もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

焙煎室をバリ風カフェテラスに変身

ウクライナ問題

ウクライナとロシアの戦争も効果的な打開策が無いまま膠着状態となり、犠牲者だけが増えている。負けるわけにいかないウクライナと今更引っ込みがつかないプーチンとの戦いに無残にヒトやモノが消費しているだけである。仕掛けたプーチンは沢山の人達を不幸にし、世界に多大な迷惑をかけてしまった。そんな時、テレビ解説で頻繁にメディアに登場している小泉さんが熊本で講演することになった。熊本学園大学熊日新聞の共催によるものだが、さすがに知名度の高い小泉さんの講演と会って予約チケットもすぐに埋まったそうである。

これ以上自分の頭が賢くなっても困るのだが、テレビで言えないここだけの話や最新の戦いの状況を聞きたくて、嫁を連れ話を聞きに行った。開演前に近くのショッピングモールにご飯を食べに行ったのだが、久しぶりの熊本市内とあって、嫁がテンパってしまい日傘や帽子、食料品まで買い込む始末である。参加者は自分の年代位の人が8割程来ていて、この「Do学問」の主旨からして大成功だったのだろう。

講演自体は、あの口調でわかりやすく結構おもしろかった。只、ウクライナを支援する多くの人達の思いに反して、現状は戦争が長引けばロシアが軍事的に優勢となるらしく、早期に決着する決定的な手段は今の所見当たらないようだ。

イノシシとの戦い

ロシアとの戦いも大変だが、我が家ではイノシシとの戦いが勃発してしまった。今まで我が家の畑だけはイノシシから被害を受けるような事は無かった。昨年の甘藷は草取りの手間をかけたので、そこそこ美味しいサツマイモが収穫できた。今年は甘藷で一儲けをたくらんでいたので、イノシシ対策には「ハリマ王」と「魔胃食トラウト」の2匹の猛獣で警備をさせていた。ところが、畑周りの草刈で甘藷畑を見に行ったところ、畑の半分近くをイノシシが食い荒らしていた。番虎のトラウトもイノシシからやられたのか、空気が半分程抜けていて、弱弱しくぶら下がっていた。

傷ついたトラウトは完全に故障者リスト入りとなってしまった。このままでは芋畑は全滅してしまうので、何か対策を打たねばならぬが、周りを柵で囲むか、落とし穴を掘るか、電気牧柵を設置するしか方法がない。電気牧柵は町の害獣対策で設備の半額又は5万円までの補助金がでるらしい。しかし、見積申請~補助金決定~購入設置と使えるまで時間がかかるため、その間に再度攻撃を受けてしまう。イノシシのせせら笑う姿は頭に来るので、設置が早い電気牧柵をネットですぐにポチった。

イノシシ軍団は翌日も現れており、設置する前にさらに食い荒らされていた。電気柵の設置は1時間30分程で終わり設置は楽だが、下からの雑草等が電線に触れると高圧の電気がそれを通して地面にアースする為、時々電線の下の草取りが必要になってくる。

折角取付たので、一度はイノシシに触れてもらい目の玉を飛び出し慌てて逃げる様子を見てみたいのだが、機械の設置後は足跡すら見ていない。いずれにせよ3割程しか残ってないので何とか収穫まで無事でいたいものだ。

珈琲焙煎機の移動

2018年から稼働している珈琲の焙煎機も新しく始めるお店の方に移動する事になった。

もともと仮に作った小屋みたいなものだから、一坪程度の狭い所に200kg位の焙煎機が入っている。

運ぶ際になるべく軽くなるよう、分解はしたものの、本体は大人3人でも持ち上げる事はできず、ピラミッドの石積みのようにパレットで少しずつ高さを上げて軽トラに積込み運んだ。

新しい場所はゆったりとスペースはあるが、狭いドアからの搬入で毛布で引きずり込むようにして、何とか設置することができた。大事な煙突工事も我が家の薪ストーブで経験があるので、事前に高さを計算し、設置に必要な部材を取りそろえた。薪ストーブは煙突の直径が150mmと二重煙突の200mmが主力ではあるが、焙煎機は180mmと中途半端な大きさで、煙突部材はホンマ製作所での受注生産品だった。

焙煎時の煙突の温度は薪ストーブに比べそんなに高温にはならず、煙も少ないので壁から横に出して一気に上に立ち上げた。新たな焙煎室はエアコンも完備しているので、これからは快適に作業が出来るようになった。

焙煎室の改造

前の焙煎室は利用法がなくなったので、壊そうか物置にしようか迷ったのだが、物置にすれば使わない物が増えていくばかりなので、休憩場所として珈琲が飲めるような場所として改造する事にした。

広さが2畳しかないので、3人くらいが涼みながらスタバで流れるような音楽を聴き、我が家の珈琲でゆっくり休憩できるような場所にしたい。材料は取り外した板材が使えるので、DIYにはほぼお金が掛からない。ただ見た目掘っ立て小屋風になるかも知れないのだ。

以前ハンズマンのガラクタ市で1枚300円で買ったラティスが3枚ほどあったので、塗装して前面と左サイドに取り付けた。全体を塗装して椅子テーブルを置いてひとまず完成した。

音響製品は何セットもあるので、ビクターの業務用スピーカーを両サイドに取り付けた。アンプも10年ほど使っていなかったヤマハのアンプが使えたのでタブレット端末を接続し、音源はYouTubeからとる事にした。このスピーカーはパチンコ店などの中ホールでよく使われる物で、ボーズやJBLの小型の物より箱自体が大きいのではるかにいい音がする。ただ西日が強力で、すだれを前面に付けたが午後3時頃の暑さにはとても太刀打ちできない。

それでも暑が弱まり中秋の名月が拝める頃には快適になる。菊陽にある「資さんうどん」の美味しいおはぎでも食べながら珈琲と夜Jazzを楽しむことにしよう。