もう日が暮れたよ山頭館

気が付けば色々なものを作り自分で適当に満足してきた。これからも隙をみてはモノを作る。これはモノ好きの記録なのだ。

頑張ったご褒美にツリーをチカチカ

アフガニスタン中村哲さんが射殺された。熊本にも講演や、支援の呼びかけなどで何度か来られた。チャンスがあれば、一度話を聞きたいと思っていたが、残念な事である。遺体が着いた空港での娘さんの挨拶が素晴らしかった。すべて覚悟の上だったとは思うが、アフガニスタンにとって大きな損失だろう。

それに比べて、N国党の丸山議員がボーナス公開して喜んでいたが、この人の思う国のあり方や民の為の政治感等どうなっているのだろう。国会議員に当選する事自体が不思議でならない。酒を飲んで騒ぐより、井戸の一つでも掘って頂きたい。

 

小学校に通っている孫娘の持久走大会が行われた。毎年嫁と一緒に応援に行くのだが、年々順位が落ちて昨年は、60人中後ろから2番目だった。ボウリングであればブーB賞など貰えるが、「頑張ったねー」位しか掛ける言葉もなかった。

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学校の公園には季節外れの桜が咲いていた。今の時期に見るのは初めてなので、ネットで調べてみると「冬桜」とある。しばらく眺めて走ってくるのを待っていると、男女交じりで走ってきた。

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今回は昨年の雪辱を図るべく、目標を30位に設定していたが、毎日ご飯が美味しく、家族の中でも一番食べる。「そろそろダイエット」の話をしても気にすることなく上のお兄ちゃんより、体重では上回っていた。

中間で見ていたので、順位は解らなかったが、真ん中付近ではあったようだ。

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後で順位を見せられた。丁度30位であった。頑張ったのであろう、順位としては普通だが、目標に届いたので、ちょっとした褒美をやることにした。

丁度クリスマスシーズンなので、家の周りのツリーをLEDランプで飾りチカチカすることにした。

我が家は仏教なので、特に飾ってクリスマスを祝う必要もないのだが、いい塩梅に家の前にシャラの木があるので、それに巻き付けることにした。

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LED電球100個ついて1000円位である。電源はUSBで消費電力もごくわずかしか消費しない。

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タイマーがあったので、夜になったら時間をセットして4時間程度で切れるようにした。寝るときにチカチカと明るいと煩わしくてたまらないので10時頃には消灯する。

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チョット寂しいが、点灯に8種類ほどのパターンがあり、結構キレイであった。勿論孫娘も喜んでくれた。

ついでに、寒い中夜警で頑張る猫の弥太郎にもクリスマスのプレゼントを与えた。

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あまり喜んでないみたいだ。仕方がない、チュルチュルをサービスしよう。

薪ストーブ 保護ガードを作る

嫁あてに雇用保険の追加給付の通知が届いた。要約すると平成11年ごろ支払った失業保険に計算間違いがあり、新たに追加支払するので支払い先口座内容を知らせてほしいとの内容だ。新手の詐欺かと思ったが、厚生労働省とあるので、間違いないと思うが、文面や後処理のやり方がお役所仕事そのもので、悪びれた様子でもない。間違った事や、後処理費用など「おら知らんもんねー」と誰も責任はとらないだろう。

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それに相手を「お客様」としている。国からお客様呼ばわりされるとは?

実際平均支給額は1400円程度だから、そのままほったらかす人が多いだろう。こんなもの返信ハガキで「19号台風被害」への寄付あたりで承諾もらえば後の手続きを考えるとずいぶん手間が省けると思う。やっぱりお役所仕事だ。

 

6月に生まれた孫の成長が著しく、ハイハイをするようになった。初めて目にするものは、これが自分に使えるかどうかすぐ口にする。なかなか油断できない。

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この子が遊びに来ると、いい年の爺さんでも赤ちゃん言葉になってしまい何とか笑かそうとするが、そこは空気を読みちゃんと微笑んで見せる。

寒くなって薪ストーブが活躍しだしたので、ハイハイで近づかないよう保護ガードを作る事にした。

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本体周りを囲むことにしたのだが、トビラを開けたりしなければならないので、そういった作業ができるよう一部取外し可能とした。

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9cm角材と、ツーバイフォーの角材で外枠の部品を作る。取外し部分はルーターで溝を掘った。

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部材に水性ニスで重ね塗装をした。

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ガード用の材木を取り付け「保護ガード」が完成した。

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前面のガードを外して燃やしてみる。周りのガード木もある程度熱くはなるが、金属のように火傷するようには熱くならない。

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嫁がなにやらゴソゴソやっていたが、サツマイモに濡らした新聞紙を巻いていた。アルミホイールで巻いて、テーブルの上に置いてある。寝る前にストーブの中に入れ、明日録画した中国ドラマを見ながら食べる魂胆だ。それにしても少し多いのではないか。

 

 

 

薪ストーブHTC80TXの煙突を掃除する

子供みたいだが、最近イカのフライにはまっている。セブンイレブンの「するめの胴体部分を使ったやわらかいフライ」だ。その名の通り柔らかくて食べやすい。

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飲み物を買うついでに買ったりする。以前はピーナッツををよく買っていたが、どうも食べだしたらやめられず、食べすぎてしまう。体に良くなさそうなので、イカフライに変えたが、値段も安く、量が少ないので丁度いい。

今年の冬は、暖炉の前でこいつを肴にビールを飲むのだ。早く寒くなって欲しいものだが、今年は未だ暖かい。

 

我が家の薪ストーブも2年目を迎えるので、使い始める前に煙突の掃除をすることにした。

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煙突の下にあるカバーを外して、上からブラシを入れガシガシとススを落とす作戦だ。

煙突の途中で45度の傾きがあるため、そこに入る掃除用具を作った。

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電線を入れるCD管に掃除用ブラシを取り付け、曲りでも下に入って行くようにした。最初、排水掃除用のワイヤーに付けようかと思ったが、ワイヤーが柔らかすぎて、曲りでふにゃふにゃになりゴシゴシができない。その点、このCD管は適当な硬さと柔軟性がある。

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煙突のトップを外したら、ススより、蜘蛛のスがあった。思ったよりススは少なく、ブラシを入れてガシガシやる。

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室内側は、ある程度分解し、ブロアーで吹き飛ばした。

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こちらも中のススは自分の貯金と一緒で、さほど溜まってなかった。この分だと、2年に1回掃除すればよさそうである。

早速、今年最初の釜焚き試運転を行う。

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チョット薪を入れすぎたが、燃える燃える家を焼き尽くさんばかりにメラメラの勢い。熱で回る扇風機も、いつもより張り切って、多めに回ってます。

とりあえず、極寒がきても寒さへの準備は整った。後、燃料の薪割りをしなければならないが、昨年は結構斧で割った。運動にもなるし、小さい薪であれば機械より、作業が早いことも分かった。

そういえば、ストーブガードを作らねばならぬ。今年生まれたかわいい孫が、ハイハイできるようになった。なんでも触って食べようとするので、近づけないように、保護ガードを作るのだ。

ドキドキの人間ドック

人間ドック受診の時期が来た。車の車検みたいなものだが、最近は11月に検査を受けている。以前は12月に受けていたが、この歳になると、なにかしらの指摘を受けるので、もし、精密検査や主治医殿の通知が来たりしたら、年末から正月明けにかけて、憂鬱に過ごさなければならないからだ。

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もう10年以上前から熊本済生会病院にお世話になっている。病院まで結構遠いので、近場の「日赤」あたりに変えようかと思うのだが、ここは検査終了後の食事が美味しいので、半分それが目当てで行っているようなものだ。

検査前に病院から準備資料が送られてくる。少しでも効率よく、検査を進めるためだ。さらに、真新しい尿や、2日分の便も採取してもっていかねばならない。最近は便の採取も早く上手にやらないとサンプルを水に持っていかれる。トイレを自動洗浄にセットしているので、眺めたり、採取にもたもたしていると、ハイさよならーとばかりに、洗浄水と共に逃げて行かれるのだ。

当日朝、準備品をチェックして熊本の外れにある「済生会熊本病院予防医療センター」に出向く。普通の時間帯でも車で1時間程度かかるが、朝早く、通勤ラッシュと重なるため、抜け道を駆使しながら車を走らせるが、結局1時間30分程かかり、血圧は20%増しに上がっている。

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毎年ここでの難関は、胃カメラと肺活量の検査で、あとは流れにのって各項目こなせばいい。

来年の為に今年気になった検査の印象を記録しておこう。

身体検査

計りに乗ると、身長、体重、体脂肪を一度に測ってしまう。猫好きの私は、猫背の体系なので、身長で損をするからここぞとばかり胸を張って台に乗った。係の人が「上から自動で降りてきますから」といったが、すぐに降りてこなかったので、ふっと力を抜いたら、コンと頭に落ちてきた。そしてすぐに結果がでた。係の人が「ごらんくださいー」と画面を指さした。あんたはジャパネットか?と思ったが、身長を見ると、昨年より4㎜程縮んでいる。ちょっと反則じゃねーもう1回と思ったが、「おっさん終わったら早く行くように」と目が言っていたのでおとなしく引き下がる。

問診、血圧測定

普段血圧が高く、薬も服用している。しかしここで測ると必ず2割以上高く出る。看護師は2度計り、今日は薬を飲んできたか聞く。車で急いできたからと言ってごまかすが、気が小さい僕は検査で緊張しているのだ。

後でもう一度と言われたが、普段は正常値ですといって乗り切る。

肺機能検査

一番嫌いな検査で、いつも結果が悪い。肺の能力も確かに低いのだが、検査の説明を聞いた段階で、可笑しくなり力が7割程度しか出ないのだ。

今日の担当の人は、50代のメガネを掛けた細身の女性だった。

ゆっくり呼吸した後、吸って吸って吸ってー一気に「ひゅーーーーっ」と吐き出して下さい。ひゅーが人一倍甲高い声になり、可笑しくてたまらない。

でも頑張って、係の人の合図に合わせ、吸って吸って吸って

ひゅーーーっ

とやったら、去年よりいい結果がでた。それでも基準には満たなかったが、「去年よりいいですよー。もう一度やりますか?」といわれた。なんのその手には乗らない。この検査を2度やる元気はない。

心電図・エコー検査

心電図検査は楽なものだが、体に付けるタコの吸盤みたいなものが気に入らない。ここ何十年も進化していない。冷たくてこそばゆいのだ。せめて吸盤を人肌位にヒーターで温めて貰えば大変ありがたい。

エコー検査は担当者で結構やり方が変わる。今日の検査は割と早くてよかった。中には膀胱周りをしっかりみる担当者がいる。実際周りの脂肪で、見えない事が多いので、ここはすぐに飛ばしていいのだが、しっかりと下腹部を抑えてくる人がいる。こっちはエコー検査が終わるまで、トイレは控てくださいと、聞いているので、結構我慢している。どうしても見ようとすると、必死にこらえなければならない。こちらは漏れそうになるのだ。

胸部レントゲン

40代の男の検査技師だったが、異様に元気で、レントゲン室の中の声が外まで聞こえてくる。中に入ると、自衛隊員かと思わせるような元気な自己紹介があった。こっちもついつい力が入る。「ハイ次は横を向いて、上の棒に摑まって下さい」「ハイワカリマシタ」「違う反対です、逆のほうです」「す、す、すんまっせ~ん」という調子で終わった後も、次に何番に行ってくださーいとスシローの店員みたいだった。

胃カメラ

他の検査や診察も終わり、本日最後の胃カメラである。

以前は、胃透しを受けていたが、宇宙船みたいにグルグル回され、右も左も判らなくなるので、ここ数年前からカメラに変えた。

カメラの場合、検査が楽に終わるよう鎮静剤を使うが、初めてのカメラの時、どれほどの苦痛か経験してみようと、鎮痛剤無で検査したところ、まるで拷問で、死ぬかと思った。それ以来カメラはトラウマとなっているが、ここ何年かで、鎮痛剤の量を3段階にしてみて最近は最初の段階で眠るようになり、胃カメラ検査を克服してしまった。今回も難なく終了したが、後で、検査の苦しい度合いを10段階で表現するなら幾つ位ですか?と聞かれた。

とりあえず、星三つと言った。

検査は終わりお待ちかねの食事の時間だ。

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4つのメニューがあり、ピアノの演奏まで付いてくる。

サラダバーやドリンクも自由に飲むことができる。

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体に優しい「和食」をチョイスした。とにかく美味しい。水もおいしく感じる。それもそのはず、昨日の夜9時から何にも食べてないのだ。

結果発表

午後からは、結果発表があり、医師の説明もある。今回も運よく主治医殿の手紙は免除された。毎回食事と運動について指導を受ける。わかってはいるが、これでしばらくは安心できると思ってしまう。やはり食べすぎの様だ少しだけ甘いものを控えよう。

 

甘藷の収穫と秋野菜

随分寒くなってきた。気が付いてみる11月も半ばを過ぎてしまった。クリスマスもあまり気分ではないが、すぐに年の終わりがやってくる。災害の被災者にとって、冬の寒さは大変こたえるであろう。しかし、災害の復興より、桜の花見の事が騒がれ正直うんざりである。

霜が降る前に甘藷を収穫せねばならぬ。大した量ではないが、嫁が手伝ってくれとのお達しで、久しぶりに畑にいった。

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今年は、夏場雑草まみれになってしまい、つるの生育もあまり良くない。イノシシも食べに来た足跡はあるが、かわいそうに思ったのか、荒らされた形跡はなかった。

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今年は、ほくほくの「紅アズマ」ねっとり甘い「紅はるか」色がきれいな「ムラサキ芋」の3種類を植えていた。掘ってみると、丁度食べごろの芋がそこそこ収穫できた。我が家での消費はわずかな量で、ほとんどおすそ分けになる。それでも消費しきれず、結構な量のイモが腐れて廃棄になってしまう。主食をイモに変えれば良いが、そうそう食べれるものではない。

大方半日で作業は終わったが、結構な種類の野菜が植えてあった。いつの間に植えたかわからないが、近々食卓に並ぶだろう。

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これは自生したパクチーである。至る所に植わっている。

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とげとげの野菜は「エンダイブ」でサラダに入れて食べる。結構苦いのでそんなに食べれない。

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これはカブとみられる。酢漬けや味噌汁にいれて食べるが、自分は大根おろしみたいに、おろして生で食べるのが好きである。

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これはサンチェである。肉に巻いて食べたりするが、最近は肉も食卓に上がりきれず、サラダで食べることが多い。

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ジャガイモもそろそろ収穫時である。春じゃがは消費しきれず芽が出てきたので廃棄した。

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大根は丁度食べごろとなっている。魚のお供に、シークワーサーを大根おろしにかけて食べると大変美味しい。

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これは何かわからなかったので嫁に尋ねると「ビーツ」との事だ。ボルシチなどのスープにするそうだ。

他に、ネギ、アスパラ、水菜、ホウレンソウ、タマネギ、ニンニク等植えてある。

寒くなると、雑草は激減し、害虫も少なくなる。しばらくは、新鮮できれいな野菜がたべられそうだ。

サクラマチ熊本バスターミナルがオープンした

ここ数日忙しかったが、9月末にオープンしたサクラマチ熊本に行ってきた。もともと日本一のバスターミナルで、デパートやホテルを併設していた。もの好きな私は、早く行ってみたかったが、オープン以来結構な賑わいとの事で、もうそろそろよかろうとの思いで出かけた。

「街とつながり、人とつながり、モノ・コトとつながる」場所らしい。

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外観はすごくカーブの多いデザインで、各フロアーごとに低木が植えてあり、珈琲を飲んだり、ちょっとした食事をしたり、タブレットを使ったりと、自由に座れる椅子と前向きのテーブルが並んでいる。

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これは模型ではあるが、屋上には結構な公園があり、芝生にお昼寝も可能だ。左には高層マンションとホテルさらにコンサートができる「熊本城ホール」もつながっている。

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屋上から、復興中の熊本城が目の前に、で~んとみることができる。

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ターミナルも29か所あるが、待合室も奇麗で寒くない。以前のように、地下階段をハアハア言いながらわたる事もない。

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店内通路はシックで幅広く、テナントの店舗もおしゃれで、最近はショッピングモールでの買い物に慣らされていたので、どこを歩いても混雑感がなく、ちょと疲れたらお外で休憩ができるので、よく考えて作られた場所である。メインターゲットは30~40代との事だが、暇を持て余すシニア世代にも十分楽しめる。ダサイ部分が無く、疲れない良い施設の印象である。

ベーカリーカフェのMAISON KAYSERで、有名なクロワッサンを買い食べてみる。大したことはなかったが、いろいろな有名店が入っているので、食べ歩きも楽しみである。

とりあえず、そこそこ満足して家に帰ると、我が家のミツバチガーデンがひどいことになっている。

最近相次いで、ミツバチが逃亡して空き家が3件ある。今ごろ山に入っても、そんなに食料は無いはずである。ひょっとして近くにいた場合、蜜を取りにくるならと、蜜の残った巣箱をそのままにしていた。ところが、その巣箱に大量のハチが出入りしている。

舞い戻ったのか?と良く観察したら。西洋ミツバチの蜜盗人だった。

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日本ミツバチに比べやや大きく、体がだいだい色をしている。これが数百匹箱の中と周りに乱舞している。

困っている蜂の為に蓄えてる食料を横取りするなんて、日本蜂は日本人と一緒で、このような情けない行為は絶対やらない。海外の火事場泥棒を見ている様だ。

すぐさま網、ラケット、バーナー等反撃の道具をそろえ応戦した。

ところが思わぬところに助太刀が入った。いつも日本ミツバチをさらっていくスズメバチである。

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西洋ミツバチが巣箱に入ろうと、ホバリングしているところを面白いように捕まえさらっていく。日本ミツバチに比べ若干重いので、ヨタヨタしながら近くの木に運んで調理している。思わず拍手を送った。

それでも、多勢に無勢で、西洋ミツバチの勢力は変わらないので、結局巣箱を撤去したが、他に入居している巣箱に影響しないか心配である。

明日は日本ミツバチの門番に変わり、西洋ミツバチに応戦して懲らしめてやらねばならぬ。飼い主は恐ろしいのだ。

行かないで If You Go Away

猫の餌が残り少なくなった。猫の弥太郎はもうすぐ10歳になるので、今までのように何時もお腹ペコペコではないが、安いキャットフードに変えると途端に美味しくないふりをする。「明日買いに行くから」と嫁に話していたのを聞いたかどうか分からないが、朝から仕事モード全開でいつもの狩場で獲物を狙っている。

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そして玄関先の芝生の上には戦利品がさりげなく置いてある。2~3日前は子ネズミだった。まだ生きていたので注意をそらしさりげなく逃がしてやったのだが、もうこの子は天に召されている。

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なんらかの褒美を期待しているので、今回はシラスと野菜、エビまでミックスしたキャットフードを買ってやった。

昼ごはん食べてくつろいでいたら、嫁が「なにやら蜂の音がすごい」と言ってきた。すぐに、ミツバチの巣箱を見に行くと昼逃げの最中だった。

この箱は、2日前にハチミツを頂いたばかりだった。その際、上から蜂箱2段取ったのだが下の段に蜂の子が少しいたので、上段の1箱を頂いてそのまま巣箱に戻してやった。屋根の部分が壊れていたので、修理してから取付ようと屋根を外していたら、翌朝雨が降って、雨も進入したみたいだ。日本ミツバチは、危険が及んだり食料がなくなったりするとすぐに逃げ出す。

只、今の時期に逃げても食料となる花が少ない時期なので、いずれ消滅してしまう可能性が大きい。昔流行った歌で、スコットウォーカーの「いかないでー」が頭によぎった。ミツバチは上空で8の字飛行を繰返し、庭にある柿の木に集合した。

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これはチャンスとばかり、落ち着くのを待って捕獲した。

いつもの事で、刺されない装備はするのだが、手袋の柔らかい部分の指を刺されてしまった。毎年3~4か所は刺されるが、手の甲は3回目で、今までの経験から、痛い、かゆい、腫れるの3点セットで5日間は治らない。

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人差し指の中間あたりを刺されてしまったが、今回はハズキルーペを取り出し、刺された跡を探したのだが、どこだか判明できず、毒の吸い出し器である、ポイゾンリムーバーも不発に終わった。痛いのは、10分位だが、1時間もすれば、チンパンジーのような手になり、翌日にはしわの無い赤ちゃんの手のようになってしまう。我慢できないのが、痒さで、2日間位続く。体の防衛部隊もすぐに緊急体制を敷き、被害を手首までにとどめるよう必死で毒に立ち向かう。今回は、久光製薬の「デコデコクールS」を手の甲に張り冷やしてやったので、痒みを随分抑えられた。

なんとか新しい巣箱に誘導していたら、騒ぎを聞きつけた隣のハチ達が、わたしもわたしもとばかりに飛び出してきた。お約束通り8の字飛行を始めた。あなた達まで私を置いて「いかないでー」と叫んだが、柿の木の高いところに集合した。2段梯子でわさわさと登り、捕獲したが、群が小さいので女王バチが入っているか判らない。

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すぐに逃げ出さないように、アメを与える。砂糖とハチミツのミックスジュースだ。このまま元通りに活発に活動し、勢力が増える確率は低いと思うが、厳しい世界に旅立つよりもいいだろう。

なんとか盛り返してもらいたい。