昨年から計画していた薪ストーブの設置に向け、炉台の制作にかかる
炉台は、作る上で3つの大きな課題がある。
ひとつ目が、上に乗る本体が異常に重いことだ。大きな冷蔵庫でも100㎏前後だが、今回導入を計画しているものは、170㎏からある。つまり床を補強しないと炉台の重量もプラスすると床が抜ける恐れがある。
二つ目が、耐火壁をどう作るかだ。我が家は床、壁とも木材であり、薪は焼いても家を焼いてはならないのだ。
三つめは、煙突の工事方法とストーブの位置関係。薪ストーブは煙突が命であり、いかにスムーズな煙の流れを作るかで、本体の性能が左右される。
考えれば、縄文時代の竪穴式住居のように真ん中の土の上で燃やすならともかく、床の上で火を使うのだからそれなりの構えは必要だ。
床下は、ごそごそと潜り込んで、中央に柱を補強し、束支えで基礎から受けた。
床は、もともとの床の部分に隙間を作るよう檜の板材を奮発し張り詰めた。
壁との空間は4㎝程取り、コンパネの下地を張る。
丸い穴は換気口がついていたもので、換気口の取り付けを逆にし、空気の取り入れ口とした。どうせ見た目には隠れてしまう。
設置するストーブの大きさを把握するため、段ボールで同じ寸法のモックを作る。
床材にはケイカルボード8mmを敷き、この後モルタルを2cm程のせて3cmの大理石を敷く。壁材は2cmのケイカルボードを張り、この後11mmのタイルを張る。
薪ストーブは、寒い地域は別として、家のインテリアの一つとして設置している人も多い。手間やメンテもかかる。我が家では純粋に暖房費の節約と木工で出た廃材の処理が主な目的だ。燃料となる木々は近くにあるし、燃やせばかたずく。
次はいいいよ本体の搬入と難関の煙突工事だ。