もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

物干し台を作る

阿蘇山が爆発した

小笠原諸島の海底火山が噴火して大変な事になっているが、先日阿蘇山が噴火し、大きな石も噴出した。山頂付近は入場規制がとられ、戻ってきた観光客も戸惑いを隠せない。

f:id:santoukan8:20211030210759j:plain

噴火後は控えめに煙を吐いているが、風向きによっては細かなヨナが降り注いでくる。今のちょっと肌寒い時期の阿蘇は景色も最高でとても心地いい。このまま噴火のほうもフェードアウトして欲しいものだ。

からいも掘り

自分の住んでる町は、甘藷が特産品である。土壌が適しているらしく、皮肉にも、阿蘇の火山灰土で黒土である。ほとんどの農家が、収穫を終えているが、我が家では、植え付けが遅かったので、先日やっと芋ほりを行った。今年は完全無農薬で作ったため、品質を心配していたが、大きさに不揃いはあるもののそんなに悪くない。

f:id:santoukan8:20211030222710j:plain

普通甘藷栽培では3種類の農薬を使う。作付け前の土壌消毒、作付け後畝間の除草剤、収穫前までの殺虫剤等、見た目が良く収量を上げるには仕方のない事である。農業用の登録農薬で、使用基準を守っていれば、安全性に問題はないが、農薬の価格が高いので生産コストも結構かかっている。無農薬で作るのが一番安全で、お金もかからないのだが、市場に出せるようなモノは自分達には作れない。

f:id:santoukan8:20211030224646j:plain

今年はホクホク系と今流行りのネットリ系を作付けした。早速、掘りたてのからいもを食べてみる。甘藷は、収穫してしばらく貯蔵するとデンプンが糖分に代わり甘さが増してくる。しかし、貯蔵を待っていればネズミに食われるのでとりあえずお先に食べてみた。予想したより、それなりに美味しく、2歳5か月になる孫が喜んで食べた。この子は好き嫌いがほとんどなくニガウリの炒め物だって喜んで食べてしまう。

物干し台を作る

以前作った物干し台が壊れる寸前になっていて、嫁から新しいものと交換するように言われていたのだが、そのうちそのうちと2年程経ってしまった。

f:id:santoukan8:20211030230342j:plain

これ以上延ばして支柱が倒れ嫁の頭にタンコブでも作ったら、夜のビールが発泡酒に変わりそうなので、さっそく作成に取り掛かった。

f:id:santoukan8:20211030231110j:plain

古い支柱を掘り出してみると、木はやせ細り倒壊寸前であった。雨の日も風の日も文句ひとつ言わずパンツから作業着まで、よく頑張って吊るしてくれた。ゆっくり休んでくれと言いたいのだが、恩をあだで返して悪いが、最後に薪ストーブの燃料として最後の力を振り絞ってもらおう。

f:id:santoukan8:20211030232055j:plain

今回は、腐らない単管で作ろうかと思ったが、どうせ薪ストーブの薪としてもらった間伐材があるので、いくつかの部材をそろえて同じような木製物干し台にした。

f:id:santoukan8:20211030232525j:plain

どうしても支柱の根元が虫に食われたり、腐れたりするので、クレオソートをしっかり塗って、埋め込み穴にはオイル交換で処分に困っている廃油をたらふく流し込んだ。

f:id:santoukan8:20211030233022j:plain

ランバー材に穴を空け、物干し竿の高さが調整できるように加工した。ランバー材は輸入品だが、国産の木材もどちらも大きく値上がりしている。DIYジイさんにとってはつらい所だ。

f:id:santoukan8:20211030233436j:plain

完成したので、竿を掛けてみる。支柱の間隔が3.6m程あるから約7.2mの物干し台となった。海ベタであればスルメでも干せばいいのだが嫁にちょっと長いのでは?と言ったら「まだ足りぬ位、布団が干せるようにして」とオプションを頼まれた。今度は布団干しの追加工事をしなければならない。

支柱の天井に雨避けの皿をのせて完成検査をしてもらった。

f:id:santoukan8:20211030234258j:plain

猫の弥太郎は最近歯が悪く、ちゅるる欲しさにいつも泣き喚いている。なんとか合格の肉球㊞をもらったのでチューブ入りの柔らかい検査料を与えなければならない。