熊本でも、コロナウイルス感染者がついに現れた。目に見えない得体のしれない病原菌との初めての戦いで、水際作戦も簡単に破られコロナ菌が駄々洩れ状態になっている。収まるまで、できるだけの自己防衛と、運に頼るしかない。
今週末は、地震で被災した公民館の建て替えで、新築祝いが控えている。区民はもとより、国や県、くまモン、町関係者他、沢山の人が集まる予定だ。
この状況では多分中止になるだろう。
婆さんのケガで、病院通いが多くなった。肩の骨が折れていて、つながる確率は微妙との事である。今週からリハビリが始まったので、スケジュール組んで送迎している。今まで自分で車に乗れていたのだが、乗り降りも介助が必要になり、我が家で一番座席の低い古い軽自動車を使っている。
石川啄木の作品に「たわむれに母を背負ひてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず」というのがある。おぶった母の軽さに涙して、三歩もけなかったという事だが、毎回車に乗せる時、母の重さに馬鹿力が必要になる。99歳になる体のどこに身が詰まっているのかと思ってしまう。
まあ慣れれば、要領が分かって来るとは思うが、我が家の玄関にスロープを付けてなかったので、この際玄関入り口の横に簡単なモノを作る事にした。
何やら物置になっているので、整理しエアコンの室外機も7m程パイプを延長し別の場所に移設した。
車いすの横幅が65㎝程あるので、使うときにはギリギリではあるが、幅75㎝のスロープにした。
スロープの部材は、丈夫で安価な足場材の4mを使うので、道糸を張り、それに沿った作りとする。
スロープの角度が、12.4度と、ちょっと急ではあるが、板材の長さが4mしかないので、その角度で途中2か所の受けを作る。
板の厚みが4cm程あるので、歩くとき床がへこむことは無い。
一応雨に濡れてもいいように、ウッドデッキ塗料で塗装する。しかし表面がややツルツルしているので、雨の時転んだら本末転倒となるので、すべり止に人口芝マットを敷いた。
なんとか滑り対策もできたので、手すりを付けることにした。
なかなか長い手すりが無かったので、布団干し用の少し大きいステンレス物干しざおを買ってきて、艶消しの塗装をした。
ほぼ完成したので、ネコの弥太郎に完成検査をお願いする。最近虫歯が痛く不機嫌ではあるが、一応合格を頂いた。
人工芝生の緑が鮮やかすぎるので、グレーのスプレーで塗ってみた。それでもまだ明るいので、渇いたころもう一度塗ってみる事にする。
実際、婆さんに使ってもらったら、一人で登る事ができた。降りるときは未だ介助がいる様だが、これで階段の登り降りが楽になった。弥太郎もお腹を出して昼寝ができる。