十日以上雨が続いたと思う。このままいけば農作物に影響が及び、野菜価格の高騰や、米の減収にもつながってくるだろう。
我が家の雨だれ樋も1日の半分はこの状態だ。そろそろ蜂蜜を採取しなければならないが、ハチさんの食料状態も厳しそうだから、晴れ間が続いてから頂くことにしよう。
嫁の母が、入院している。かれこれ9か月程になり、まだまだ時間がかかりそうである。最近やっとテレビを見る気分になったとの事で、テレビの視聴をお願いしたところ、カード式ではなく、1日300円かかるという。短期入院であれば仕方が無いが、1か月で9000円もかかる計算になる。
丁度使ってない、カーナビのテレビがあるので、充電バッテリーで使えば問題ないだろうと思っていたら、持ち込み禁止と言われて、仕方なく病院のテレビをつけてもらった。
ところが、手が不自由なため、リモコン操作や、イヤホンで上手に聞くことができず、音声がうまく聞き取れない状態である。
そこで、自分には聞こえて、他の患者さんには聞こえないような枕元のスピーカーを作る事にした。
百均にピロスピーカーが売ってあったのを思い出したので、一応見に行ったが、4cm角位で、とても使えそうになかった。今回は、癒し猫「弥太郎」のお友達の「三毛モルモットのぬいぐるみ」に体を張ってもらうことにした。
材料は、シャープのテレビから取り外したSPと、古いパソコンについてた、マイク、百均で買った小物入れ。
作業は簡単である。ケースにSPを納め、マイクコードを切断し、SPの端子にハンダ付けすれば音響部分は完成する。
早速ウォークマンで、上原ひろみトリオを再生してみる。ヘッドホン出力なので、大きな音は出ないが、耳元で聞くには十分な音が出る。スピーカーは小さいけど、さすがアクオスで、再生レンジも広くいい音である。
これからが大変で、三毛モル君の外科手術が始まる。麻酔なしで背中から開き、腹回りのぜい肉を調整する。
お腹側に先ほどのスピーカーを埋め込み、背中を縫合した。ここまで三毛モル君は、何も言わずじっと耐えてくれた。すまんすまんと言いながらもピロスピーカーが完成した。
早速テレビにつないで試験してみる。ヘッドホン端子に差し込み耳元で聞いたら中々の再生音がした。手前にヘッドアンプをつなげば大きな音が出せるが、ベッドサイドではこれ位で丁度いい。病院もこれ位の持ち込みは許してくれるだろう。