山あるのだが、今回は日本の滝100選にも選ばれている「鹿目の滝」を見に行った。滝は近くで見るのが一番であるが、ほぼ滝つぼ付近までは山道の階段を歩くことが多い。ここも右へ左へと崖を降りて行く。湿気の多い山道は今にもニョロが出てきそうだったが幸い遭遇は免れた。

今回は、大小の滝が流れていて、そこそこ水の量もあり中々いい滝であった。足を延ばせばさらに二つの滝がある。随分前ではあるが、ブラジルのイグアスの滝を見に行った事がある。ブラジル側とアルゼンチン側から見物できるようになっているが、スケールが大きすぎて、水しぶきや大音量で怖い位だった。その点日本の滝は風情があって中々ヨロシイ。紅葉時期であれば彩りが情緒豊かで、なおさらの事だろう。

kura倉cafe

2020年人吉は大きな水害に見舞われた。以前仕事で来たことがある建物や、その付近の被災地跡も車で通過したが、復興はまだまだのようだ。心なしか活気が感じられなかった。

昼飯は食べログで人気の高い、倉cafeに行った。球磨川が上から眺められる小高い山の上にあり、古い石倉とカフェレストランのしゃれたお店だった。

ランチセットしか選べないとの事で、4種類の中から選んだのだが、結構時間が掛かり、気になるお味は食べログの評価通りイマイチであった。それより、店の中には、80万円以上するデンマーク製Bang&olufsenのオーディオセットとおかしな猫の絵があり、そちらの方が気になってしまった。

宮崎シーガイア

久しぶりの宮崎で高速から車で入ったのだが、いいのか悪いのか、さほど変わった風景は感じられず、東国原氏には「どがんかせんだったつかい」ときいてみたくなった。

シーガイアには子供が小さい時、夏休みに連れてきた思い出がある。大きなプールに人工ビーチがあり、波乗りまでできてしまうオーシャンドームを作ったのだが、思うように集客できず、しまいにはと経営難に陥いってしまった。

今はシェラトンがリゾートホテルとして営業し、プールの跡地にはスポーツ施設やコンドミニアムができていて、いろいろなレジャーがホテルとその周辺で楽しめる。

食事は夜・朝バイキング方式で種類も多かったので、十分満足のいく食事であった。さらに、宮崎旅行支援割引が延長となっており、追いかけてきて土産代をもらうように、施設内外で使えるクーポンが貰えた。宮崎の地ビールや孫のおもちゃなどありがたく使わせてもらった。

願い事

二日目は雲がかかり今にも雨が降り出しそうであった。日向の大御神社に君が代にある「さざれ石」があるのだが、その隣の溶岩噴出後現れる柱状節理を見に行った。

イギリスにある柱状節理ジャイアンツ・コーズウェイには程遠いが、1500万年前にできたらしい。宮崎周辺の地殻変動の激しさを感じる。

この先に「願いが叶うクロスの海」があり観光の最終地となる。以前日向坂46の撮影があったとかで、結構若者の間で人気のスポットになってるらしい。

この先から下を見ると十字の海が見えて、ここで祈ると願いが叶うらしい。孫は何を願ったか判らないが、野菜作りに汗水たらし、ひそかに買っている嫁の宝くじが高額当選果たせるようにしっかり願っておいた。

歳を取ってくると旅行から帰り付き最初の言葉は「やっぱ家が一番いい」と言う。無事に帰り付いた安堵感からだろう。

いったいどうなってしまうのか

おいでおいで

長年飼っている日本ミツバチが、2月末頃よりだんだんと勢力が落ちて、3月中旬には3群いたハチ達も逃亡や消滅でいなくなってしまった。賑わっていた蜂アパートも、もぬけの空となり、付近は閑散としている。分蜂期であるこの4月中に何とか新しく入居頂かないと、令和5年産のハチミツは絶望となる。自前の巣箱からの分蜂ハチであれば捕獲もある程度見込めるが、待箱とキンリョウヘンでの捕獲作戦は確率30%程度なので、今年は1群でも入居すれば良しとしなければならない。

とりあえずキンリョウヘンの花が咲いたらミツバチアパートの掃除でもして、花飾りの一つも置いておこうと思っていたら、突然ブーンという大きな羽音と共に、ミツバチの大群が巣箱周辺に降り注いできた。

予期せぬ事で、以前の古巣が残ったままの昭和ハチアパートに、我先にと言わんばかりに入居しだした。強制的に入居させる場合は、1~2ヵ所刺されてしまうのだが、自分で入居するときは殆ど見てるだけで20分もあれば中に納まってしまう。何はともあれ、あれよあれよと入居してくれたので、早くも1群確保してしまった。

それでも、半分位は荷物をまとめて逃げてしまうので、ハチミツヨーグルトやハチミツ生姜を源泉かけ流しで食べるには、あと一つか二つ蜂群を確保しなければならない。

そんなわけで、キレイに掃除した巣箱をキンリョウヘンと4セット用意し、入居宣伝を行った。そのかいあってか、新規3団体様の入居を契約いただいた。結局昨年飼っていた4群が逃げて今年4群入ったので今年も昨年同様の家賃が期待でき、夏場のスズメバチとの戦いなど、1年間遊んでもらえることとなった。

アーモンド

昨年植えたアーモンドの木に、3月花を付けた。桜の花に似たようなピンクの花で初めて見る。

アーモンドと言えば、ロッテのアーモンドチョコレートのCMで、上からチョコレートが降りかかるシーンがすぐに浮かんでくる。この辺りに実際に収穫している人は見たこと無いので、この先実が付くことは無いだろうと思っていた。

葉が付き、久しぶりに近くで眺めたら、知らぬ間に実が大きくなりやや色付いていた。嫁にみせたら「あら梅が生っている」と言っていた。ネットで調べると、食べるには中に殻があり、その殻をさらに割るとアーモンドが出てくるらしい。つい先日、畑にある南高梅の生を食べたら口の中がヒリヒリとなり夕食時に沁みて大変な思いをした。子供のころは新聞紙に塩を包み、歯がうきあがる程食べた事もあるが、今は免疫が落ちてしまってるので、なんでも慎重に食せねば泣くはめになってしまう。とにかく結構いい実が付いているので食べれるようになるか楽しみである。

手作り木型電動給油機

浪速のエジソンと呼ばれる木原健次さんが発明した「おちゃっぱー」の動画が超面白い。急須を使わずお茶が飲める機械を発明し、何度も失敗を重ねた動画がYouTubeにアップされている。その他さまざまな物を作っていて、以前マツコの番組でも紹介された。おちゃっぱーの改良版もあるが、何度見ても腹を抱えて笑ってしまう。

別の用事で友人宅へ行った時、数ある作品の中からそれを思わせるようなモノを作っていて思わず笑ってしまった。

ドラムから油を容器に移す際、ポンプの上下作業が面倒だから作ってみたとの事で、電ドラをセットして電源を入れれば軸の回転がピストン運動に変換され油が出てくる仕組みになっている。回転ギアの部分がブラックボックスになっているので、どんな部品で作っているか判らないが、随分試行錯誤した事だろう。木原健次氏の発明品と違ってちゃんと使えるし、動作が面白く使うたびに笑ってしまう。

甘藷の植え付け

3月以降病院通いが多く、新たなクリニックへ行く羽目となった。足や体に湿疹ができどこそこ体が痒いので、草むらに居るダニにでも食われたのかと皮膚科へ行った。皮膚科の先生には珍しく、どこそこ観察して「年齢によるカサカサ肌です」と言われた。しばらくかかりますと言われ、茶飲み茶碗1杯ほどの塗り薬が与えられ朝晩塗り続け、1ヶ月程してようやく跡形が消えた。その数日後、口の中にぶつぶつができて、耳鼻咽喉科を受診した、ややお高い薬をもらい食べる時痛くて涙を流しながら、3週間程完治にかかった。釈迦の四苦八苦の、生老病死を感じらずにいられなくなる。なんの自慢にもならないが、病院の診察カードだけが増えていく。

今年から、子供達が計画しているカフェの隣に無農薬野菜を作っている。10a程ではあるが、15年間何も作ってないので、土地はやせていて雑草がすぐに生えてくる。甘藷の植え付けが終わるまで、我が家は農繁期なのだ。

そんな猫の手も借りたい時期に、嫁が腕を怪我した。古い竹の支柱が割れて腕に刺さってしまった。夕方だったので、病院に連れて行ったのだが、内科の先生しかいなく、それでもその先生が、7針程優しく縫ってくれた。嫁は、内科の先生だったが痛くなく上手でよかったと言っていたが、その後回復が怪しく、3日後外科の先生が縫合した糸を取外し、縫い直したらしい。七五三の着物じゃないんだから、縫い直しはいかがなものかと思ったが、やっと10日程で腕が使えるようになった。その間ありがたい事に、お料理、洗濯、婆さんの部屋掃除などいくつもお仕事を経験させてもらった。

やや遅くなったが、甘藷の苗も十分伸びてきたので、紅ハルカ、紅あずま、シルクスイートの3種類の植え付けが終了した。昨年のイモは珍しく美味しかったので、今年も期待して、今のうちに石焼き芋機でも作っておこうかと思っている。

どうなるのか

ウクライナ侵攻から1年以上過ぎて、未だに悲惨な戦いが続いている。今度のG7で西側諸国からの支援がますます幅を広げ、ウクライナとしては反撃体制が整ってきた。どうみてもこれからの戦いは、ロシアのジリ貧に見えてしまうが、奥の手の核兵器を持ってらっしゃるので、不用意に踏み込事が出来ない。戦争に勝者はいないと言われるように、これ以上犠牲者を増やさない様、とりあえず一度停戦を実現し、若い人たちの殺し合いを止めて欲しい。未来があるのに可愛そうである。

平和ボケしている我々は、朝から大谷さんの野球試合や、藤井翔太の名人戦など、ソファーに転がりながらの観戦で、危険とは程遠く生活していて申し訳ない気がする。

国益より、人の幸せを優先し、足るを知り、欲を少しばかり抑えのんびり過ごした方が良いと思うのだが。人の智慧はここまでなのか。

 

 

さよならクロスロード

100点満点

温暖化のせいか、いつになく早く桜が咲いた。熊本では9分咲き位だが、すぐに満開となる。熊本の空港も国内線と国際線が合体し、23日から滞在型の空港ターミナルとしてリニューアルした。早速台湾からのチャーター便が到着してくまモンも大忙しだった。台湾半導体企業の進出で、周辺の道路、住まい、鉄道、空港とこれに対応するため次々と変化している。今来熊の台湾からのお客さんは、とりあえず丁度見ごろのサクラと食べごろのイチゴは堪能できるはずだ。

WBC

連日の放送で、WBCは始まりから終わるまで、最高に盛り上がった。試合後もニュースで取り上げ、お腹いっぱいになる程見せられるが、それでも放送を見てしまうほど面白かった。まるで作られた映画のようなドラマチックな展開で、我らが「村神様」も最後には実力を発揮でき、期待に応えられた。圧巻は最終回の泥にまみれた姿でマウンドに上がるオオタニさんの登場で、さらに千両役者のトラウトがそろい、ボルテージは最高潮に上った。そして世界NO1バッターに渾身の投球で三振を奪いゲームを終わらせた。選手がダッグアウトから飛び出し抱き合い歓喜にあふれたが、ここでも、JAPANの4番バッター吉田君がやってくれた。飛び出しに失敗し、フェンスを上手に超えられず、前のめりに転んでしまった。一生懸命やっているとこんなことはよくある事で、この優勝の本物感が伝わってくる。相手に敬意を表し、日本文化の人を思う気持ちが随所にみられ、日本人の良さを改めて思う事が出来た100点満点の大会だった。

貯蔵庫の屋根を交換する

そろそろ出ても良いのでは?と今の楽しみを散策しているが、なかなかタケノコさんがでてこない。

やっと1個探し当てタケノコの味噌汁で頂いたが、何となく味が薄いようで、美味しく食べるまでにはもう少し時間が掛かるようだ。

あまり使ってないが、我が家の裏に貯蔵庫がある。甘藷を多く栽培している頃に作ったもので、ここ20年ほどは、少しばかりの甘藷貯蔵に使っているだけである。

50年程前に父が作ったもので、貯蔵庫の中は10畳ほどの広さがある。中は18度位の温度で年中ほぼ一定している。まさか戦争は無いだろうが、熊本地震にも耐えたので、いざと言うときはシェルターとしても使えるかも知れない。

早くからトタン屋根がボロボロになっており、修理せねばと思っていたが、特に不便ではないので修理は後回しにしていた。

最近嫁が貯蔵庫を使うようになり、屋根の上からニョロが2回程落ちてきたのを見たらしい。ドアの開閉時に自分の頭の上にでも降ってきたら一生トラウマになるので、この際屋根だけでも修理することにした。

まずは、うっとおしい天井のツタや葛をとりのぞき屋根材も撤去した。

実際屋根は無くても貯蔵に影響はしないのだが、雨の時、物の出し入れが不便になるので、軒先2m程の屋根を入り口に取り付ける事にした。

単管パイプと木材で支えの部分を作り、土台をセメントで固めた。単管は金具で固定する為、辺ぴな所でも容易に垂直や水平が調整できる。この上に屋根の部分を乗せ固定すれば出来上がりだ。

作業しやすいように、車の駐車場の中で、木枠をつくり、屋根はトタンにするか迷ったが、天井が暗くならないようにポリカ波板を貼った。

嫁に手伝ってもらい、よっこらせと一気に屋根を乗せた。

1.8m×3mの屋根が出来上がり、入り口付近も明るくなった。これで当分の間ニョロに悩むことは無いだろう。ただ、入り口のドアも傷んでいるので、横壁の補強と、ドア交換の2期工事を暇を見てやらなければならない。

ありがとうHONDAクロスロード

長年乗っている乗用車の車検が近づいてきた。最近の移動手段は軽のNボックスで、フットワークがいいので、乗用車の出番は旅行や多人数での移動などで、年数回程度になっていた。古い車だが、7人乗れるので、昨年の蟹食い家族旅行には活躍してくれた。

最近の車は、イナリ寿司スタイルが多く、これは昔の月面探査モデルににており、全体のスクエアなデザインがすごく気に入っている。さらに、エンジンルームにゆとりがあり、何かといじる時に余裕で手がはいりそうで、作りもしっかりしている。

ただ、車検証を見るとここ4年間で5千キロしか走ってなくて使用頻度は少なくなるばかりだ。暇を出すには寂しいが、走行距離もそう多くないので、海外勤務になるかもしれないが、他の地での活躍を信じ手放すことにした。とりあえず、値段が付くのかネットで見積もりを申し込んだら、翌日朝から何事かと思う位電話がかかり、我先に現車を見に来た。2008年製の車でひと昔前ならほぼ査定が付かないのだが、予想をはるかに超えた金額で提示してきた。聞けば中古車バブルが来ており、車種によってはホンマでっか?と思うような価格が付くそうである。手放すには寂しいが年金暮らしの年寄りには無駄な持ち物で、目の前の提示された金にも目がくらみ、愛車とのわかれとなった。連れていかれる時は閉店時の蛍の光が頭に浮かんだが、まだまだ現役で頑張る事を願って、静かに手をふった。

この先特に替えの車が必要ではないが、お金を手にした僕は、これを元手に次の車購入に心はすでに移っていった。

農作業

嫁の今年の農業計画では、昨年の赤字にもめげず、さらに作付け品目が増えている。昨年よくできた甘藷も、べにはるかに加えシルクスイートを植える事にした。

子供たちの住んでる新しい家の横にも畑があるので、何種類かの野菜を植え付けした。しばらくしたら手に負えなくなるような気がしてならないが、なんとかなるだろう。

今年は日本ミツバチの活動が遅いように感じるが、4月になれば分蜂が始まり子供のように走り回らなければならない。毎日の散歩も計画していたが、当分出来そうにない。しばらくは忙しくなるのだ。